2013年07月27日

初めてのKTX、6年ぶりのソウル 1

先日、久しぶりに夫とソウルに行った。7月12~14日の2泊3日。もとは、夫の誕生日祝いを兼ねて、日本に行っておいしいお寿司でも食べようかと思っていたのだが、それより久しぶりにソウルに行こうと思い直し、KTXのチケットや宿を手配。

夫も私もソウルはちょうど6年ぶり。さらに、釜山からソウルに行くのも、KTXに乗るのも2人とも初めてだ。そういう人も珍しいねと友人に笑われた。「6年ぶりだと(ソウルは)さぞ変わったと感じると思うよ」 とも言われたが、ソウル3回目の私は、これまでの2回もあちこち回ったわけではないので、どこがどう変わったかもあまり感じられないだろうなと。ほぼ初めて行く感覚だった。

12日(金)は、韓国語の授業を終えた夫と釜山駅で合流し、簡単に昼食を済ませて13:50発のKTX002号に乗車。相変わらず改札はない。ホームへ向かう乗車口に 「顧客信頼線」 があるだけ。車内での検札も、降車駅でのチケット回収もない。

初めてのKTX、6年ぶりのソウル 1

最初は、これでは無賃乗車し放題ではないかと人ごとながら心配したが、そこはやはり一応管理されているとのこと。時々車掌さん(?)が車内を巡回し、予約・購入されていないはずの席に誰かが座っていると 「チケット拝見」 となるのだそう。合理的なやり方だ。

初めてのKTX、6年ぶりのソウル 1

特室と一般室があるが、この日は一般室で。KTXは座席が狭くて窮屈だと友人からよく聞いていたが、実際に座ってみると思っていたほど狭くもなく、まずまず快適だった。座席の座り心地で言えば新幹線の方がはるかにいいが、飛行機のエコノミー席ほどの窮屈さはない。

一般室の座席はリクライニングはできるが座席の向きは固定されており、車両中央を境に、進行方向向きと逆向きが向い合せになっている。車両中央の向かい合った4席は 「家族席」 で、4席単位で他の席より安い値段で販売されている。

初めてのKTX、6年ぶりのソウル 1

列車はほぼ定刻に出発。このKTX002号はノンストップ車。13:50に釜山駅を発車した後はどこにも停車せず(ところどころ減速はするが)、ソウル駅まで2時間16分で到着する。その分、料金が少し割増になるが(57,700w)、高くなるといってもわずか400wの差。わずか400wで所要時間を数十分短縮できるのはありがたい。

釜山を出発したときはカンカン照りだったが、途中から空が暗くなってきて、天気予報通り、ソウル到着時には小雨が降っていた。ソウルには定刻の16:06に到着。私はソウル駅を利用するのも初めてなので、何もかもが珍しくキョロキョロ。

初めてのKTX、6年ぶりのソウル 1

天井が高く、まるでちょっとした空港のようなホール。人も多い。初めてのソウル駅、そして6年ぶりのソウル再訪に少々興奮。

初めてのKTX、6年ぶりのソウル 1

KTXのソウル駅から地下鉄へは濡れずに行けるようになっている。地下鉄連絡通路への下り口周辺にはホームレスらしき人々がたくさん座りこんでいた。釜山駅周辺でも見かけるが、ソウルの方が数が多くて独特の雰囲気をかもしだしていた。

雨は降っていたが小雨だったので、現在のソウル駅(▼)のすぐ隣にある旧駅舎を見に行ってみることにした。

初めてのKTX、6年ぶりのソウル 1

旧駅舎(▼)。一目見て大阪の中之島公会堂(現・大阪市中央公会堂)の建物を思い出した。正面の雰囲気やドーム部分の翡翠色などよく似ている。夫が昔、韓国を旅行していたときはこの駅舎がまだ現役で、よく利用したそうだ。

この駅舎は日本の統治下にあった1925年に竣工したそうで、設計は東京帝国大学教授の塚本靖氏によるものだそう。当時は京城駅と呼ばれた。

初めてのKTX、6年ぶりのソウル 1

旧駅舎前には、手榴弾を手にした独立運動家・강우규(カン・ウギュ)の銅像が建っていた。

初めてのKTX、6年ぶりのソウル 1

つづく


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