2013年01月20日

天の川カフェ

おいしい網焼き豚肉をいただいた後、私たちは釜慶(プギョン)大学近くのカフェへ。

釜慶大学は数年前に 「開かれた大学」 を目指し、大学の敷地を取り囲んでいたコンクリート塀を撤去した。大学と内と外の境界をなくしたことで、気軽に立ち寄る一般市民も増えたようで、キャンパス内を散歩する家族連れの姿などもよく見るようになった。

もう1つ、塀をなくしたことによる大きな変化があった。大学北側エリアの 「変貌」 だ。それまで北側の塀の外側は、細い道沿いに住宅がぽつぽつと立ち並ぶあまり人通りのない通りだった。それが塀が撤去されたことと、それに伴って北側に大学の通用口ができたことにより、その通りを歩く大学生が急増。地味だった通りにおしゃれなカフェやレストラン、ネールアートショップなどが次々にでき始めた。以前とは見違えるような、垢抜けた通りになったのだ。

私たちが向かったのは、それら新しくできたカフェの1つ 「은하수 다방」(ウナス タバン)。友人が案内してくれた。은하수(ウナス)は漢字で書くと 「銀河水」。「天の川」 のことだ。

다방(タバン=茶房)とは、韓国に昔よくあったという喫茶店。私は行ったことがないが、最近のカフェとは随分様子が違ったらしい。今でも 「다방」 という看板を時々見かけるが、どんどん店舗を増やし勢いを増しているカフェの前にあってはタバンの存在はもはや風前の灯なのだろう。

門から店の入り口まで続くエントランスは、おしゃれで個性的な雰囲気。

天の川カフェ

天の川カフェ

店内はさらに個性的な空間だ。店のご主人が絵を描く方だそうで、あちこちに絵筆や絵の具などの画材が置かれておりまるで美術工房のようだ。店内の大きな机ではイラストを描く作業などもされるようで、ご主人が描いたと思われる作品があちこちに張られていた。

天の川カフェ

奥には靴を脱いで上がる 「遊び場」 のような空間もあり、こまごました雑貨やギター、昔ながらのテレビゲーム(今でも街なかで見かける)などが展示してあり、楽しげな雰囲気だ。

天の川カフェ

イラストと共にメニューが描かれているのは、本物の張りキャンバス(▼)。

天の川カフェ

アメリカーノ(3,800w・手前2つ▼)は、カップはかわいらしかったがお味は残念ながら私の好みではなかった・・・。

天の川カフェ

キャラメルマキアート(▼)。店名の 「은하수」 という文字が。

天の川カフェ

StarbucksやAngel-in-us Coffee、Coffee Bean & Tea Leaf、cafe beneなどの大型コーヒーチェーン店はどんどん店舗を増やしているが、こういう個人経営のカフェも最近随分増えた。それぞれ、チェーン店にはないその店独自のカラーを打ち出し、他店と競合している。大学生を中心とした若い世代に大人気だ。

こういうカフェは、飲み物や食べ物を楽しむというより、独特の雰囲気やそこで過ごす時間を楽しむためにやってくる客が多いようだ。

天の川カフェ

은하수 다방
釜山市南区大淵50-51
(051) 628-5051
営業時間:10:30~24:00


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