2008年09月04日

2008年9月4日(木)『旅の達人』との再会

2008年9月4日(木)『旅の達人』との再会今日も爽やかな朝。(^^)昨日、近所の広安里ビーチを通ったとき、何やらオブジェのようなものを数人がかりで組み立てているのを見かけた。そういえば、「釜山ビエンナーレ」なる催しがもうすぐ開かれる予定なので、その作品の一つなのだろう。







2008年9月4日(木)『旅の達人』との再会「釜山ビエンナーレ」と書かれたのぼりがあちこちに立てられ、大きなポスターもよく見かける。何か芸術関係のお祭りなのだろうとは思っていたが、いったい具体的には何なの??と、以前もらったチラシを引っ張り出してみた。

チラシによると、期間は9月6日から11月15日の71日間…って、あさってからだ。






以下チラシより抜粋

2008釜山ビエンナーレは「浪費(Expenditure)をテーマに、9月6日から11月15日まで、釜山広域市美術館、広安里海水浴場、APECナル公園などで繰り広げられる。文化と芸術が生産や構築、保存や増強という行為よりも、このような生産物を消耗、放出させる浪費的な行為に関連しているという意味から、2008釜山ビエンナーレの行事テーマ「浪費」は、今日の文化と芸術を定義する肯定的な表現である。絵画、写真、映像、設置、野外彫刻など、全世界から招待された作家たちの様々な作品を通して、独特な浪費の哲学と現代美術の生々しい現場を見せてくれるだろう。
う~ん、分かったような分からないような…。とにかく、いろいろな芸術作品を楽しませてくれるということだろう。

釜山には、「なんとか祭」というお祭りがとても多い。この釜山ビエンナーレの他にも、「初日の出祭り」・「北極熊水泳大会」・「広安里漁坊祭り」・「機張イワシ祭り」・「釜山国際モーターショー」・「釜山国際ロックフェスティバル」・「釜山海祭り」・「朝鮮通信使韓日文化交流祭り」・「釜山国際観光展」・「釜山国際映画祭」・「ジャガルチ文化観光祭り」・「広安里花火大会」…。

どれも宣伝や演出が非常に上手だと、夫はいつも感心する。みんなで何かを楽しむ場を提供するのも上手だと思うし、また市民の側もそれにのって気楽に楽しむのが上手だと思う。

中でも、来月開かれる「釜山国際映画祭(PIFF)」は、世界各国からの映画作品が数か所の会場で上映され、大変な盛り上がりを見せるそうだ。

2008年9月4日(木)『旅の達人』との再会また、これも来月行われる「広安里花火大会」はかなり大規模なもので、この広安大橋を通行止めにし、橋の上から約8万発の花火を約45分間にわたって打ち上げるそうだ。

毎年各地から(中にはソウルから見に来る人もいるとか)大変な人出が押し寄せ、この付近はかなりにぎわう(混雑する?)らしい。



さて、昨日組み立てていたオブジェ、もう完成したかなと見に行くと、あと一息。ついでにビーチを少し散歩してみると、他にも作品に取り組んでいる人を見かけた。会期中、どんな作品が見られるのか楽しみである。

2008年9月4日(木)『旅の達人』との再会2008年9月4日(木)『旅の達人』との再会











2008年9月4日(木)『旅の達人』との再会その足でカットへ。ここは男女1人ずつのスタッフがいて、今日は男性が担当してくれた。韓国の美容/理容室では、たいていこんな透明のビニール製の袖なしエプロンをつけて作業される。日本では見たことがないので、初めて見た時はちょっと不思議な感じがしたが、カットするときに飛び散った髪が服につくのを防いでくれて合理的だと思う。

どちらの美容師さんのときも、カットしながらほどよい程度におしゃべりしてくれる。

来月、博多で美容ショーがあるそうで、この男性美容師さんも参加されるそうだ。世界各国から美容師さんたちが集まり、流行りのスタイルや技術などを披露するようだ。

この美容師さんは高校時代から美容室でアルバイトしていたそうだ。もちろんカットはできないので、パーマのロットを巻いたりシャンプーをしたりする担当。高校卒業後、美容学校に通う途中で軍隊に行き、戻ってから復学してさらに学んだそうだ。そのように、韓国では美容学校に通う前に、アルバイトをして美容への道をスタートする人も多いという。

また彼によると、韓国の美容学校は教え方が非効率的だと。それに比べて日本の美容学校は体系的に教えてくれるので、美容の勉強をするために韓国から日本に留学する人も多いそうだ。また日本の製品(シャンプーやパックなど)は優れているのでうちでも使っているのだと、陳列してある商品を見せてくれた。

でも、韓国の方が優れていると思われる点もあって、それは「手仕事」だそうだ。彼の考えでは、製品そのものは日本のものが優れているが、美容師とか裁縫とか手を使って何かをする作業は、韓国の方が上手だと思うとのこと。なるほど確かに、まちでよく見かける「服修繕」屋さんの腕は、私も何度か利用したが相当上手でしかも安い。そう言われてみればそうかもしれない。

カットの後、シャンプーをしてもらったのだが(韓国では初めて)、これが非常に気持ちよかった。夫から、男性の場合はカット後に洗面台で自分でシャンプーするよう言われると聞いていたので、女性はどんなふうだろうと思ったら、日本の美容室にあるようなシャンプー台。

椅子に座って背もたれが倒れ、洗ってもらうタイプ。日本ではたいてい水しぶきや泡が顔に飛び散らないように、目や口をタオルで覆ってくれていたが、ここはタオルはなし。また首が当たる部分も、日本のシャンプー台より若干クッション性が悪い気がしたが、いずれも問題というほどの問題ではない。「あえて違いを指摘するなら…」という程度のもの。

それより何より、彼のシャンプーは本当に気持ちよかった。私が過去に美容室でしてもらったシャンプーの中で、一番気持ちよかったと思ったほど。男性の大きな手でマッサージするように洗ってくれるからか、力の入れ方がいいからか、点(指先)で洗っているというよりは、何か「面」で洗ってくれているような感じ。

シャンプー後「どうやって洗ってくれてたんですか?」と尋ねたほど。『指のはらを使って洗ってるんですよ』と、当り前のように答えていたが、実に上手だった。さすが高校時代から経験していただけのことはある。

このシャンプーを含めて8000ウォン。男性も同額とのこと。夫にもすすめてみようと思い、夫の希望である髭剃りをしてくれるかどうか尋ねたが、残念ながら髭剃りは規則でできないとのこと。「美容院」なので刃物を使う髭剃りは許可されていないそうだ。でも、しつこいようだがあのシャンプーだけでも来てみる価値はあると思う。(肝心のカットも上手だと思う ^^ )

2008年9月4日(木)『旅の達人』との再会カットの後、近所の大型マートで買い物。ここは食料品から衣料品、日用雑貨、電気製品、文房具などたいていのものは揃うのだが、店内が広すぎて、またカートが巨大すぎて動かしづらく、買い物に時間がかかってしまう。また野菜や果物は市場より高い。

なので、八百屋で揃うものはいつもの八百屋で買い、調味料とか肉・魚とか牛乳とかはこの大型マートで、と買い分けしている。



추석(秋夕=陰暦8月15日。日本のお盆のようなもの)が近づいているため、マートでも추석のとき実家や親戚にご挨拶に行くとき用の手土産品を売り出している。

2008年9月4日(木)『旅の達人』との再会2008年9月4日(木)『旅の達人』との再会










韓服のユニフォームを着た店員(後ろ姿)も見かける。手土産品は、日本のお中元やお歳暮と似ていて、食料品や洗剤セットなど様々なものが予算に応じて選べるようになっている。左の写真は缶詰や食用油の詰め合わせ、右は伝統菓子の詰め合わせ。この菓子は、大阪の「おこし」のように見えるのだが、値段は意外と高くて1箱8万ウォン!

* * *

さて今日は、夫の長年の友人である『旅の達人Kさん』が釜山にいらっしゃったので、夕食を共にする予定。夫がKさんに初めて会ったのもやはり旅先で、以来のお付き合いだそうだ。私は釜山に来る前に紹介してもらって以来なので、半年ぶりの再会ということになる。

Kさんは世界各国(夫によるともう100カ国ぐらいは訪れているだろうと)を旅されており、今日もまた最近の旅の話なども聞かせてもらえるかもしれない。楽しみである。

それまでに、昨日後回しにしてしまった宿題を仕上げなければ…。それにしても本当にいいお天気 (^^)


半年ぶりにお会いしたKさんは、変わらずお元気そうな様子だった。夫の同僚1人も一緒に、4人で청국장(納豆汁)を食べに行った。その同僚も旅行がお好きで、今までに25カ国ぐらい訪れたそうだが、Kさんに尋ねると何と150カ国ぐらいは訪れているとのこと。しかも、そんなに訪れていたら記憶があいまいになってしまいそうなものだが、あそこはどうだったとか鮮明に記憶されているのにも驚いた。

食後、同僚のおすすめの落ち着いた雰囲気の喫茶店でコーヒーを飲みながら、さらに話に花が咲き、楽しいひとときとなった。


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