2013年09月13日

ベトナム式しゃぶしゃぶ

先日、拙ブログを読んでくださっているという日本人女性と、夫と私の3人で昼食を食べに行った。向かったのは、3人共通の知人おすすめの 「코코샤브(COCO Shabu)」 というレストラン。 最近流行りのベトナム式しゃぶしゃぶの店だ。

全国にフランチャイズ展開しており、釜山にもすでに10店舗ほどあるそうだ。この日は中でも味がよいと評判のセンタム店へ。店内は広く明るい雰囲気。フロアーのテーブル席だけでなく個室もたくさんあるようだった。

メニューは 「しゃぶしゃぶ」 や 「生春巻き&しゃぶしゃぶ」、「鉄板焼き」 など。しゃぶしゃぶは牛・豚・鶏・海鮮の中から選ぶ。お得なランチメニューもあるが平日限定とのことで、私たちは 「生春巻き&しゃぶしゃぶ(豚肉)」(13,900w)を注文した。スープは辛いのと辛くないのとから選べる。私たちは辛くないスープを。

どのメニューもサラダバーが利用できる。「どうぞご自由にご利用ください」 とのことだったので、早速サラダバーコーナーへ。マカロニサラダや春雨サラダ、プルコギなどのおかず系から、ジャスミンティーやコーヒーなどの飲み物、フルーツなどが並んでいる。とりあえず小皿に少しおかずを取り分け、席に戻った。

テーブルいっぱいにしゃぶしゃぶと生春巻きの材料が並べられた。3人分注文したら、しゃぶしゃぶ用のダシは1人分と2人分の2つの鍋に分かれて出てきた。きれいに盛りつけられた野菜のうち、カボチャやジャガイモ、白菜、エリンギなどは沸騰したダシの中へ。その他の刻んだ野菜は生春巻き用(▼)。写真には写っていないが、ウェルカムドリンクとしてココナツジュースも出された。

使われている具材や盛り付け方など、以前利用した 「샤브향(シャブヒャン)」 とよく似ている。


手前はしゃぶしゃぶ用の薄切り豚肉(▼)。その右手にあるピンク色の水(ぬるま湯)は、乾燥ライスペーパーをつけてもどすためのもの。食紅か何かを入れて華やかなイメージを演出しているのだろう。


お餅やマンドゥ(餃子)なども、適宜ダシで煮て食べる(▼)。白いお餅の中にはチーズが入っていた。


しゃぶしゃぶした肉は3種類のソースにつけて、刻み野菜と共にライスペーパーで包んでいただく。もちろんそのまま食べてもよし。スープは減ってきたら足してくれる。


包む具材やソースによっていろいろな味わいが楽しめる。しゃぶしゃぶと生春巻きだけでもおなかがいっぱいになり、サラダバーコーナーから持ってきたおかずは少々もてあまし気味になるほど。

メニューにはさらにフォーとお粥もついている。しゃぶしゃぶと生春巻きを食べ終えたら、まずフォーを入れていただく。


そして最後にお粥を。スープが煮詰まり気味だったので少し味が濃くなってしまったが、おいしくいただいた。


いろいろおしゃべりしながら楽しいひとときを過ごすことができた。おなかいっぱいでレジに向かうと、入口脇のソファで何組もの客が空席を待っていた。そういえば知人が 「特に女性に人気の店なので早めに入店することをおすすめします」 と言っていたなと。客の回転も遅いので、開店後、一旦席が全部埋まってしまう前に入店するのがよさそうだ。

코코샤브(COCO Shabu)
釜山市海雲台区佑洞1510 センタムドリームワールド202号(2階)
(051) 747-7049
http://www.cocoshabu.co.kr/
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Posted by dilbelau at 08:57Comments(6)ベトナム料理

2013年07月14日

生春巻きとしゃぶしゃぶ

半年ほど前に家の近くにできたベトナム料理専門店 「샤브향」(シャブヒャン)に、先日、夫と行ってみた。京畿道高楊市に本社があり、各地にフランチャイズ店を展開している店。釜山にもたくさんの店舗がある。

主なメニューは生春巻き、しゃぶしゃぶ、フォー、点心など。生春巻きとしゃぶしゃぶ、生春巻きと焼肉などの組み合わせメニューもある。肉は牛肉・豚肉・鴨肉の3種類。私たちは월남쌈 쇠고기샤브(生春巻き牛肉しゃぶしゃぶ・12,000w)を注文した。店内は家族連れや外国人客(私たちもだけど)で賑わっていた。

まずは、ライスペーパーと、しゃぶしゃぶ用の野菜、生春巻きに包んで食べる野菜などが運ばれてきた。


牛肉は冷凍の薄切り肉。


最初に、店員さんが食べ方を説明してくれたのだが少々複雑。私たちが戸惑っていると、店員さんが手伝ってくれた。店内には食べ方を動画で説明したビデオが流れているのでそれを参考にしてもOK。スープが煮立ったら、しゃぶしゃぶ用の野菜を入れて、牛肉をしゃぶしゃぶしていただく。


普通のしゃぶしゃぶのようにいただいてもよし、春巻きに包んで食べてもよし。お好みで。春巻き用のソースは3種類。私は右のが気に入った。


春巻き用の具材は種類が多いので、味の変化が楽しめる。付け合わせのサラダやキムチ(▼)。


春巻きとしゃぶしゃぶだけでも、けっこうおなかいっぱいになる。肉を食べ終えたら、フォーを(▼)。メニューに含まれている。


あっさりしていて美味。


フォーをおおむね食べ終えたら、お粥を(▼)。お粥セット(ご飯・カボチャ・卵・海苔)は同じくメニューに含まれている。スープの量を調節して、店員さんが作ってくれた。


これまた絶品。旨みが閉じ込められている。


お肉の量はそう多くはないが野菜がたっぷりなので、けっこうおなかが膨れた。ご馳走さまでした。



샤브향 南川店
釜山市水営区南川洞27-8番地 BBCビル2階
(051) 612-3320
http://www.shabu-hyang.kr/
  

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2012年05月13日

オさんのベトナム料理

数年前、韓国語の学校に通っていた時には4~5人の先生にお世話になったが、その中でも一番好きだった先生が先日、夫と私を夕食に招待してくださった。

案内してくださったのは、通っていた釜慶(プギョン)大学のすぐそばにあるベトナム料理の店。中央洞にある 「けんちゃんカレー」 の2号店(?)の2階部分にある店だ。

こんなところにベトナム料理の店があるとは知らなかったし、この店だけでなく、プギョン大学のそばにはいつの間にかおしゃれなカフェや食堂がたくさんできていて驚いた。

もともとプギョン大学は敷地の周囲がコンクリートの塀で囲まれていた。それを数年前に 「開かれた大学」 を目指すという方針で、塀を取り壊し開放的な雰囲気にした。

それに伴って大学の北側に、裏門とは別に小さな出入り口ができ、その出入り口を多くの大学生が利用することで周辺の道路の人通りが増えた。

その結果、民家ばかりだったエリアに、しゃれたカフェやレストラン、ネイルショップなどができ始め、私が韓国語のクラスに通っていたときとは随分雰囲気が変わった。

さて、店内はモダンでしゃれた雰囲気。先生がおすすめの월남 쌈(生春巻き=35,000w)やフォーを注文してくださった。お互いの近況や大学の様子などをおしゃべりしていると、生春巻きセットが登場(▼)。具の野菜類はとても美しく盛りつけられ、まるで芸術作品のよう。中央は鶏肉と豆腐の煮物のようなもの。周りには野菜の千切りや、バナナ・パイナップルのスライス、細麺なども。



ライスペーパーと調味料(▼)。ライスペーパーは一緒に出てくるぬるま湯に浸して柔らかくし、好きな具材をのせて好みの調味料と一緒に包んでいただく。野菜類はどれも新鮮なのが分かる。



具材の種類が多いので、組み合わせによっていろいろな味わいが楽しめる。とてもおいしい。また、ライスペーパーから透けて見える具材の色合いも美しい。

こちらは오씨 쌀국수(フォー)(▼)。いくつか種類があるが、一番ベーシックなもの。콩나물(コンナムル=豆もやし)ではなく、숙주(スッチュ=日本でよく見る細いひょろひょろのもやし)がたっぷり入っている。スープにはベトナム風にチリソースやホタテソースを加えていただく。ほのかにヒリリとした辛さが感じられおいしい。



フォーには、3人で取り分けて食べるための器だけでなく、スープを分けやすいようにと、わざわざ柄つきのカップも添えてくれていた。フォーの丼から、各自の器にスープを直接注ぎ入れるとどうしてもこぼれてしまうが、添えられたカップを使うとスープもこぼれずやりやすい。女性店員ならではの心遣いだろう。

食後にはコーヒー。飲んでいる途中で先生が 「このコーヒーも確かベトナムのものだって聞いたわ」 と。そう言われると、何となくベトナム風の味に感じられる・・・気がする??



料理もおいしく、店内の雰囲気もよく、店員さんも笑顔が素敵で丁寧な対応。メニューが書いてある黒板には 「YOU ARE WHAT YOU EAT」 という文字が。料理には化学調味料は一切使っていないのだそう。

他にも、米粉の平麺のパスタ風(豆乳ソース)など珍しいメニューもあるようだ。非常に感じのよいレストラン。久しぶりにゆっくり先生とおしゃべりしながら、楽しいひとときを過ごすことができた。

ちなみに店名の 「오씨(OSI)」 は、店のオーナーの名字が 「오(オ)」 さんであることからつけたそうで、日本語にすると 「オさん」。ユニークな店名だ。



베트남쌀국수 오씨(ベトナムサルククス オシ)
(051) 625-5511
地下鉄2号線 「慶星大・釜慶大」 3番出口から釜慶大の方へ、4本目の道を左に。「けんちゃんカレー」 左側の階段上がる。
  

Posted by dilbelau at 21:13Comments(0)ベトナム料理

2012年04月10日

フォー3,900w

以前、家の近くに 「새색시 시집에 오는 날」(お嫁さんが嫁いでくる日)というユニークな名前のククス屋さんがあった。マッククスやチャンチククスなどメニューはいろいろあったが、中でも뽕잎 바지락 칼국수(桑の葉を練り込んだ麺に、アサリや小エビが具として入ったカルククス)はダシが絶品で気に入っていたのに、ある日突然閉店してしまった。店の人の健康上の理由だそう。

その後にできたのが、ベトナムのフォー専門店の 「Dang PHO」。広安里沿いにもベトナム料理店は、「Saigon」、「THE PHO」、「Hoa Binh(호아빈)」 などいくつかあるが、その中でもこの 「Dang PHO」 は店がかなり小さい。

私が釜山で食べたベトナム料理は(というより韓国料理以外の料理は)、たいてい韓国料理に比べて値段が高い。中でもベトナム料理は、高いわりにボリューム的に物足りないというイメージがあった。「Dang PHO」 も、店頭に出されたメニューを見る限りやや割高な印象があり、一度も入ってみたことがなかった。

ところが最近、店頭のメニューによると6,000wのフォーを3,900wにするなど、大々的な値下げに踏み切ったようだった。客足が伸び悩んでいたのだろうか。3,900wなら1度入ってみようかと、先日夫と初めて入ってみた。

店内には4人掛けのテーブルが2つと2人掛けのテーブルが1つ、あとはカウンターのみ。壁にはベトナムの写真や小物などが飾られている。



夫は해물볶음밥(海鮮チャーハン)を、私は아롱사태쌀국수(牛の後ろ脚のモモ肉入りフォー)を注文。どちらももとは6,000wのところ、3,900wになっている。こちらがフォー(▼)。



ごく一般的なフォーだ。具はスライス玉ねぎともやし、そして牛肉1切れ。私はそのままいただいたが、好みで 「チリソース:ほたてソース」を 「3:1」 の割合でスープに加え、よく混ぜて食べてもおいしいのだそう。あっさりしていてまずまずだが、やはりこれが(もとの)6,000wだと考えるとちょっと高いと感じる。



海鮮チャーハン(▼)は、オイスターソースかほたてソースで味付けしてあるようだ。あっさり味でおいしい。



どちらも感激するほどおいしいというわけではないが、3,900wなら手軽に昼食をいただくにはちょうどいい感じだ。店員さんも愛想よい。会計時、スタンプカードをくれた。最近この手のスタンプカードをくれる店が本当に多い。カードによると、店で食べた感想などをブログにのせた人には1万ウォン相当の商品券をくれるのだそうだ。今度申告してみよう。



Dang PHO 南川2号店
釜山市水営区南川洞60-1番地
(051) 984-6700
  

Posted by dilbelau at 08:54Comments(0)ベトナム料理

2011年01月24日

ベトナム麺料理 

久しぶりにベトナムの米の麺が食べたくなって、夫と広安里沿いの「Hoa Binh(호아빈)」へ。ベトナム料理のチェーン店だ。2人とも、볶음면(炒め麺)=7,500wをいただくことに。「あっさり味」 と 「辛い味」 があるが、もちろん 「あっさり味」 で。辛い料理はメニューに唐辛子のマークがついているので、メニューを決めるときの参考になる。

私たちはあえて2人ともあっさり味を選んだのだが、注文を聞きに来てくれた店長らしき男性は「あっさり味と辛い味を1つずつされてもいいかと思いますが」と。それもそうなのだが、韓国人向けの 「辛い味」 は本当に辛いので、やはりあっさり味2つで。



麺は平たくて薄いきしめんに似ている。ニンニク風味の塩味で、本当にあっさりしている。韓国人ならこれでは物足りないだろう。

まずまずおいしいのだが、これで7,500wというのはちょっと高い。安くておいしくてボリューム満点の韓国料理と比べるから、そう感じてしまうのだろうか。



Hoa Binh(호아빈)広安里店
釜山市水営区民楽洞178-2番地
(070) 8849-7111
  

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2009年10月14日

'09.10.14(水)ベトナム料理

釜山国際映画祭作品の一つである 『Dear Doctor』 を夫と観た後、その素晴らしい映画の余韻に浸りつつ、どこかそのあたりで夕食を食べようと歩く。

久しぶりに日本式のラーメンが食べたくなったが、あいにくそのあたりで心当たりはない。適当に歩いていると、ベトナム料理屋に行き当たった。ラーメンとは違うが、ベトナムのフォーも麺類には違いないと店に入る。

ベトナムの人がよくかぶっている笠をディスプレイした店内は、明るい照明で清潔そうな雰囲気。若い人を中心に客はたくさん入っており、ほぼ満席。

写真入りのメニューには、料理の説明文と共に唐辛子マークがついている。
唐辛子マークの数が多ければ多いほど辛いというわけだ。これなら辛さの目安がつけやすい。

私たちが注文したのは、 「쌀국수볶음면(순한맛)=フォーの炒め物(まろやか味)」 と 「 개살볶음밥(かに肉入り焼き飯)」。いずれも7500ウォン。

まず出てきたのは、フォーの炒め物。



麺は幅1cmぐらいで薄く、きしめんのような感じ。例えるならば、焼きうどんならぬ 「焼ききしめん」 といったところか。

フォーは米粉でできているので、うどんやきしめんほどぼってりしていず、あっさりしている。ニンニクがよくきいていて韓国人にも好まれそうな味だ。たっぷりのゴマのトッピングも香ばしい。

かに肉入り焼き飯。



こちらもなかなかいいお味。

このベトナム料理やパスタの店、日本式ラーメンの店などの韓国料理以外の店に入っている人は、ほとんどが若い世代。自国の料理だけにこだわらず、世界のいろいろな味を楽しもうとする人に若い人が多いのは、どの国でも共通しているのだろう。



Hoa Binh(호아빈)
釜山市中区昌善洞2街46-4 1階
(051) 255-5070
  

Posted by dilbelau at 18:40Comments(0)ベトナム料理

2008年07月25日

2008年7月25日(金)ベトナム料理

学校の後、昨日Sさんに教えてもらった미수가루を早速買いに行った。置いてある場所が分からず店員さんに案内してもらった。ミニ精米機のような機械で何かを粉末にしているところを、いつも通りがかりに目にしていたが、まさにその機械で挽いていたのがこの미수가루だった。

「今挽きたてのホヤホヤですよー」と、ほかほか温かい袋を手渡してくれた。
材料は、ソバ20%・麦20%・白大豆10%・玄米のもち米10%・とうもろこし16%・黒ゴマ2%・落花生2%と書いてある。見た目はきな粉そのものだが、こんなにいろいろな材料が入っているとは驚いた。なるほど香ばしいわけだ。韓国では今"well-being”という文字が氾濫しているが、こういうものこそ「well-being食品」と呼べるのだろう。

今日は夫の職場の同僚たちが、個人的な打ち上げ(夫にとっては第4弾!)をするというので、私も参加させてもらった。家の近所のベトナム料理屋さん。その名も「サイゴン」というその店は、以前から2人とも気になっていた。

以前にも来たことがあるという方のおすすめで、生春巻きと海鮮フォーなどを注文。たくさんの種類の具とライスペーパーが別々に出てきて、各自好きな具材を包んで食べるというスタイル。具は、牛肉の薄切りや鶏肉の他は玉ねぎ・キャベツ・各種葉野菜・キュウリ・ブロッコリー・スプラウトなどの野菜と、キノコ類、パイナップル・バナナ・薄切りマンゴーなど多種多彩。

ローカロリーなのにいろいろ包んで食べているうちに、けっこうおなかいっぱいになる。フォーもダシがとてもいい味でおいしかった。これだけ食べて一人10000ウォンとかなりお得な感じで大満足。^^
金曜日の夜というせいもあるだろうが、これならお客さんがたくさん入っていたのも納得できる。

その後場所を変え、コーヒーを飲みながらおしゃべり。楽しい時間を過ごすことができた。

話の中で、この4ヶ月弱の間の仕事の個人評価が出ていると夫の同僚から聞き、帰宅後早速インターネットで見てみた。予想以上にいい評価をもらっていて、夫の今までの努力が報われた気がして、私も大変嬉しかった。(^0^)
  

Posted by dilbelau at 23:53Comments(0)ベトナム料理