2012年06月10日

太っ腹の試食会

広安里沿いにある讃岐うどん専門店 「武田家」 は、本場・讃岐のうどん屋 「小縣家(おがたや)」 で3年間修業してきた店主ミンさんが腕をふるう店だ。本物の讃岐うどんの味を守りつつ、韓国人の口にも合うようにと工夫を加えたミンさんのうどんの味は釜山の人にも受け入れられ、2010年の夏のオープン以来、変わらぬ人気を保ち続けている。

先日、新聞の折り込みチラシにその 「武田家」 のチラシが入っていた。5月30日の11:30~15:00に、「소바냉면(そば冷麺)」 の無料試食会を開くというもの。チラシに掲載されている写真はなかなかおいしそうだ。夫と行ってみた。

無料試食会ということで混み合うかもしれないと思い、オープンと同時の11:30に店に入ったが、すでに数組の客が入っていた。この日は通常の営業ではなく、試食会のための特別体制で営業していた。普段は昼と夜の営業だが、この日は昼(11:30~15:00)のみの営業。さらに注文できるメニューも、試食会用の 「そば冷麺」 のみ。

こちらがこの日無料でいただいた 「そば冷麺」。普段は4,000wの品だ。トッピングされている具は、チャーシューにキュウリ、무절임(大根の漬物)など、ミルミョンや冷麺とほぼ同じだ。

太っ腹の試食会

見た目は日本のそばと似ているが、食べた感じは若干違う気がする。スープの味が日本のそばと違うからだろうか。

太っ腹の試食会

「冷やしそば」 といった感じでおいしい。この新メニューを売り出すにあたり、まずは1人でも多くの人に知ってもらうために無料試食会を開いてPR、ということだ。それにしても、無料試食には先着何人までなどという人数制限もなく、また通常の1杯分と同じ分量を提供するとは、何とも太っ腹だ。

試食に訪れていた韓国人客も、おおむね満足そうな様子に見えた。しかし、釜山の夏といえば何と言ってもミルミョン。「武田家」 のすぐ近くにもミルミョン専門店が2店あり、夏にはよく行列ができている。強敵だ。

この日、店内には日本映画 『UDON』(ユースケ・サンタマリア、小西真奈美主演)のDVDが流れていた。香川県を舞台とした讃岐うどんの映画だ。讃岐うどんの店で、本場の讃岐うどんを視覚的にも見せるというのはなかなか効果的だ。

「武田家」 の 「そば冷麺」 以外のメニューとしては、かけうどん(5,000w)、きつねうどん、カレーうどん、天ぷらうどん(各6,000w)、ぶっかけうどん(5,000w)、天ぷらぶっかけうどん(8,000w)、ざるうどん(6,000w)、冷やしうどん(5,000w)など。うどん以外にも、トンカツ(7,000w)、カレー丼(6,000w)などもある。

太っ腹の試食会

武田家(다케다야)
釜山市水営区南川洞3-58 2階
(051) 611-5711
営業時間:11:30~15:00、17:00~22:00(土・日・祝は11:30~22:00)
定休日:月曜日


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