Busan nikki 1 (2008～2013)

今日も朝からいいお天気。朝食を済ませた後、散歩がてら夫といつものスタバへ行く。いつもの 「本日のコーヒー」 を飲みながら、読書・勉強。このスタバの空間の雰囲気は、ざわざわし過ぎてもいず、海も眺めることができて気に入っている。

やがてお昼時になったので、今日は前々から気になっていた鴨肉料理の店へ行ってみることにした。

バス通りから、地元の人たちが好んで登る山の１つ 「황령산」 の麓にある、『푸른 산장 （青い山頂）』 という鴨肉料理・黒豚料理の専門店。

店の看板には、


という表示や、KBS （韓国のNHK） の番組で、おいしい硫黄鴨料理の店として紹介されたことなどが表示されてある。



日本でも、飲食店などがTV番組で、おいしい店として取り上げられた場合、そのことを店の宣伝としてアピールするが、韓国ではそれが日本以上だと感じる。TVで紹介されたときの画面をポスターパネルにして、店に掲げている様子をあちこちで見かける。

店は、街の雑踏から少し離れた山の麓にあり、静かにたたずんでいるという感じ。



大きな窓からは遠くに広安里の海も少し見え、また木々の緑がたくさん見えてほっとする。週末のお昼時とあって、家族連れが数組来ていた。



壁には、「硫黄鴨」 についての効能が書かれている。韓国ではこのように、店によってその店の食べ物の特徴や、それがいかに健康にいいか、などが書かれたパネルが壁に貼られていることが多い。



「硫黄鴨」 とは、文字通り硫黄を食べさせて育てた鴨で、その硫黄鴨を食べると、

＊ 骨や筋肉が強くなる
＊ 炎症や悪性腫瘍を除去してくれる
＊ 癌を抑制することができる

などの他に、解毒作用、成人病に対する特別な効果、美容作用なども期待できると書いてある。

この店の鴨料理は、大きく分けて 「鴨の燻製焼き」 と 「味付け鴨の焼肉」 、「鴨肉のスープ」 があるが、今日は鴨肉そのものの味を楽しむことのできる、燻製（2人分30000ウォン）を注文した。



メインの鴨肉の燻製は、アツアツに熱した石鍋の上に並べられて運ばれてくる。タマネギとエリンギが、脇役として。もうもうと立ち上がる湯気からは、鴨肉の香ばしい香り。



好みのタレをつけて、サンチュなどの葉で包んでいただく。野菜と一緒に食べるので、見た目よりもおなかがいっぱいになる。大変おいしくいただいた。