2013年09月28日

MOMOステーキ

お気に入りの食堂 「음식이야기」(ウムシギヤギ)の向かい側に、少し前にステーキ・ハンバーグの店ができた。その名も 「MOMOステーキ」。釜山を中心にフランチャイズ展開しているようで、釜山だけですでに10カ所近く店舗があるそうだ。釜山以外では、利川(イチョン)や安陽(アニャン)、全州(チョンジュ)などにも。

店の前に写真つきのメニューの看板が出してあるので入りやすい。基本メニューはステーキ定食(小・7,000w、大・8,000w)とハンバーグ定食(7,000w)。それぞれに、チーズフォンデュやベーコン、ジャガイモバター焼きなどをプラスしたステーキトッピング定食、ハンバーグトッピング定食(10,000w)、またカレーにハンバーグをトッピングしたカレーハンバーグステーキ(8,000w)もある。

店は、オープン当初からかなり客が入って人気の様子だった。「MOMOステーキ」 の何軒か隣にできた 「Mr. Sushi」 もそうだが、すでに本・支店やフランチャイズ店が何カ所かあり、いずれも評判がよいため、新店舗がオープンすると同時に客がたくさん入るのかもしれない。

さて、南川にできた 「MOMOステーキ」 は、間口は狭いが奥行きが広いタイプ。「Mr. Sushi」 と同じ並びにあるので、作りは似ている。かわいらしい小物が飾られていて、いかにも若い女性が好きそうな雰囲気だ。

店にはけっこう客が入っていて従業員はとても忙しそう。私たちが席に座ってもなかなか対応してくれなかった。まだオープン間もないため、バイト生らしきホールの若い女性たちもあまり慣れていない様子だ。慣れていない上に忙しいので余裕がないのだろう。

夫は 「ハンバーグ定食」(小・150g・7,000w)を、私は欲張って 「ステーキトッピング定食」(10,000w)を注文した。この調子だと料理が出てくるまでに相当時間がかかりそうだと思ったが、思ったよりは早く出てきた。ステーキントッピング定食(▼)。鉄板で出てくる。

ご飯は日本風の陶磁器のお茶碗に入っている。量は少ないが、お代わり可能。ご飯の右隣の一見お茶が入っているように見える湯呑み(鉄板の向こう側)の中身は、実はお味噌汁。具は入ってないが、カニ(?)のダシがよく聞いていておいしい。

そういえばお箸も、銀色の平たくて重みがある韓国のお箸ではなく、軽い木製の日本風のお箸が使われていた。


鉄板の上には、一口大にカットしたステーキと(半時計回りに)ベーコン、ジャガイモバター焼き(サワーソース添え)、ブロッコリー・エリンギ、キャベツ千切り、蒸し(?)ニンニク(粉チーズ添え)、チーズフォンデュ。中央の赤いのは福神漬。

ステーキはもう少し大きめにカットしてある方が食べ応えがあると思うが、味はおいしい。上にのっているのはニンニク。


ステーキはソース2種・塩を好みでつけていただく。


ジャガイモバター焼きも、添えられているサワーソースとの相性がよく美味。蒸しニンニク(右上の銀色の器)もホクホクと、まるで栗かジャガイモのような食感でおいしいのだが、やけにたくさん入っている。10片以上は入っていて、いくら韓国といえども、1人分にしては多い気がした。

そこで、この大量のニンニクはチーズフォンデュ用なのかと思い、とろりしたチーズをたっぷりまとわせていただいてみた。ニンニクをチーズフォンデュで食べたのは初めてだったが、それなりにおいしい。しかし、不思議な組み合わせだな・・・と思いつつ。

帰宅後、この店に関する韓国人のブログ記事(複数)を見てみたところ、いずれも料理の写真の中にニンニクは見当たらなかった。そして、それらのブログ記事を書いた人は皆、ステーキやハンバーグをチーズフォンデュソースにつけて食べていた。

あのチーズはステーキやハンバーグにつけるためのものだったのか。ではあの大量のニンニクは、最近追加された付け合わせの1つということか?

さて、夫のハンバーグ定食(▼)。同じく鉄板で、付け合わせは千切りキャベツ、ブロッコリー、エリンギ、福神漬。ご飯とお味噌汁も同じ。


ふっくらジューシーに仕上がっていておいしい。ソースも美味。上にのっているのはニンニク。


ステーキもニンニクもおいしいのだが、値段のわりには全体のボリュームが少なくて寂しい感じがした。食べきれないほどたくさんのおかずが並ぶ韓国料理に慣れてしまったせいでそう感じるのかもしれないが、ちょっと割高感がある。

韓国人にとってはなおさら、値段の割に量が少ないと感じるのではないかと思うが、店の人気ぶりを見るとそうでもないようだ。韓国では家庭でハンバーグを作って食べることは少ないと聞くので、家庭ではあまり食べない料理を食べられるというところも人気の秘訣なのかもしれない。


MOMOステーキ 広安南川店
釜山市水営区南川洞路108番ギル17(南川洞7-3)
(051) 625-5633
営業時間:11:30~15:30、16:30~22:00(L.O.21:00)
http://www.momozzangsteak.co.kr/
  

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2013年03月25日

2分の1ひつまぶし

先日、お仕事で釜山に赴任されたばかりのご夫妻と、夫と私の4人で昼食をご一緒することになった。よく晴れた週末に家の最寄り駅で待ち合わせ。魚が食べたいというリクエストだったので、ひつまぶし専門店 「고옥」(コオッ=古屋)の焼きサバ定食はどうかと店に向かった。

早速注文しようとしたが、あいにく焼き魚は夜しか出していないとのことで、ならばと、ひつまぶしをいただくことにした。店のオープン当初、「ひつまぶし」 のメニューとしては23,000wのもの1種類しかなかったが、いつの間にか 「ひつまぶし25,000w」・「1/2ひつまぶし14,000w」・「あなごひつまぶし15,000w」 の3種類に増えていた。

確か昨年は稚魚が極端に少なく日本でもウナギの値段が高騰したと聞いた。ひつまぶしもウナギが主役なので、やはりウナギの値段に直接的に影響を受けるだろう。値上げもやむを得まい。

ひつまぶし25,000wといえば、日本人にとっては日本で食べるのと同じくらいの感覚だ。しかし、なにぶん韓国ではまだ 「ひつまぶし」 という料理そのものにあまりなじみがないため、初めて食べる韓国人にとってはいきなり25,000wというのは少々敷居が高いだろう。

そのため、ご飯の量は同じでウナギの量だけ半分にした 「1/2ひつまぶし」 や、ウナギよりは安価なアナゴを使った 「あなごひつまぶし」 などをメニューに加え、手軽にひつまぶしを味わえるように工夫したようだ。

1/2ひつまぶし(▼)。うなぎの量は確かに半分くらいだが、少なすぎて寂しいというほどでもない。充分楽しめる。茶碗蒸し、漬物類、お茶漬け用のダシ、トッピング用の海苔・ネギ・エゴマの葉(シソの代わり)、そしてやはり欠かせないキムチがセットになっている。


ひつまぶしを初めて食べる人にも分かりやすいよう、「まずおひつの中のご飯をだいたい4等分に分けます。1杯目はお茶碗によそってそのまま食べ、2杯目はネギやわさびなどの薬味を混ぜて食べ、3杯目はおだしをかけて食べ、4杯目はその3つの食べ方の中で自分が一番おいしいと感じた食べ方で食べてください」 というイラスト入りの説明(韓国語)が各テーブルに用意されている。


変わらぬおいしさで大満足。1つの料理でいろいろな味わいが楽しめるのも嬉しい。

久しぶりに来たが、店内はかなり賑わっていた。ご主人の崔(チェ)さんも厨房の中でとても忙しそうにしていた。オープンから1年余り、釜山で初めてのひつまぶし専門店としていまや堂々の風格が感じられた。


古屋(고옥=コオク)
釜山市水営区南川洞12-8番地
(051)622-1638
営業時間:11:30~22:00(15~17時を除く・L.O.21:00)
定休日:月曜日
  

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2012年07月14日

くまのハンバーグ

先日、夫の元同僚の方にお誘いいただいて、一緒に西面(ソミョン)で昼食をいただいた。向かったのは日本式ハンバーグの店 「くまのハンバーグ」。2年前に初めて入って以来だ。



前回来たときは週末だったからか、テレビで紹介されて間もなかったからか、14時頃と昼食には遅い時間帯でも満席だった。この日は平日だったせいか、店内には私たちのみ。私たちが食べ終えて店を出るまで、他に客は誰も来なかった。ひとごとながら、大丈夫かなと少々心配になる。



入口脇のクマは健在。ドリンク片手にくつろぎポーズ。



メニューは以前より少なくなっていた。「くまのオリジナルハンバーグ」(12,000w)、「辛いハンバーグ」(10,000w)、「チーズハンバーグ」(11,000w)の3種類のみ。夫は 「チーズハンバーグ」、私は 「くまのオリジナルハンバーグ」 を注文。まずはキャベツの千切りに柚子ドレッシングを添えたプチサラダが登場(▼)。



こちらが 「チーズハンバーグ」(▼)。見た目はグラタンのよう。



中には小さめのハンバーグが3つとパスタが入っていて、チーズもたっぷりなのでかなりおなかにずっしり来るのだそう。



「くまのオリジナルハンバーグ」(▼)。目玉焼きとポテトサラダ、インゲンが添えられ、キノコ入りの特製ソースがたっぷりと。



ハンバーグの中にはチーズが(▼)。



どのハンバーグにも、ご飯とワタリガニのダシがおいしいお味噌汁、ピクルス、キムチがついてくる。



おいしいことはおいしいが、会社員が日々の昼食として食べるにはちょっと高すぎるのだろう。一般的な韓国料理なら2食分の値段だ。ついにこの日は私たちが出る時まで、誰も客は来なかった。週末に挽回か??

くまのハンバーグ(쿠마노함바그)
釜山市釜山鎮区釜田洞168-150
(051) 817-8717
営業時間:12時~22時(L.O.21:30)
  

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2012年02月16日

美味!! 焼きサバ定食

釜山で唯一の 「ひつまぶし」 専門店 「고옥(コオッ=古屋)」。名古屋で4~5年料理の勉強をされたご主人と奥さまが経営する店だ。日本滞在中、ご主人が一番好きだった日本料理が 「ひつまぶし」 だったそうで、その味を実に見事にここ釜山でも再現されている。とてもおいしい本格的ひつまぶしだ。

メニューはひつまぶし(23,000w)の他にも、활우럭매운탕(活クロソイを使った辛いスープ料理=8,000ウォン)や고옥계란말이(古屋特製の玉子焼き=5,000ウォン)、そして夜には刺身などお酒のおつまみ系の一品料理も並ぶが、あくまでも店のメイン料理はひつまぶしだ。

先日、店の前を通ったら、店頭に 「고등어구이정식(焼きサバ定食)」(6,000w)というランチの看板が出ているのを見かけた。他にも 「古屋日本カレー」(6,000w)など、ランチメニューもいろいろと新しく作っているようだ(日曜日はランチメニューなし)。

よく晴れた土曜日、焼きサバ定食をお目当てに夫と店に行った。店はあいかわらず盛況。おいしさが口コミで広がっているのだろう。どこに座ろうかと店内を見渡すと、何とそこに日本人の友人ご家族が。ひつまぶしを食べに来られたのだそう。奇遇だ。隣のテーブルに座り、あれこれおしゃべり。

注文は、相変わらず笑顔がとてもチャーミングな奥さまが聞いてくれる。こちらが焼きサバ定食(▼)。メインの焼きサバの他に、ご飯・お味噌汁・野菜サラダ・茶碗蒸し・ほうれん草のおひたし・キムチがつく。ほうれん草のおひたしはまさに日本の味。とてもおいしい。野菜サラダのドレッシングもいいお味だ。



焼きサバはちょうどいい塩梅で、身はふっくら。いい焼き加減で非常においしい。焼きサバに添えられている浅漬けも、ほのかに昆布の香りが口の中に広がり、あとを引くおいしさだ。



この日は他にも焼きサバ定食を食べている人もいたが、見たところ多くの客がひつまぶしを注文しているようだった。名古屋発祥の 「ひつまぶし」 は、今では名古屋以外の地域でも広く知られている。しかし韓国、特に釜山ではまだあまり馴染みのない料理だ。しかも23,000wという決して安くはない値段にも関わらず、ひつまぶしを注文する韓国人が多いのは、ひとえにこの店のひつまぶしの味が韓国人の口にも合うということだろう。

一般的な韓国の大衆料理に比べると高いと感じるが、料理のおいしさからすると妥当な値段だと感じる。「1日に少なくとも1組は日本のお客さんもいらっしゃるんです」 と奥さん。釜山に住む日本人にも、その噂がジワジワと広がっているようだ。「料理がおいしいからですよ」 と言う私に 「ありがとうございます。頑張らないと」 と笑顔。

先日は、釜山日報の別紙 「Week & Joy」 の紙面でも大きく取り上げられた。これからもますます人気の店になることだろう。

古屋(고옥=コオク)
釜山市水営区南川洞12-8番地
(051)622-1638
営業時間:11:30~22:00
定休日なし
  

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2012年01月16日

本格ひつまぶし店登場

釜山に本格的な 「ひつまぶし」 の店がオープンした。名古屋名物の 「ひつまぶし」 の店はソウルにはあるそうだが、釜山では初めてだ。店の名前は 「古屋(고옥=コオク)」。「古びた家」 という意味の韓国語でもあり、「名古屋」 から漢字2文字をとったネーミングでもある。

場所は南川洞(ナムチョンドン)のKBSホール前の大通りを渡ったところ。「古屋」 と染め抜かれたのれんがかかり、渋い和風のイメージの店構えだ。



入り口横には、明治時代に名古屋で誕生したというひつまぶしの由来や、食べ方などを紹介した案内文が掲示されてある。



店を経営するのは韓国人のご夫妻。ご主人の최(崔=チェ)さんは日本料理を学ぶため、当時知人がいた名古屋へ渡り、調理専門学校で4~5年日本料理を学んだそう。日本語の勉強とアルバイトをしながらの毎日だ。その後、大阪の製菓専門学校で1年間、製菓についても勉強されたそうだ。

名古屋で生活していた頃、崔さんが一番好きだった日本の料理は 「ひつまぶし」。韓国でもウナギは好まれ、白焼きや蒲焼、ヤンニョム(タレ)焼きなどさまざまな方法で食べられるが、「ひつまぶし」 という食べ方はない。自分が一番好きな日本料理、しかも刺身や寿司のようにすでに釜山でもよく知られている料理ではない 「ひつまぶし」 を、釜山の人々にも紹介したいという思いから店を開くことにしたそうだ。

メインの料理は 「ひつまぶし」(23,000ウォン)。メニューには민물장어비빕밥(ウナギのピビムパッ)と書かれているが、「ひつまぶし」 をハングル表記した 「히츠마부시」 という名前も併記されている。ほかに、활우럭매운탕(活クロソイを使った辛いスープ料理=8,000ウォン)や고옥계란말이(古屋特製の玉子焼き=5,000ウォン)、そして夜には刺身などお酒のおつまみ系の一品料理も並ぶが、あくまでも店のメイン料理はひつまぶしだ。

店内は椅子席とオンドル席があり、どちらからもガラス越しにちょっとした中庭を眺められる。琴の音などの静かな音楽が流れ、とても落ち着いた雰囲気だ。





崔さんの奥さまは主に注文を受けたり料理を運んだりしている。笑顔がとてもチャーミングな方だ。奥さまも同じく日本で料理を学んだ経験があり、専門はイタリア料理だそう。崔さんも奥さまも日本語を流暢に話される。

まず、おいしいドレッシングが添えられた野菜サラダ。



そして 「サービスです」 とウナギの肝の甘辛煮が出てきた。香ばしくふっくら仕上がった肝に甘辛いタレがからまり、まさに日本人好みの味だ。



続いてメインのひつまぶしが1人分ずつセットになってお盆で運ばれてくる。奥さまが 「食べ方はご存知ですか」 と。ほとんどの韓国人にとってひつまぶしを食べるのは初めてだろう。食べ方の説明は座席からよく見えるところにも表示してあるが、初めての人には丁寧に説明されるようだ。



案内には、「まずおひつの中のご飯をだいたい4等分に分けます。1杯目はお茶碗によそってそのまま食べ、2杯目はネギやわさびなどの薬味を混ぜて食べ、3杯目はおだしをかけて食べ、4杯目はその3つの食べ方の中で自分が一番おいしいと感じた食べ方で食べてください」 と説明されている。初めての人にもよく分かる。

お盆には、おひつの他に茶碗蒸し・味噌汁・漬物・薬味、そしてキムチがセットになっている。キムチを除けば、日本で出てくるひつまぶしと見た目も同じだ。期待を込めておひつのふたを開ける。



おいしそうな匂いが立ち上る。早速、説明どおり適量をお茶碗によそっていただく。香ばしく実においしいうなぎだ。日本で食べるひつまぶしと全く変わらない。炭火焼き独特の香ばしさとふっくらした身が絶妙の味をかもし出す。



続けて薬味を混ぜて(▼)。



おだしをかけて(▼)、と3つの食べ方を楽しむ。それぞれのおいしさがあり、1つの料理でもいろいろな味わいを楽しめるところがひつまぶしの魅力だろう。



茶碗蒸しには柚子の皮が添えられておりいい香りだ。お味噌汁もおいしい。



見た目から想像する以上にけっこうボリュームがある。韓国のウナギ料理とはまた違った味わいですねと店主の崔さんに尋ねてみると、「いろいろ研究しましたから」 と。店では国産の養殖ウナギを使っているそうだ。食後には柚子茶かコーヒーのデザート。

23,000ウォンを日本円に換算すると、ちょうど日本で食べる一般的なひつまぶしの値段くらいだが、韓国では決して安くはない。釜山の一般的な大衆食堂のメニューと比べると数倍の価格だ。しかし料理の味、店の雰囲気、店員の対応など全てを総合すると納得の値段だと思う。崔さんのひつまぶしに対する情熱が感じられ、食べた後の満足感も高い。

日本のひつまぶしの味を釜山にいながらにして楽しめるのは、特に釜山で暮らす日本人にとってはありがたい。しかし、韓国人にとって 「ひつまぶし」 はまだなじみの薄い料理のはず。しかもなかなかのお値段。にもかからわず、店には韓国人の客がけっこう入っている。崔さんのひつまぶしが釜山の人々の口にも合い、口コミで評判が広がっているということだろう。

「韓国と日本では飲食文化に違いがありますね。例えば日本ではたとえ小さな食堂でも、先代や先々代から受け継いだ伝統の味を守るという、料理人の心意気や、味に対するこだわりが感じられます。韓国にはそういう考え方はあまりない」。日本滞在中に感じたことをそう話す崔さん。彼は、釜山で日本のひつまぶしの味を再現しただけでなく、そういう心意気やこだわりまでも体現しているかのようだ。

Sさん、ご馳走さまでした!

古屋(고옥=コオク)
釜山市水営区南川洞12-8番地
(051)622-1638
営業時間:11:30~22:00
定休日なし
  

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2011年11月06日

サワラ塩焼き vs. ヤンニョム焼き 2

つづき

塩焼きもヤンニョム焼きも、大ぶりの肉厚のサワラだ。塩焼きはちょうどいい塩梅で、皮はパリッと香ばしく、身はふっくらとジューシー。醤油を少しつけていただく。淡白なサワラの味を堪能できる。





ヤンニョム焼きは、醤油ベースのものを注文したつもりがうまく伝わっていなかったようで、出てきたのはコチュジャンベースのものだった。真っ赤などろりとしたヤンニョムをたっぷりまとったサワラは、見た目もボリューム満点だ。



真っ赤なヤンニョムは見るからに辛そうだが、実はそれほど辛くはない。口に入れた瞬間はむしろ甘味が広がり、次第に後を追って若干の辛さが感じられる。サワラ自体が淡白なので、ガツンと存在感のある味付けはよく合う。



同じ食材でも、調理法一つでこんなにも違った味わいに仕上がるのかと感嘆する。サワラの味そのものを楽しみたければ塩焼きが、韓国的な味わいを求めるならヤンニョム焼きがおすすめだ。注文時に 「サワラは冷凍ですが構いませんか」 と店員さんが言っていたが、冷凍ものだとは思えぬほどのふっくらしたおいしい身だった。

ご飯とお味噌汁・おかず(▼)。





食後のデザートとして、梨とコーヒーが出てきた。コーヒーは、例の紙コップの甘い甘いミルクコーヒーの味だが、カップで、しかもソーサー付きで出してもらうとちょっとおいしそうに見える。



サワラそのものがボリュームたっぷりで、さらにいろいろなおかずもついてくるのでかなり満腹になった。今度こそ是非、醤油ヤンニョム焼きを食べてみたい。

おいしくいただい満足したのだが、あまりにも忙しいため店員さんがバタバタしており、配膳・下膳などもやや機械的な印象を受けたのが残念だった。

일신초밥(イルシン(日新)チョバプ)
釜山市東莱区明倫洞502-13番地
(051) 553-0303、555-5756
営業時間:12~22時(年中無休)
  

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2011年11月05日

東莱の日式専門店 1

동래(東莱=トンネ)にある日本式料理専門店でおいしいサワラ料理をいただけると、先日ある記事(釜山日報別紙 「Week & Joy」)で紹介されていた。実においしそうな写真にひかれ、夫と行ってみた。店の名前は「일신초밥(イルシン(日新)チョパプ)」。東莱メガマートの裏手にある。客席が2~4階まである大きな店だ。



日本式料理専門店というだけあって、寿司や刺身、天ぷらなどのメニューが並ぶ。コース料理も予算に応じて数種類あり、各種宴会や家族の集まりにも利用する人が多いようだ。この日も個室では団体客でうまっており、時折歌声や拍手などが聞こえてきていた。

店内には五月人形や松の木など、日本的な飾りもところどころに配されている。店の中央には日本の寿司屋のようなカウンターがあり、板前さんたちがてきぱきと立ち働いていた。





記事によるとこの店の焼きサワラには3種類あるとのこと。塩焼き、醤油ヤンニョム(タレ)焼き、コチュジャンヤンニョム焼きだ(塩焼きは10,000w、他の2種類は12,000w)。私たちは、塩焼きと醤油ベースのヤンニョム焼きを1つずつ注文してみた。

メインのサワラが出てくる前に、さまざまな前菜が出てくる。野菜サラダ、えのきだけの和え物、チヂミ、ホタテの天ぷら、刺身盛り合わせなど、想像以上の品数だ。

手前の小皿2つは、刺身や焼き魚をつけて食べるためのもの。右側の赤いタレが초장(チョジャン)。コチュジャンと酢を混ぜたものだ。左側の小皿は醤油用(▼)。



チヂミは青唐辛子のスライスが混ぜ込んであり、けっこうピリ辛(▼)。



手前の皿は、カレイだろうか硬めの身の魚をコチュジャンで和えてある(▼)。奥はホタテの天ぷら。おいしい。



中央の刺身の他に、イカとホヤの刺身も(▼)。手前の小皿左に入っている塩入りごま油に刺身をつけ、小皿右の海苔で包んでいただくのが韓国スタイルだ。



生の白菜とニンニクの茎(▼)。刺身類を包んで食べてもよし、味噌をつけて食べてもよし。



これらを食べ終わるころにタイミングよく、調理したてのサワラとご飯・お味噌汁、小皿のおかずが運ばれてくる。

つづく  

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2011年07月07日

カマメの天丼

釜山で暮らし始めてしばらく、その店の名前は 「カモメ」 だと思っていた。友人に本当の名前を教えてもらうまで。正しくは 「カモメ」 ではなく 「カマメ(가마메)」。

「가마메(カマメ)」 の 「가마(カマ)」 は、「釜山」 の 「釜」 を表す韓国語 「가마솥(カマソッ)」 からとった 「カマ」 で、 「메(メ)」 は、「釜山」 の 「山」 を表す昔の韓国語 「뫼(メ)」 からとった 「メ」 。2つ合わせて 「가마메(カマメ)」。つまり、「カマメ」 とは昔の言葉で表した 「釜山」 ということになる。

さて 「カマメ」 はうどんや丼ものなど、日本食を食べられる食堂。正確には日本食ではなく、日本風の食事、だろうか。日本のものとは多少違う点もあるが、味付けは優しい日本の味だ。こちらは 「새우덮밥(エビ天丼)」(7,000w)。



日本で天丼といえば、カラッと揚がった天ぷらがご飯の上にのっているが、この店の天丼は 「天ぷらの卵とじ丼」 だ。天ぷらのはエビ2尾、海苔、春菊。卵とじのダシの味や、お吸い物の味は実に日本的。ほっとする味だ。



가마메(カマメ)
釜山市水営区南川洞5-4
(051) 625-5303
  

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2010年10月28日

腹が減っては花火は見れぬ

今年で第6回目となる広安里の花火大会。正式名称は、「釜山世界花火祭り」 というらしい。2008年2月に夫と釜山で暮らし始めて以来、私がこの花火大会を見るのは今年で3回目だ。

例年の花火大会は2日間だが、今年は10月21日に韓流コンサート、22日が外国チームの花火、23日が韓国の花火、と大会期間は今までより1日長い3日間だった。今年から3年間を 「韓国訪問の年」 と定め、より多くの観光客を誘致するためにいろいろ工夫しているのだ。

さて、外国チームの花火が上がる22日、花火を見る前にまずは腹ごしらえということで、近所の中華料理店 「三川閣」 へ向かったのだが、18:30以降は予約客のみとのことで入店できず(まだ18:30少し前だったのだが)。その数軒隣の日本食食堂 「가마메(カマメ)」 へと向かった。

店内は、同じように花火を見る前に腹ごしらえしようという人たちで、ほぼ満席だ。夫は닭고기 덮밥(親子丼)、私は카레 덮밥(カレーライス)を注文。いずれも6,000w。

運ばれてきたカレーライス(▼)はえらく量が少ないように見えたが、食べてみるととても少ないというほどではなかった。しかし、もう少しボリュームがあった方が嬉しい。なかなかスパイシーなカレーだ。キムチとたくあん、すまし汁がついてくる。日本食食堂ではあるが、カレーライスにもキムチが出てくるのは韓国らしい。



夫の親子丼(▼)。見た目どおりの優しい味だ。同じく、キムチ・たくあん・すまし汁がついてくる。また、日本ではお箸で食べることが一般的な親子丼だが、ご飯ものはスプーンで食べる習慣の韓国人に合わせて、スプーンとお箸の両方が出てくる。



どちらもおいしいのだが、ボリューム的にもう少し多いともっと嬉しい。さて、腹ごしらえもできたので、花火を見るべくいざビーチへ。

가마메 南川店
釜山市水営区南川2洞5-4番地
(051) 625-5303


つづく  

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2010年07月16日

そそり立つエビ

梅雨らしい雨が夜半から降り続いていた先日、友人と昼食を食べに新世界センタムシティー店にある 「kitchen 三谷屋」 へ。平日のお昼にもかかわらず、やはりこの日も満席。待合席で少し待つ。

席が空くのを待っている間から、すでに心はあの ”天丼” へ・・・。
そう。前回食べてそのおいしさに感激した、エビの天ぷらがそそり立っている、あの天丼(11,000w)。^^



天ぷらは、エビ2匹・ナス・かぼちゃ・さつまいも・しし唐。お味噌汁と、たくあん、切り干し大根の漬物、そして日本料理とは言えどもなくてはならないキムチがついてくる。ご飯は普通スプーンで食べる習慣の韓国人のために、お箸とスプーンがついている。



この日も、天ぷらはサクッと軽くいい具合に揚がっており申し分なし。エビもぷりっぷりで美味。ただこの日は、つゆの量がバランス的に少なかったのが残念だった。そして、これは以前からだがご飯の量が、天ぷらの量に比べて少ない。もう少し多ければ言うことなしだ。

友人は、サケ丼(11,000w)。生サーモンがご飯の上にのっかったシンプルな丼。ワサビ醤油をかけていただく。



あれこれおしゃべりしながらおいしくいただいた。ご馳走さまでした。

kitchen 三谷屋
釜山市海雲台区佑2洞1495 新世界百貨店センタムシティ店9階
(051) 745-1955
  

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2010年07月08日

チキンソテー・ガーリックトマトソース

先日、昨年春に大学街にオープンしたレストラン 「アルプス」。日本人シェフ・木村誠さんと、韓国人の奥さま・정정운さんがご夫婦で経営されるこのレストランに、先日久しぶりに夫と昼食を食べに向かった。

近くにある大学はすでに夏休みに入っているが、それでも大学生らしき学生たちが数組入って店内は賑わっている。韓国では男女の大学生グループがいると、必ずと言っていいほど女子学生たちの方が元気がよく見える。

話す声も大きいし、態度も男子学生たちより堂々としており存在感たっぷりだ。この日店にいた大学生グループもそうで、やけに賑やかに女の子の声ばかりが聞こえていると思って振り向いてみると、女子学生2人に男子学生3人のグループだった。男子学生、ガンバレ!! ^^

さて、日本人客も多いこともあり、この店のメニューは日本語版と韓国語版がある。私たちが日本語版メニューを見ていると、奥さまのジョンウンさんが 「今日は韓国語の方で見て下さいね」 と。まだ韓国語版にしかのっていない新メニューがあるのだそうだ。

シェフの木村さんは、メニューも日々いろいろ研究されているようで、時々変わる。手作りの味を大切にしつつ、韓国人の口にも日本人の口にも合うようなメニュー作りを工夫されているようだ。

店の主力メニューは、キーマカレー・メンチカツ・コロッケなどだが、新しくメニューに加わっていたのは 「チキンソテー(8,000w)」。鶏の胸肉のソテーに、ガーリックトマトソースが添えられているのだそうだ。これはおいしそう!! ^^ 私はこれに決まり。



あっさりした鶏の胸肉に、濃厚なガーリックトマトソースがよくマッチしていて、とてもおいしい。日本人の口にも韓国人の口にも合う味だろう。

夫はキーマカレー(5,000w)。なかなかパンチのきいた辛さのため、メニューの日本語版には 「爆弾カレー」 という表示も。辛さの中にもスパイスの風味が香り高く、食欲をそそる味だ。



どちらのメニューにも、お味噌汁とキムチ・ピクルスがついてくる。



おいしくいただいて満足したのだが、この店はデザートも手作りで魅力的。プリン(2,000w)と、パイナップルシャーベット(2,000w)も注文。





プリンもいろいろ作り方を工夫されているようで、以前はトロトロに柔らかい舌触りだったのが、この日のプリンはわりとしっかりとした弾力。どちらもおいしい。パイナップルシャーベットも余分な甘さがなく、パイナップル本来の味がよく引き立っていて美味。

店内の大学生たちが食べ終えて店を出て行った後、奥さまのジョンウンさんと少しおしゃべり。昨年4月の開店から1年3ヶ月が過ぎ、少しずつ店内の模様も変えていこうと思ってと、店の大きなガラス壁にご自身で絵を描かれたのだそうだ。

料理に夢中になっていたが、言われてみると、大きなガラス壁に木や小鳥などの絵が素敵に描かれている。



下書きはできないので、フリーハンドで直接描かれたとのこと。もともと韓紙工芸がご趣味の一つで、この店でも韓紙工芸体験教室を開いたりされているジョンウンさん。芸術的センスがおありなのだろう。



この日もおいしくいただきました。ご馳走さまでした。

알프스(アルプス)
釜山市南区大淵3洞512-7 1F
(051) 623-2959
  

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2010年07月07日

”かもめ食堂” ならぬ ”カマメ食堂”

先日、夫と久しぶりに近所の日本食レストラン 「가마메(カメ)」 へ。最初は 「カメ」 だと見間違えていた店名が、実は 「カメ」 であることやその由来を教えてくれたのは、現在は大田に住まわれている夫の元同僚の方だった。

「가마메(カマメ)」 の 「가마(カマ)」 は、「釜山」 の 「釜」 を表す韓国語 「가마솥(カマソッ)」 からとった 「カマ」 で、

「가마메(カマメ)」 の 「메(メ)」 は、「釜山」 の 「山」 を表す昔の韓国語 「뫼()」 からとった 「メ」 で、

2つ合わせて 「가마메(カマメ)」 なのだそうだ。

この店には今までに何度か入ったことがあるが、どの料理も日本風の優しい味付けでほっとする。また店員のおばさんたちも、いつも柔らかい物腰で笑顔で丁寧に対応して下さる。

この日私は 「세우덮밥(エビ天丼)」 (6,500w)を、軽く済ませたいという夫は 「가마메우동(カマメうどん)」 (3,500w)を注文。

こちらはエビ天丼。



サクサクの天ぷらではなく、天ぷら全体を溶き卵とダシでとじたしっとりタイプの天丼だ。エビ2尾の他に、香りのよい海苔、春菊の天ぷらも。優しい日本の味だ。他に、お吸い物とたくあん・キムチがついてくる。ご飯はスプーンで食べるのが習慣の韓国人のために、お箸と一緒にスプーンも出てくる。



こちら(▼)は、夫のカマメうどん。スープが大変おいしいと。



ちょっと胃が疲れているなと思うときなど、優しい味で迎えてくれる ”癒し系” の食堂だ。ご馳走さまでした。



가마메 南川店
(051) 625-5303
  

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2010年04月21日

'10.4.21(水)感激のおいしさ!豪華!三谷屋弁当

曇り空ではあったが、風もなく穏やかな天気だった先週の日曜日。
以前、天丼を食べてそのおいしさに感激した、「kitchen 三谷屋」。他のメニューも食べてみようと、「kitchen 三谷屋」 が入っている新世界百貨店センタムシティー店へと、夫と向かった。

散歩がてら家から百貨店まで、海辺・川辺経由で歩いて行く。のんびり歩いて1時間強。いい運動にもなる。

「kichen 三谷屋」 に到着したのは13時ごろだったが、店内はほぼ満席状態。運よく2人席が一つ空いていたのですぐ案内してもらえたが、先に来ていた家族連れは席が空くの待っていた。

前回食べた天丼のおいしさからすると、他のメニューも相当期待できそうだ。
天ぷら・トンカツ・刺身・うどん・そば・丼もの・・・と、完全に日本食レストラン。味も日本の味そのもので、キムチが小鉢でついていなければ、ここが韓国だということを忘れてしまいそうになるほどだ。

百貨店の高級レストラン街にあるだけあって、お値段もなかなかのもの。よくある庶民的な韓国料理の食堂のメニューに比べると、3~4倍ほどの値段の品が並んでいる。

にもかかわらず!
”韓国の味ではなく完全に日本の味” であり、かつ ”値段が高い” にもかかわらず、店内は満員。ここに食べに来るのはこの日が2度目だったが、前回もほぼ満席状態だった。

20年ほど前の韓国を知っている夫に尋ねると、やはり人々の生活が豊かになったと実感するという。当時は今のように、日本食やイタリア料理などのレストランもなかったし、そもそも外食する機会自体も今ほどなかったように記憶していると。

高いお金を出してでも、しかもそれが韓国の味ではなくても、おいしいと感じるものを楽しんで食べたいと思い、またそれを実現させ得るだけの経済的な余裕も出てきた(もちろん一部の人だろうが)ということだろうか。20代半ばぐらいと見受ける、比較的若い世代も大勢入っているのにも驚く。若い人ほど味覚も多様化してきているのだろう。

さて、さて。

メニューを一通り見る。私は前回来たときから気になっていた 「三谷屋弁当(20,000ウォン)」、夫は 「ローストンカツ定食(9,000ウォン)」 を注文。「三谷屋弁当」 は、私たちの普段の外食予算に比べてかなりお高いが、食べたいと思うものを食べたらいいという夫の言葉に甘えて・・・。

店内満席のわりに、注文の品はわりとすぐ運ばれてきた。
私の 「三谷屋弁当」。
豪華、豪華!! 大きなエビフライにトンカツ数切れ、天ぷらに刺身にサラダ・・・と、実に充実した内容だ。



この他に、お味噌汁・キムチ、トンカツの横には千切りキャベツ・ポテトサラダ、漬け物・しし唐の素揚げも。



どれからいただこうかと、思わず目移りしてしまいそうになるほどの豪華さだ。

中でも私の目を引いたのは、お刺身。釜山は海に面した街なので、お刺身を食べさせる店は多いのだが、お刺身の食べ方・味の好みなどが日本のそれとは微妙に異なるため、韓国のお刺身は私の口にはどうもいまひとつしっくりこない。

しかし、今目の前にあるこのお刺身は、日本のお刺身そのものに見えるではないか。
早速お刺身から箸をつける。

おいしい!!

小骨が残っている(その食感がおいしさの一部でもあるそうだ)韓国式のお刺身ではなく、食べ慣れた日本のお刺身の味。サーモンとマグロと白身の3種。実においしい。韓国で食べたお刺身の中で、「1位タイ」 ぐらいにおいしいと感じた。もう一つの1位は、昨年あるシーフードビュッフェレストランで食べた、大トロ。

天ぷらもサクッと軽く揚がっていて、特にエビ天は絶品。揚げ方がとても上手だし、使っている油も上質のものなのだろう。食べ応えのあるプリプリのエビがたまらなくおいしい。ほかにカボチャ・ナス・しし唐もサクッと。しかも、天つゆがまた実においしい。日本人が作ってるのかと思うほど、日本の味だ。

トンカツもエビフライも、衣サクサク、中ジューシー。エビフライは身の横に、頭部を素揚げしたものも添えられてあり、見た目にも豪華。

どれもこれもおいしくて、これなら少々高くても2万ウォンの値打ちは充分あると感じた。夫にも少し味見してもらいながら食べたが、食べ終えたときには相当おなかいっぱい。普段からたくさん食べる私でも、これを1人で全部食べるとなるとなかなかのもの。かなりのボリュームだ。

夫のロースカツ定食も、”韓国で食べたトンカツの中で一番おいしい” そうで、ご飯のお代わりもできる。



大満足、大満腹で店を出た。ご馳走さまでした。



kitchen 三谷屋
釜山市海雲台区佑2洞1495 新世界百貨店センタムシティ店9階
(051) 745-1955
  

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2010年03月22日

'10.3.22(月)メキシカンハンバーグ・チーズのせ

先日、日本人の友人Nさんと夫の3人で、昼食を食べに行くことに。久しぶりに 「アルプス」 へ。Nさんは 「爆弾カレー」 にコロッケをトッピング、夫は 「メンチカツ定食(6,500ウォン)」、私は 「メキシカンハンバーグ(7,000ウォン)」 にチーズをトッピング(1,000ウォン)と、三者三様の注文。

メキシカンハンバーグは、ソースがスパイシーでパンチのきいた辛さだ。韓国人も満足できる辛さだろう。トッピングのチーズが、その辛さを少しマイルドにしてくれる。奥様の鄭貞雲(정정운)さんによると、トッピングに使うチーズは、国内産のものを使ってみたがいまひとつだったため、輸入品のチーズを使っているのだそうだ。



夫のメンチカツ定食。大きなソーセージもついてきて、ボリューム満点。どちらもお味噌汁もセットになっている。



あれこれ楽しくおしゃべりしながら、デザートに出してくださったリンゴまでおいしくいただく。店を出ようとレジのあるカウンターの前に立ったとき、それまでにも置いてあった店の名刺の横に、「韓紙工芸体験教室」 と書かれた名刺があることに気が付いた。

奥様のご指導で、トレイなどの韓紙工芸品作りを体験できるのだそうだ。観光客でもできるように、1~2時間ぐらいで完成するとのこと。体験教室は別途場所があるわけではなく、「アルプス」 の店内でするため、基本的に食事に訪れる客の少ない時間帯(なるべく午前中が望ましい)に、予約後来店。

申し込み:(051)623-2959 / (010) 9655-0839
yukawoong2002@yahoo.co.jp


韓紙工芸体験教室を開いているところは他にもあるが、こんな身近なところで体験できるとは知らなかった。一度作りに行ってみよう。  

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2010年03月14日

'10.3.14(日)中からチーズがとろ~り

つづき

メニューは、一番人気の 「くまのオリジナルハンバーグ(12,000ウォン)」、「辛いハンバーグ(10,000ウォン)」、「チーズハンバーグ(11,000ウォン)」、「カラメルハンバーグ(10,000ウォン)」、またランチタイムには 「ハンバーグカレーライス(7,000ウォン)」 もある。

どれもおいしそうだが、私たちは2人とも 「くまのオリジナルハンバーグ」 を注文。以前テレビで紹介されていたときに、店長がその作り方を実演していたメニューだ。完成したハンバーグにナイフを入れると、中からとろ~りチーズがとろけ出ていたあの映像が目に焼きついていて、是非一度食べてみたいと思っていたのだ。

ところで、メニューはどれも一般的な韓国料理に比べると高めの設定だが、この値段でも大学生らしき若い人たちがこんなに大勢食べに来ているというのは、よほど韓国人の口にも合っているということだろう。午後2時・3時という食事するには半端な時間帯にもかかわらず、ひきも切らずに客は後から後から入ってきて、店内は常にほぼ満席状態が続いていた。この時間でこの様子ならば、12時台のお昼どきには行列ができているのではないだろうか。

さて、やがて運ばれてきた 「くまのオリジナルハンバーグ」。



これ、これ!! テレビで見たとおり、こんもりと肉厚で存在感のあるハンバーグ。鉄板の上には、キノコ類たっぷりのデミグラスソースが添えられ、ポテトサラダ・目玉焼き・インゲンのソテーも一緒に並んでいる。

ご飯とお味噌汁・キムチ・ピクルス・サラダがセットになっている。














いざ、デミグラスソースを身にまとったつやつやのハンバーグにナイフを入れる。



じゃじゃ~ん!中から肉汁とともにトロ~リとチーズがあふれ出す。

テレビで実演していたように、ハンバーグのタネの中の空気をよく抜いてから焼いてあるので、ハンバーグの形も美しいし、食感も肉がしっかりとつまっている感じで食べ応えがある。コショウをけっこうきかせてある。

デミグラスソースも非常においしく、鉄板の上に残ったソースをスプーンできれにいただいてしまったほどだ。

また、一緒に出てきたお味噌汁!これが予想外のおいしさ。꽃게(ガザミ)の半身が入っており、カニから出たダシが実においしいお味噌汁だった。ご飯もおいしく炊けており、おかわり可。



非常においしくいただいて、大満足。

お会計をしようとレジに向かうと、レジ担当の店員さんが 「おいしく召し上がっていただけましたでしょうか?」(←これは韓国語で)と。こちらが 「はい」 と答えたのを確認してから、金額をおっしゃる。”料理に満足していただけたかをまず確認し、満足してもらえたのを確認できたらその時点で初めて代金を請求させていただきたい” という心構えが感じられた。

手間を惜しまず手作りにこだわる店長の料理に対する愛情、料理のおいしさ、そしてそういった細やかな心遣いがこの店の人気の秘訣かもしれない。オープンして半年ほどだそうだが、これほど人気の店になっているのもうなずける。私たちと入れ違いに、また2組ほど店に入ってきた。

店を出るときにはまたまた日本語で「ありがとうございました~!」 と元気よく見送ってくださった。

くまのハンバーグ(쿠마노함바그)
釜山市釜山鎮区釜田洞168-150
(051) 817-8717
営業時間:12時~22時(L.O.21:30)
  

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2010年03月14日

'10.3.14(日)くまのハンバーグ

日本人のご主人・木村誠さんと、韓国人の奥様정정운さんが経営されるレストラン 「アルプス」。キーマカレーやハンバーグ、メンチカツなど店のメニューは全て、日本人である木村さんが作られる日本式レストランとして、今年1月に韓国のテレビ番組に紹介された。

そのとき、同じく日本式レストランとしてもう1軒紹介されていたのが、こちら(↓↓)。



同じ番組内で 「アルプス」 と並んで紹介されていたのだから、きっとこちらの店もおいしいはず。映像で見てもおいしそう。こちらにも、いつか行ってみたいねと夫と話していた。

しかし韓国のテレビ番組では何故か、店の名前は紹介しないことが多い。映像でも店の名前の部分はモザイクで隠し、店名の頭文字(それも子音だけ)と、大まかな住所(〇〇洞)だけしか流さない。手がかりは、”「부전동(釜田洞)」 にある 「ㅋ」 という子音で始まる日本式ハンバーグの店” ということだけ。

それだけの情報でも、検索すれば何か出てくるだろうと思ったら、あった、あった。すぐに見つかった。
西面にある 「くまのハンバーグ(쿠마노함바그)」 という店のことだった。

ようやく太陽が顔を出し寒さもゆるんだ昨日、夫と行ってみた。

黄色い外壁、「くまのハンバーグ」 と日本語で書かれた店名、クマのイラスト。西面の繁華街の中にあっても、よく目立つ店だ。



一歩店内に入ると、店員さんが 「いらっしゃいませ~!」 と元気よく日本語で迎えてくれる。また、入り口を入ってすぐのところでは、「くまのハンバーグ」 だけあって、大きなクマのぬいぐるみがお出迎え。



この日は他に用事があって店に入ったのはすでに14時前だったが、そんな時間でも店内は満席。こちらで少しお待ちくださいと、メニューを渡される。メニューには写真入りで、おいしそうなハンバーグが並んでいる。メニューにも日本語が書かれているし、店内に流れている音楽も日本の歌謡曲だ。



マガジンラックには、「non-no」 や 「ViVi」 、ケンタロウの料理本など日本の雑誌や本も置いてある。いろいろなところで日本にこだわっている店のようだ。



店内は若い人たちでいっぱい。男女2人組の客も多く、最近流行りのデートコースの一つといった感じだろうか。



テーブル席以外に、厨房に面したカウンター席もいくつかある。カウンターの向こうには、背中に 「くまのハンバーグ」 と書かれたお揃いの黒いTシャツを着た店員たちが、忙しそうに注文の品を調理しているのが見える。



天井からは、客が書いたメッセージの紙をインテリアの一部のように吊るしてある。



さて、メニューを見ながら待っているとほどなく席が空いた。

つづく  

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2010年03月11日

'10.3.11(木)絶品!天丼

釜山にしては珍しく、積もるほど雪が降っていた昨日。午前中、窓の外ではまだ雪が舞っている状態だったので、”こりゃあ、今日は外出できないな” と思っていたが、それでもやはり昼前ごろには空も明るくなり雪もやんでくれた。

この日は大学の授業はなく、授業の準備のため大学の研究室に行こうにも雪のため行くに行けない状態で、家で机に向かっていた夫がふと、”いいこと” を思い出してくれた。

先日、教え子の1人から ”大変おいしい” とすすめられた、日本式天丼のお店のことだ。聞けば、センタムシティの新世界百貨店のレストラン街に 「ミタニヤ」 というその店があるとのこと。

そういえば韓国にはトンカツやカツ丼の店はたくさんあるが、天丼のお店はほとんど見かけない。このあたりで唯一私が食べたことのある天丼は、近所にある日本式レストラン 「가마메(カマメ)」。この店の天丼(正確には ”エビのせご飯”)は、味はおいしかったのだが、カツ丼のようにエビフライも卵でとじてあり、”かりっと揚がった天ぷら” ではなく、”ダシがしみてしんなりと柔らかい天ぷら” で、日本人が天丼と聞いてイメージするものとは違っていた。

その学生さんがかなりおいしいと太鼓判を押していたとのことなので、雪もやんで空も明るくなってきたことだしと、天丼を食べに行くべく、夫とセンタムシティの新世界百貨店へと向かった。

この百貨店はちょうど昨年3月3日にグランドオープンしたので、オープン以来1年が過ぎたことになる。早いものだ。1周年記念セールが各フロアーで行われている。

9階のレストラン街へ向かう。「ミタニヤ」 と聞いていた店の名前は、「kitchen 三谷屋」。4階のフードコートが庶民的食堂街だとしたら、9階は高級レストラン街。百貨店内の高級レストラン街なので、やはりお値段はそれなりに高いが、平日の昼間でもけっこう客は入っている。

メニューは、天丼以外にもカツ丼や刺身定食などたくさんあるのだが、この日はやはりお目当ての 「모든튀김덮밥(天丼)=12,000ウォン」 を注文。期待で胸をふくらませ、ワクワクしながら待つ。

やがて運ばれてきた天丼。



エビがピンと立っており、どれもいかにもカラッと揚がっていそうでおいしそう。セットになって出てくるのはお味噌汁と漬け物、しし唐の素揚げ、そしてやはり日本食であっても欠かすことはできない、キムチ。



天ぷらは、エビ2尾・カボチャ・サツマイモ・なす・しし唐。どれも見た目どおりカラッと揚がっており、タレもおいしい。絶品!! 唯一欲を言うならば、ご飯の量がもう少し多い方が嬉しい。天ぷらのボリュームに比べて、ご飯が少ないのだ。お味噌汁もいいお味。

韓国ではご飯もスプーンで食べるのが一般的なので、お箸とともにスプーンも添えられている。

店内はモダンで清潔そうな雰囲気。後から後からどんどん客が入ってくる。日本食レストランで、しかも値段がけっこう高いのにもかかわらず、こんなに韓国人の客が入ってくるというのは意外だった。韓国人の口にも、日本食の味が受け入れられてきているということだろう。



メニューは日本語でも表記されている。「マグロ刺身定食」、「三谷屋弁当」、「かき揚げ丼」 などおいしそうなメニューが並ぶ。



店員のマナーもよく、気持ちよく大変おいしくいただくことができた。ご馳走さまでした。



kitchen 三谷屋
釜山市海雲台区佑2洞1495 新世界百貨店センタムシティ店9階
(051) 745-1955
  

Posted by dilbelau at 17:06Comments(0)その他日本料理

2010年01月29日

'10.1.29(金)「アルプス」 テレビ出演

先日、夫と 「アルプス」 へ昼食を食べに行ったとき、店の取材に来ていたKNNの番組が1月22日に放送された。



日本では飲食店を紹介するとき、店の名前はもちろん、所在地や電話番号・営業時間などまで詳しく紹介するのが一般的だが、韓国では飲食店の名前さえ伏せて放送することもあるのは不思議だ。この番組でも店名 「알프스(アルプス)」 の 「ㅇ」 しか出されていなかった。

店のご主人 木村さんの、手作りの味へのこだわりの姿勢がよく伝わってくる放送となっていた。



알프스(アルプス)
釜山市南区大淵3洞512-7 1F
(051) 623-2959
  

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2010年01月22日

'10.1.22(金) 「アルプス」 のテレビ取材

大学街に昨年4月にオープンした、日本の味を食べられるレストラン 「アルプス」。木村誠さんと정정운さんの日韓カップルが経営されるお店だ。キーマカレーやメンチカツ、メキシカンハンバーグなどの主力メニューの他に、コロッケやフランクソーセージなどの単品、そして舌触りなめらかなプリンなど、店で出される料理は全てご主人の木村さんの手作りのものばかり。

この日夫と店を訪れたら、テレビ局の取材が行われていた。
昨年11月には同じくテレビのMBC局の取材が行われ、朝の番組内で紹介されたのだが、今回はKNNというテレビ局。

男性スタッフ2人が、韓国人大学生のグループが食べる様子を取材している。



カメラを回す前に、実際に食べた後の感想をどのように表現すればよいか、スタッフが学生さんにある程度アドバイスしている。そのアドバイスをもとに学生さんたちも感想を述べるのだが、やはりカメラの前で話すというのは緊張するもので、なかなかカメラマンたちの満足のいく 「絵」 にはならないようだ。

何度も何度も、OKが出るまで容赦なく撮り直し。
カメラで撮られているというだけでも、慣れていない人にとってはプレッシャーだろうに、こんなに接近されてはなおのこと緊張してしまうだろう。



見ている私のほうは気楽なものだが、テレビの撮影というのは本当に大変なものだと実感した。
この大学生たちも大変そうだったが、スタッフの方たちも報道マンとして表現したいもの・視聴者に伝えたいものが頭の中に明確にイメージされており、それを妥協することはできないということだろう。



ようやくOKが出て、彼らの撮影が終了すると店内に大きな拍手が起こっていた。この日収録されたものは、本日22日の17:35からの2時間番組の中のどこかで放送されるのだそうだ。

さて、私がいただいたのは、例の 「爆弾カレー(5,000ウォン)」 のフランクソーセージ(1,500ウォン)のせ。



夫はメキシカンハンバーグ(7,000ウォン)を。「ピリ辛チリトマトソース」 はその名の通り、タコスを思い出させるピリ辛ソース。じんわりと汗がにじんでくるホットなソースで、韓国人の口にもぴったりだろう。

夫いわく、ここ(アルプス)のハンバーグが、韓国で食べたハンバーグの中で一番おいしい、とのこと。



この後、おいしいダッチコーヒー(水出しコーヒー)もいただきたかったのだが、まだ厨房の中の撮影が残っていてお忙しそうだったので、この日はこれで失礼した。

大変おいしくいただいた。
私たちもほんの一瞬だが撮影に協力したということで、今日いただいたお料理は木村さんがご馳走してくださることになった。
どうもありがとうございました!!

알프스(アルプス)
釜山市南区大淵3洞512-7 1F
(051) 623-2959
  

Posted by dilbelau at 08:28Comments(2)その他日本料理

2010年01月08日

'10.1.8(金)日本の味が食べたくなったらココ

先日、夫とスタバでしばらく読書した後、近くでお昼ご飯を食べることに。少し前にできた中華料理屋に行ってみようかと店に向かい、店の前に貼ってある写真入りメニューを見て何にしようかと考えて、いざ入ろうとして気がついた。店内が真っ暗でどうも営業していないようだ・・・。残念。

ならば、とすぐ隣にある 「가마메(かまめ)」 へ。うどんやそば、丼もの、カレーなどの日本式レストランだ。

ここのメニューはまだ数種類しか食べたことがないが、どれも日本の食堂で食べているかのような、まさに日本の味。日本人にとってはとても優しい味だが、韓国人にとってはさぞ物足りないだろうと思いきや、意外にもそれがそうでもないようなのだ。店内には韓国人のお客さんがたくさん。どの人もおいしそうに食べている。

さて、メニューを拝見。
どれもおいしそうなのだが、今日は丼ものをいただくことに。夫は親子丼。私もそうしようかと思ったが、メニューの天丼の写真がやけにおいしそうに見えて、私は天丼。

物腰のやわらかな優しそうなおばさんが対応してくれる。厨房には三角巾をかぶったおばさんが2~3人。忙しそうに立ち働いている。

やがて運ばれてきた天丼(メニューを直訳すると 「海老のせご飯」)=6,500ウォン。



メニューの写真は、揚げたてのパリッとした衣がピンと立っているような天ぷらだったが、実際にはソフト天丼。天ぷら全体を卵でとじてあるので、衣がしっかりつゆを吸って柔らかくなっている。想像していた絵とは少し違ったが、しかし!味は実においしい!

まさに日本の味そのものだ。

海老天の他に、海苔とヨモギの天ぷら。どちらも香りがよくておいしい。この丼と一緒に出てくるおつゆがまた美味。先日ここでカレーうどんをいただいたときにも出てきたのだが、いいおだしが出ていて日本人好みの味だ。
そして、キムチとたくあん。

夫の親子丼(5,500ウォン)はこちら。



こちらも日本の親子丼の味そのものだそうだ。

韓国人が作っているとは思えないほど、日本的な味。
辛い料理ばかりで胃腸が少々疲れているときや、ほっとしたいときには一押しのお店だ。

가마메 南川店
(051) 625-5303
  

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