2012年10月02日
おいしいのだけど・・・
9月から新聞社での仕事を再開した。私の主な業務は、毎月釜山市役所から発行される広報紙の日本語版の翻訳や、新聞の記事を翻訳してあるいはグルメの記事を書いて日本語版HPに掲載すること。
翻訳することも自分で記事を書くことも、いかに正確にかつ分かりやすく日本語を綴れるかという点に尽きると感じる。日々学ぶことがとても多い。働きつつ学べるという環境は非常にありがたい。
もう1つありがたいことは、職場近くには飲食店が密集しており、日々おいしい昼食を食べられるということ。この日は上司らと、スジョン(水晶)刺身市場内にある 「창녕식당(昌寧食堂)」 という食堂へ。
釜山にあるのに、店の名前に 「창녕(チャンニョン=昌寧)」 という地名がついているのは、店のおばさんが慶尚南道・昌寧郡の出身だからだ。この店はもう34~35年になるという。ククス(麺)は구포국수(クポククス=亀浦ククス)という、有名な麺を仕入れて使っているのだそうだ。
メニューは、국수(温かいスープのククス)、회국수(刺身がトッピングされたスープなしのククス)、김밥(キムパプ)、초밥(寿司)、회밥(刺身丼)などがあるが、一番人気は회국수(フェグクス=4,000w)。この日フェグクスとキムパッ1本(1,000w)を注文。

茹でたてのククスの横には、その時々の旬の魚の刺身が添えられる。この日は전어(チョノ=コノシロ)。釜山など韓国の南海岸沿いの地域では 「봄 도다리, 가을 전어」(春のメイタガレイ、秋のコノシロ)という表現があるように、秋に好んで食べられる魚だ。
도다리(トダリ=メイタガレイ)は数年前、お隣さんだったオンニがご馳走してくれたことがあり、高価な魚だという印象がある。同じようにコノシロも高価な魚なのかと思っていたら、上司曰く、安い庶民的な魚なのだそう。
また、韓国の漫画家허영만(ホ・ヨンマン=許英萬)の漫画 『식객』(シッケッ=食客)の中には、「春のメイタガレイ秋のコノシロ」 以外にも、各月のおいしい魚を紹介する表現があるのだそうだ。
「삼도, 오농, 육숭, 칠갯, 팔광, 구전・・・」 という表現がそれだそうで、
삼월엔 도다리 (3月はメイタガレイ)
오월엔 농어 (5月はスズキ)
유월은 숭어 (6月はボラ)
칠월은 갯장어 (7月はハモ)
팔월은 광어 (8月はヒラメ)
구월은 전어 (9月はコノシロ)
の、それぞれ 「何月」 という数字の部分と、魚の名前の頭文字を組み合わせたものが、上記の 「삼도, 오농, 육숭, 칠갯, 팔광, 구전・・・」。港町ならではの表現だ。
さて、フェグクスの刺身が緑色がかっているのは、刺身の表面にわさびを薄くまぶしてあるため。生臭さを消し、さらにわさびがまんべんなくフェグクス全体に行き渡るようにというアイデアだ。刺身の上にはつぶしたニンニクがどーんと。

全体をよく混ぜると、白かったククスがヤンニョムで赤く染まる。

このヤンニョム、辛さもあるのだが同時に甘さも口の中に広がるから不思議だ。辛いだけでなく旨みや甘みを感じ、クセニなる味。ククスの量もたっぷりで、一緒にダシのきいたおいしいスープも出てくる。全部食べ終わる頃にはかなりおなかいっぱいになる。
とてもおいしいのだが、難点が1つ。ニンニクがけっこう入っているので、食後はしばらくニンニク臭を漂わせることになる(らしい)。本人も食べた直後は自覚するのだが、もう大丈夫だろうと(本人は)思う翌日になっても、夫によるとまだにおうらしい・・・。食べる際には、その後の予定も考慮することをおすすめする。
창녕식당(昌寧食堂)
釜山市東区水晶2洞12-9 7統3班
(051) 465-8298
翻訳することも自分で記事を書くことも、いかに正確にかつ分かりやすく日本語を綴れるかという点に尽きると感じる。日々学ぶことがとても多い。働きつつ学べるという環境は非常にありがたい。
もう1つありがたいことは、職場近くには飲食店が密集しており、日々おいしい昼食を食べられるということ。この日は上司らと、スジョン(水晶)刺身市場内にある 「창녕식당(昌寧食堂)」 という食堂へ。
釜山にあるのに、店の名前に 「창녕(チャンニョン=昌寧)」 という地名がついているのは、店のおばさんが慶尚南道・昌寧郡の出身だからだ。この店はもう34~35年になるという。ククス(麺)は구포국수(クポククス=亀浦ククス)という、有名な麺を仕入れて使っているのだそうだ。
メニューは、국수(温かいスープのククス)、회국수(刺身がトッピングされたスープなしのククス)、김밥(キムパプ)、초밥(寿司)、회밥(刺身丼)などがあるが、一番人気は회국수(フェグクス=4,000w)。この日フェグクスとキムパッ1本(1,000w)を注文。
茹でたてのククスの横には、その時々の旬の魚の刺身が添えられる。この日は전어(チョノ=コノシロ)。釜山など韓国の南海岸沿いの地域では 「봄 도다리, 가을 전어」(春のメイタガレイ、秋のコノシロ)という表現があるように、秋に好んで食べられる魚だ。
도다리(トダリ=メイタガレイ)は数年前、お隣さんだったオンニがご馳走してくれたことがあり、高価な魚だという印象がある。同じようにコノシロも高価な魚なのかと思っていたら、上司曰く、安い庶民的な魚なのだそう。
また、韓国の漫画家허영만(ホ・ヨンマン=許英萬)の漫画 『식객』(シッケッ=食客)の中には、「春のメイタガレイ秋のコノシロ」 以外にも、各月のおいしい魚を紹介する表現があるのだそうだ。
「삼도, 오농, 육숭, 칠갯, 팔광, 구전・・・」 という表現がそれだそうで、
삼월엔 도다리 (3月はメイタガレイ)
오월엔 농어 (5月はスズキ)
유월은 숭어 (6月はボラ)
칠월은 갯장어 (7月はハモ)
팔월은 광어 (8月はヒラメ)
구월은 전어 (9月はコノシロ)
の、それぞれ 「何月」 という数字の部分と、魚の名前の頭文字を組み合わせたものが、上記の 「삼도, 오농, 육숭, 칠갯, 팔광, 구전・・・」。港町ならではの表現だ。
さて、フェグクスの刺身が緑色がかっているのは、刺身の表面にわさびを薄くまぶしてあるため。生臭さを消し、さらにわさびがまんべんなくフェグクス全体に行き渡るようにというアイデアだ。刺身の上にはつぶしたニンニクがどーんと。
全体をよく混ぜると、白かったククスがヤンニョムで赤く染まる。
このヤンニョム、辛さもあるのだが同時に甘さも口の中に広がるから不思議だ。辛いだけでなく旨みや甘みを感じ、クセニなる味。ククスの量もたっぷりで、一緒にダシのきいたおいしいスープも出てくる。全部食べ終わる頃にはかなりおなかいっぱいになる。
とてもおいしいのだが、難点が1つ。ニンニクがけっこう入っているので、食後はしばらくニンニク臭を漂わせることになる(らしい)。本人も食べた直後は自覚するのだが、もう大丈夫だろうと(本人は)思う翌日になっても、夫によるとまだにおうらしい・・・。食べる際には、その後の予定も考慮することをおすすめする。
창녕식당(昌寧食堂)
釜山市東区水晶2洞12-9 7統3班
(051) 465-8298
Posted by dilbelau at 08:40│Comments(2)
│麺類
この記事へのコメント
お仕事再開、おめでとうございます。
崔龍五さんはお元気ですか?
旬の魚の表現は面白いですね。
できれば12か月、教えてほしいです^^;
崔龍五さんはお元気ですか?
旬の魚の表現は面白いですね。
できれば12か月、教えてほしいです^^;
Posted by 釜山 at 2012年10月02日 09:03
釜山 さま
ありがとうございます。
お元気ですよ。日本語にもますます磨きがかかっています。
私も気になって調べてみましたが、12か月分の表現はまだ見つけられません。
もともとこの6か月分しかないのかも??
日本でも同じような表現がありそうですね。
ありがとうございます。
お元気ですよ。日本語にもますます磨きがかかっています。
私も気になって調べてみましたが、12か月分の表現はまだ見つけられません。
もともとこの6か月分しかないのかも??
日本でも同じような表現がありそうですね。
Posted by dilbelau
at 2012年10月02日 10:08
