2012年11月30日

ピリ辛温そば

この日の昼食は久しぶりに막국수(マッククス=そば)。韓国の東北部にある江原道(カンウォンド)の名物料理だ。山地の多い江原道は、とうもろこしやジャガイモと並んでそばの産地として知られている。

夏にはミルミョンや冷麺のようにギンギンに冷やしたスープとともに食べる冷たいマッククスも人気だし、真っ赤なヤンニョムを絡めて食べるスープなしのピビムマッククスもある。

この日は温マッククス(5,000w)を注文。メニューに과메기(クァメギ)があるのを見た上司が、それも注文しようかと店員さんに聞いてみたが、今取り寄せているところでまだ店に届いていないとのこと。また次回のお楽しみだ。

クァメギはサンマなどの青魚を寒風にさらしながら干して作るこの時期の珍味。魚の身が凍ったりゆるんだりを繰り返すことで、旨みが凝縮される。栄養価も高いのだそうだ。

温マッククス(▼)。

ピリ辛温そば

この店は、カルグクスも含めて温かい麺類には、コチュカルやコチュジャンがトッピングしてあるのが特徴。そのためスープが若干ひりりと辛くなる。ほんの少し辛いという程度だが、身体がほかほかと暖まる。

麺は見た目は日本のそばと似ているが、日本のそばより柔らかい。付け合わせにはカクトゥギと白菜キムチ。麺類との相性抜群だ。

ピリ辛温そば

マッククスを食べながら、ユニクロのヒートテックのことが話題に。少し前の週末に、釜山(韓国全国的に?)ではヒートテックのインナーを9,900wでセールしていた。「うちの妻も、友達と朝早くから店に行っていっぱい買い込んできてたよ」 と上司。

釜山にユニクロができた頃、高級ブランド志向の強い韓国で果たして受け入れられるのだろうかと思っていたが、それなりに生き残っている。上司曰く、「金持ちの高級志向の人も、買うものすべてが高級なわけじゃないですよ」。確かに。

そんな話をしながらマッククスをほぼ食べ終える頃、上司が 「この後、マンドゥ食べに行きましょうか」。大好きな명당만두(ミョンダンマンドゥ)のことだ。私に異存があるはずもなく、マッククス屋を出て足取りも軽くミョンダンマンドゥへ。

ピリ辛温そば

주문진막국수(ジュムンジン マッククス)
釜山市東区水晶2洞192-6
(051) 468-5024、441-9855


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