2013年08月05日
アンチエイジングの門 15
つづき
芙蓉池や宙合楼の近くには、小さな売店とトイレがある。ここから先、後苑内にはもうトイレはないとのことで少しトイレ休憩を取ってから、緑の中をさらに先へと進む。

次に止まったのは 「金馬門(クムマムン)」 の前。金の馬とはすなわち王の跡継ぎ(世子)のこと。

金馬門の中にあるのは 「倚斗閤(ウィドゥハッ)」 という小さな建物(左▼)。ここも王が勉強するための場所だったそう。倚斗閤の背後には石で組んだ階段があり、その先は王の書物を収めた図書館 「宙合楼」 へと通じているそうだ。

金馬門の塀の並びには 「不老門(プルロムン)」 がある(▼)。王の長寿を願って、大きな岩をくりぬいて造った門。解説士さん曰く 「アンチエイジングの門です。皆さんもどうぞ気のすむまで何度でもくぐってください」。

不老門をくぐると右手に 「愛蓮池(エリョンジ)」(▼)。池の北側には、蓮の花を好んだという第19代王・粛宗が建てさせた東屋 「愛蓮亭(エリョンジョン)」 がある。


解説士さんによると 「王が使っていた東屋にしては小さいですね。でもそれでいいんです。王が好きな人と蓮の花を愛でながら時間を過ごすには充分な大きさです。欄干の内側は腰掛けられるようになっています。好きな人と並んで座って、お茶を飲みながら語らう、ロマンティックな場所ですね」。
愛蓮池の隅には、山水が流れ込んでいた(▼)。数日来の雨のため水はけっこう太く、流れる音も聞こえていた。「皆さんは、暑い夏には海に飛び込んだりして涼むことができますが、昔の王はそういうわけにはいきませんでした。せめて、こういう水の流れる音で涼を感じていたわけです」 と解説士さん。

池の反対側には小さな門があり、その向こうには 「倚斗閤」 が見えていた(▼)。

愛蓮池の西側にもう1つ小さな池があり、蓮の葉が青々と茂っていた。

つづく
芙蓉池や宙合楼の近くには、小さな売店とトイレがある。ここから先、後苑内にはもうトイレはないとのことで少しトイレ休憩を取ってから、緑の中をさらに先へと進む。
次に止まったのは 「金馬門(クムマムン)」 の前。金の馬とはすなわち王の跡継ぎ(世子)のこと。
金馬門の中にあるのは 「倚斗閤(ウィドゥハッ)」 という小さな建物(左▼)。ここも王が勉強するための場所だったそう。倚斗閤の背後には石で組んだ階段があり、その先は王の書物を収めた図書館 「宙合楼」 へと通じているそうだ。
金馬門の塀の並びには 「不老門(プルロムン)」 がある(▼)。王の長寿を願って、大きな岩をくりぬいて造った門。解説士さん曰く 「アンチエイジングの門です。皆さんもどうぞ気のすむまで何度でもくぐってください」。
不老門をくぐると右手に 「愛蓮池(エリョンジ)」(▼)。池の北側には、蓮の花を好んだという第19代王・粛宗が建てさせた東屋 「愛蓮亭(エリョンジョン)」 がある。
解説士さんによると 「王が使っていた東屋にしては小さいですね。でもそれでいいんです。王が好きな人と蓮の花を愛でながら時間を過ごすには充分な大きさです。欄干の内側は腰掛けられるようになっています。好きな人と並んで座って、お茶を飲みながら語らう、ロマンティックな場所ですね」。
愛蓮池の隅には、山水が流れ込んでいた(▼)。数日来の雨のため水はけっこう太く、流れる音も聞こえていた。「皆さんは、暑い夏には海に飛び込んだりして涼むことができますが、昔の王はそういうわけにはいきませんでした。せめて、こういう水の流れる音で涼を感じていたわけです」 と解説士さん。
池の反対側には小さな門があり、その向こうには 「倚斗閤」 が見えていた(▼)。
愛蓮池の西側にもう1つ小さな池があり、蓮の葉が青々と茂っていた。
つづく
Posted by dilbelau at 08:17│Comments(0)
│ソウル