2008年06月27日

2008年6月27日(金)産後養生院

今日も梅雨の中休みでいい天気。

新しい韓国語の先生は、本当にガンガン進む。前の先生は、生徒が理解しているかどうか常に反応を確認しながらゆっくり進めていたが、この先生はいちいち立ち止まらず、分からなければ自分から質問してちゃんとついてきてね、という感じ。少しでも気を抜くと先生の話を聞き逃してしまうので、以前に比べて授業中の緊張感が増した気がする。濃密な2時間。

授業の後、いつもの八百屋で買い物をしていると、見知らぬ初老の女性が日本語で「もしかして…」と話しかけてきた。どこかで会ったことあったかなと思いながら「はい、日本人で…(すが)」と答えかけると、今度は急に英語に変わって「アーユージャパニーズ?」

近所の学校で週2回英語を習っていると言う。どこに住んでいますか?仕事はしていますか?子供は何人ですか?など、学校で習った英語を実践で試してみているらしい。私もできれば韓国語の練習がしたいので、時々韓国語で返してみるのだが、女性はそれには全く影響されず、全て英語。

お年の感じにしては(と言っては失礼だが)なかなかお上手だし、何より、間違ってもいいからとにかく話してみよう!という意気込みが感じられて、私も見習わなければと思った。

荷物を置いて、近所の勉強会へ。昼食がまだだろうと、チキンスープを用意してくれていた。昼食は済ませていたが、あまりにおいしそうだったのでいただいた。本当においしかった。
また、今日は콩나물밥(もやしご飯)の作り方を教えてくれた。それほど手間なく韓国の味が楽しめる家庭料理だという。これもまたあまりにおいしそうだったのでいただいた。本当においしかった。(^^;

参加しているもう一人の日本人女性が、9ヶ月ぐらいの赤ちゃんを連れてきているため、いつも子供や育児についての話題が出る。今日は「産後養生院」なるものについて教えてもらった。

日本では出産前後は女性の実家で過ごすこともあるが、韓国では実家に戻ることはあまりしないらしい。その代わり、病院に付属するような形で「産後養生院」なるものがあり、産後しばらくは母子ともにそこに入院するケースも多いらしい。(150万ウォン程度/月)

そこには専門に訓練を受けた女性がいて、新生児のお世話(沐浴・オムツ替えなど)はもちろん、お母さんの食事の用意、洗濯なども引きうけてくれるので、お母さんは文字通り「おっぱいをあげるだけ」でいいそうだ。

勉強会をしてくれている韓国人女性(Hさん)は、産後腰痛がきつかったので、そこに入院するかわりに、自宅に来てもらって家事・育児を手伝ってもらったという。9時から18時まで2ヶ月間来てもらって250万ウォン程度。とても助かったそうだ。

その話から子育ての話になった。Hさんは、”子供なんてのは大きくなったらどっか行っちゃうんだから、そんなに一生懸命手をかけて育てなくてもいいのよ。子供はほっといても育つのよ。一生連れそうのはだんな様なんだから、だんな様が一番大事!うちも主人にはいいものをたくさん作ってあげるけど、子供たちにはそんないいものは食べさせないのよ。だんな様が1番、子供は2番!”と、熱く語ってくれた。

その語り口があまりに熱心で、私たちは妙に納得させられた。そういえば、Hさんをはじめ韓国人は感情・表情が豊かで、話すときもその感情を包み隠さずに話す人が多いような気がする。


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この記事へのコメント
韓国の平均年収からすると産後処理院って良い値段するよねー。
でも2ヶ月おっぱいあげるだけでいいなんて羨ましい~~。
確かに、韓国人は感情表現が豊かだよね。我が家では韓国人はラテン系アジア人じゃないかって言ってます。

そしておばあちゃんすごい!
日本語勉強してる人や英語勉強してる人が気軽に話しかけてくるよね。
すごく積極的だよねー。
Posted by もーしゃん at 2008年06月28日 00:47
そうだよね。誰でも利用できる値段ってわけじゃないんだろうね。私も何かの本で、韓国が「アジアのラテン」って読んだことあるなー。日本とは似てるようで、ちょっとノリが違うよね。
Posted by dilbelaudilbelau at 2008年06月28日 09:49
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