2013年10月30日

タコ・エビ・ホルモンの炒め煮

久しぶりに “あの” ナクチポックムが食べたくなって、夫と東莱(トンネ)まで遠征。向かったのは 「ナクチポックム=辛い料理」 というイメージを覆してくれた 「소문난 원조 조방낙지」(ソムンナン ウォンジョ チョバンナクチ)だ。

この店はいつ来てもたくさんの客で賑わっている。1人で来ている客から、家族連れ、友人同士で来ている人など年齢層もさまざまだ。店員さんはほとんどがベテランの主婦といった感じの人で、次々と押し寄せる客に絶妙のチームワークで対応している。

この日は、낙지(ナクチ=テナガダコ)・곱창(コプチャン=牛の小腸)・새우(セウ=海老)の3種が入った낙곱새(ナッコプセ・8,000w)を注文した。すぐ、3種の具材と野菜、タンミョン、そして特製ヤンニョム、ダシが入った浅い鍋が運ばれてきた。テーブルのカセットコンロで加熱する。

タコ・エビ・ホルモンの炒め煮

しばらく加熱してそろそろフタを開けてみようかと思った頃、ちょうど店員さんがやってきて、大きなヤカンに入ったダシを注ぎ足してさらに加熱。テーブルごとに店員さんの担当が決められているようで、どのテーブルの鍋がどういう煮え加減か、しっかり把握している。

タコ・エビ・ホルモンの炒め煮

さらにもう少しして店員さんが鍋の中をかき混ぜに来て 「コプチャンが入ってるので(しっかり火を通すため)もう少し煮てくださいね」 と。今度はフタを外していった。

そしていよいよ食べごろに(▼)。

タコ・エビ・ホルモンの炒め煮

ご飯は料金に含まれており、ステンレスの器にたっぷり入って出てくる。いい具合に煮えたナッコプセをご飯にかけていただく。この店のヤンニョムは甘味さえ感じる。コクがあって非常においしい。コプチャンからもいいダシが出ている。

タコのしっかりした歯ごたえ、エビのプリプリ感、そしてコプチャンの独特の食感が楽しめる。

タコ・エビ・ホルモンの炒め煮

付け合わせはナムルやキムチ、동치미(トンチミ)など(▼)。

タコ・エビ・ホルモンの炒め煮

そしてナッコプセをおおかた食べ終えたら、うどん(1,000w)を追加。ダシとヤンニョムも適量追加してくれる。

タコ・エビ・ホルモンの炒め煮

これまで、最後の締めとして、残ったダシにご飯を加えてポックムパッにしたり、ラーメンを入れたりして食べたが、うどんよりはラーメンやポックムパッの方がダシがよく絡み、相性がいいと感じた。

大変おいしくいただいて、大満足で店を出た。ちなみに店名を日本語にすると、「噂の元祖・朝紡(朝鮮紡績の略)ナクチ(テナガダコ)」。店名の由来についてはこちら

店先の女性2人は昼食を食べ終え、食後の定番、甘ーいミルクコーヒーを飲んでいる(▼)。韓国の食堂にはたいてい、ボタンを押すと紙コップに半分ほど甘いコーヒーが出てくる器械が設置されている。ほとんどが無料。食後は、店先でこうやってその甘いコーヒーを飲む光景をよく見かける。

タコ・エビ・ホルモンの炒め煮

소문난 원조 조방낙지(ソムンナン ウォンジョ チョバンナクチ)
釜山市東莱区明倫1洞400-1番地
(051) 555-7763, 554-7763
定休日:第2・4日曜日
*テイクアウト可能


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