2012年05月13日

オさんのベトナム料理

数年前、韓国語の学校に通っていた時には4~5人の先生にお世話になったが、その中でも一番好きだった先生が先日、夫と私を夕食に招待してくださった。

案内してくださったのは、通っていた釜慶(プギョン)大学のすぐそばにあるベトナム料理の店。中央洞にある 「けんちゃんカレー」 の2号店(?)の2階部分にある店だ。

こんなところにベトナム料理の店があるとは知らなかったし、この店だけでなく、プギョン大学のそばにはいつの間にかおしゃれなカフェや食堂がたくさんできていて驚いた。

もともとプギョン大学は敷地の周囲がコンクリートの塀で囲まれていた。それを数年前に 「開かれた大学」 を目指すという方針で、塀を取り壊し開放的な雰囲気にした。

それに伴って大学の北側に、裏門とは別に小さな出入り口ができ、その出入り口を多くの大学生が利用することで周辺の道路の人通りが増えた。

その結果、民家ばかりだったエリアに、しゃれたカフェやレストラン、ネイルショップなどができ始め、私が韓国語のクラスに通っていたときとは随分雰囲気が変わった。

さて、店内はモダンでしゃれた雰囲気。先生がおすすめの월남 쌈(生春巻き=35,000w)やフォーを注文してくださった。お互いの近況や大学の様子などをおしゃべりしていると、生春巻きセットが登場(▼)。具の野菜類はとても美しく盛りつけられ、まるで芸術作品のよう。中央は鶏肉と豆腐の煮物のようなもの。周りには野菜の千切りや、バナナ・パイナップルのスライス、細麺なども。

オさんのベトナム料理

ライスペーパーと調味料(▼)。ライスペーパーは一緒に出てくるぬるま湯に浸して柔らかくし、好きな具材をのせて好みの調味料と一緒に包んでいただく。野菜類はどれも新鮮なのが分かる。

オさんのベトナム料理

具材の種類が多いので、組み合わせによっていろいろな味わいが楽しめる。とてもおいしい。また、ライスペーパーから透けて見える具材の色合いも美しい。

こちらは오씨 쌀국수(フォー)(▼)。いくつか種類があるが、一番ベーシックなもの。콩나물(コンナムル=豆もやし)ではなく、숙주(スッチュ=日本でよく見る細いひょろひょろのもやし)がたっぷり入っている。スープにはベトナム風にチリソースやホタテソースを加えていただく。ほのかにヒリリとした辛さが感じられおいしい。

オさんのベトナム料理

フォーには、3人で取り分けて食べるための器だけでなく、スープを分けやすいようにと、わざわざ柄つきのカップも添えてくれていた。フォーの丼から、各自の器にスープを直接注ぎ入れるとどうしてもこぼれてしまうが、添えられたカップを使うとスープもこぼれずやりやすい。女性店員ならではの心遣いだろう。

食後にはコーヒー。飲んでいる途中で先生が 「このコーヒーも確かベトナムのものだって聞いたわ」 と。そう言われると、何となくベトナム風の味に感じられる・・・気がする??

オさんのベトナム料理

料理もおいしく、店内の雰囲気もよく、店員さんも笑顔が素敵で丁寧な対応。メニューが書いてある黒板には 「YOU ARE WHAT YOU EAT」 という文字が。料理には化学調味料は一切使っていないのだそう。

他にも、米粉の平麺のパスタ風(豆乳ソース)など珍しいメニューもあるようだ。非常に感じのよいレストラン。久しぶりにゆっくり先生とおしゃべりしながら、楽しいひとときを過ごすことができた。

ちなみに店名の 「오씨(OSI)」 は、店のオーナーの名字が 「오(オ)」 さんであることからつけたそうで、日本語にすると 「オさん」。ユニークな店名だ。

オさんのベトナム料理

베트남쌀국수 오씨(ベトナムサルククス オシ)
(051) 625-5511
地下鉄2号線 「慶星大・釜慶大」 3番出口から釜慶大の方へ、4本目の道を左に。「けんちゃんカレー」 左側の階段上がる。


同じカテゴリー(ベトナム料理)の記事
フォー3,900w
フォー3,900w(2012-04-10 08:54)

ベトナム麺料理 
ベトナム麺料理 (2011-01-24 08:55)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
オさんのベトナム料理
    コメント(0)