2010年09月07日

釜山国際医療観光コンベンション

去る9月1~3日の3日間、「釜山国際医療観光コンベンション」 が西面のロッテホテル3階で開かれた。文字通り、医療と観光をドッキングさせようという医療観光の分野は、シンガポールなどかなり進んでいる国もあれば、まだまだこれからという国も多い。

韓国では、ソウルよりかなり立ち遅れている釜山での医療観光。今回のコンベンションは、海外の旅行エージェントやマスコミなどが多く参加する会となったようだ。

さて、私が日本語コーディネーターとして時々仕事をしている近所の総合病院も、このコンベンションにブースを出した。そのブースに、ロシア人・中国人の通訳要員とともに私もスタンバイすることになった(▼)。

釜山国際医療観光コンベンション

韓国の医療観光で多いのは、やはり美容整形の分野。西面にある通称 ”美容整形ストリート” に位置する病院もいくつかブースを出していた。



ブースはそれぞれ病院や施設の紹介をするだけでなく、ネイルアートをしてくれたり、体脂肪や皮下脂肪を測定したり、骨粗鬆症の検査をしたりと無料でいろいろ体験できるところも。美しい韓服を着た職員たちが、プレゼントを配っているブースなどは特に賑わっていた。

また、허남식(許南植)釜山市長(▼)をはじめVIPたちも訪れ、テレビカメラの取材を受けていた。

釜山国際医療観光コンベンション

初日には医療機関のファームツアーが行われ、また2日目の 「韓日医療観光特別交流展」 では、日本人・韓国人それぞれの講演も(▼)。

釜山国際医療観光コンベンション

日本人は特に安全性やアフターサービス、言葉の問題などから、海外に出て医療観光を体験することに抵抗を感じる人が多いようだ、というのが韓国人関係者の認識だ。

さて現在は、美容分野でシミやホクロを除去したり、二重瞼にしたり、脂肪を吸引したり、または総合健康診断を受けたり、というのが多いようだが、その他にも、医療観光の可能性はどんどん広がるという意見を聞いたことがある。

例えば、福岡または釜山で人工透析を受けている患者が、釜山や福岡に旅行に行き、旅行先の病院で透析を受けることができれば、透析のために制約を受けていた生活の幅がグンと広がる、というものだ。

釜山ではまだまだこれからの医療観光の分野。今後の動向が興味深い。


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