2013年07月07日

崔さんのお寿司

釜山にも握り寿司を食べられる店がけっこうある。最近、ますます増えた気がする。

しかし・・・。私たちも釜山で何度か握り寿司を食べてみたが、これまでのところ口に合わずがっかりすることの方が多かった。

口に合わないと感じるのは、ワサビの量が多すぎる・ネタの種類が少ない・シャリが小さいことが主な理由だと思う。特にワサビの量が多すぎるのは、ワサビがあまり得意でない私には致命的。かといって、ワサビ抜きにしてもらえばおいしいと感じるかというと、そうでもなさそうだ。ネタの種類が少なくて、味が単調になりがちなのだ。

しかし、先日、日本での生活歴が長い韓国人の友人から、ここはおいしいわよと教えてもらったのが、南川洞(ナムチョンドン)の日式通りにある 「혼스시」(ホン寿司)。

ここのは非常においしかった。韓国で食べたお寿司の中で、マリンポリスの浜崎さん(現在は日本でご活躍中)が握ったお寿司と並んで、一番おいしいと感じた。これに気を良くして、別の知人からおいしいと聞いていた南浦洞(ナンポドン)は光復路(クァンボンノ)沿いにある 「Mr.Choi Sushi」 にも行ってみた。

「Choi」 は韓国人の姓の1つ 「최(崔=チェ)」 をアルファベット表記したものなので、本来なら 「ミスター チェ スシ」 と読むところだが、この店ではあえてアルファベットそのままに 「ミスター チョイ スシ」 と読ませている。ハングルでも 「초이스시(チョイスシ)」 と書いてある。

現在 「Mr.Choi Sushi」 がある場所に、以前は 「ラーメンさんぱち」 という札幌ラーメンの店があった。けっこう人気だったようだが、いつの間に変わったのだろう。相変わらず飲食業界の入れ替わりは激しい。

入口を入ってすぐのところに寿司を握る調理台があり、ガラスを通して外からも寿司を握っている職人さんの姿が見えている。

崔さんのお寿司

この方が店長のチェ・ビョンギュさん(▼)。以前はパラダイスホテルの日本食厨房長を務めていたそうだ。

崔さんのお寿司

店内の様子はさんぱちラーメンだったときとほぼ同じ。間口が狭く奥行きのある空間だ。握り寿司のメニューは3種類。「ミスターチェ寿司」(10貫・10,000w)、「光復(クァンボク)寿司」(12貫・13,000w)、「プレミアム寿司」(12貫・20,000w)。

他にも、かぶと煮(10,000w)や天ぷらうどん(5,000w)、そば(5,000w)などのサイドメニューもある。

また今年5月から、毎週土曜日を 「マグロデー」 とし、16時から店頭で40kg級のメバチの解体ショー・試食会を開いている(写真は5月30日付釜山日報より▼)。さばいたメバチは、刺身(20,000w)・寿司(12貫・15,000w)・ピビムパッ(10,000w)・鉄火丼(10,000w)・天丼(10,000w)というメニューで店内で提供しているそうだ。

崔さんのお寿司

私たちは、光復寿司を注文した。まず野菜サラダとらっきょう・ショウガなど(▼)。

崔さんのお寿司

そしてこちらが光復寿司(▼)。釜山では最近、寿司を盛りつけるのにこういう細長い食器を使うのが流行っているようだ。

崔さんのお寿司

12貫のうち、同一のネタが2貫あるのが2種類あったので、ネタの種類は全部で10種類。釜山のお寿司では豊富な方だろう。

崔さんのお寿司

崔さんのお寿司

ネタによって、ワサビが全く入っていないものもあれば大量に入っているものもあり。理由があってわざとそうしているのだろうか。不思議だ。大量に入っているものは涙を流しながら食べることになる。

お味はまずまず。感激するほどおいしいというわけでもなく、おいしくないというわけでもなく。私的には、最近食べた南川の 「ホン寿司」 と比べると、軍配はホン寿司に上がる。

食後には羊羹のサービス(▼)。

崔さんのお寿司

Mr. Choi Sushi(ミスター チョイ スシ)
釜山市中区光復路73-1
(051) 242-0331


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