2010年11月06日

ご飯が進む味 

穏やかによく晴れた週末、夫と昼食を食べようと向かったのは、近所の안동찜닭(安東チムタッ)のお店。家庭経営のお店で、どうやら2階は住居にもなっているらしい。私たちが店の入り口に立ったとき、ガラス戸の向こうではテレビを見ながら一家団欒している様子が見えた。

店の前に看板は出ていて営業しているようだったが、その団欒の様子があまりにほのぼのしていて、もしかしてまだ営業時間ではないのかと思えたほど。私たちの姿を見て店員さんご家族は慌てて立ち上がり、どうぞどうぞというように頭を下げて店内に入ってくるよううながしてくれた。

1階にはいかにも住宅用の部屋が4部屋と厨房。それぞれの部屋にはテーブルが数個ずつある。いつもの部屋に通されて、いつもの定食(7,000w)を注文。そうそう、”辛さ控えめにお願いします” というのを忘れずに。辛さ控えめにしてもらわなくても、辛くて食べられないというほどではないが、けっこう辛めなので私たちはいつもマイルドにしてもらう。

料理が出てくるのを待っている間にトイレに行くと、トイレの横にある2階へと上がる階段の一段一段(足を乗せる部分)に 「おはようございます」 「こんにちは」 「ありがとう」 などと、日本語が1フレーズずつ書いて貼り付けられてあるのが目にとまった。この家の娘さんか誰かが日本語を勉強しているのだろう。階段を上がるたびに見て読んで覚えるのだろう。

さて、やがてまずはおかずの数々とご飯が登場。中央にドーンとあるのはチヂミ(▼)。いい味付けで、周辺のカリカリ部分もまた香ばしくておいしい。他にも、いろいろな材料を使った、いろいろな味付けのおかずが並ぶので、これだけでおなかがいっぱいになるほどだ。

ご飯が進む味 

やや遅れてグラグラと沸騰しているチゲが登場(▼)。見た目の色合いほどには辛くない。

ご飯が進む味 

そして、いよいよ主人公のチムタッが運ばれてくる(▼)。これで1人前。

ご飯が進む味 

たっぷりの野菜と鶏肉や餅、そしてコシの強いきしめん状の半透明の麺。これらが実においしく味付けされていて、ご飯が進む、進む。鶏肉も量が多いだけでなく、質のよいものを使っているのだろうと感じられる。適度な弾力と柔らかさが絶妙だ。

おかず類も、このチムタッも、それとご飯だけで充分おなかいっぱいになるボリュームだ。今日もご馳走さまでした。

수라찜닭 (安東찜닭専門店)
釜山市水営区南川1洞 30-24番地
(051) 632-4443


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