2012年07月04日
ミルミョンとマンドゥの黄金コンビ
昨年まではミルミョンにあまり興味を示さなかった夫が、どういうわけか今年は非常に気に入っていて、ここ1~2か月、ミルミョンづいている。この日入ったのは、水営区役所の近くにある 「남천 가야밀면(南川伽倻ミルミョン)」(ナムチョンカヤミルミョン)。オープンは1996年だそう。
ほぼ向かい合って建つ 「본가밀면(本家ミルミョン)」 と人気を二分しているミルミョン専門店だ。
ミルミョンといえば釜山名物。その由来は3つほどあるようだ。
1.朝鮮戦争時代に釜山に押し寄せてきた避難民が、空腹をおさめるために作った。当時、北の方から避難してきた人が故郷でよく食べていた冷麺は、そば粉を入手するのが困難なために作ることができず、代わりに小麦粉やサツマイモ・ジャガイモなどのでんぷんを使って麺を打った。
2.北朝鮮の함흥시(咸興市)出身の母娘が、釜山で冷麺屋を開いた。しかし、冷麺の材料であるそば粉が入手困難であったことと、釜山の人にそば粉で作った冷麺が人気がなかったことから、小麦粉で代用して麺を作った。
3. 진주 밀국수 냉면(晋州ミルククス冷麺)が由来となっている。昔から晋州には、いりこでとっただしで作ったミルククス冷麺があった。1925年に慶尚南道の道庁が晋州から釜山に移ったとき、晋州のミルククス冷麺も釜山に移り、釜山ミルミョンとして創作された。
釜山の夏と言えばミルミョンというほど、釜山の人々に愛されてる料理だ。有名専門店も数多くあるようだが、「カヤ(伽倻)ミルミョン」、「ケグム(開琴)ミルミョン」、「チョリャン(草梁)ミルミョン」、「トンネ(東莱)ミルミョン」 など、店名に地名がついている店も多い。
さて、この日もミルミョン店は大賑わい。比較的涼しい日だったのですぐ席に座れたが、暑い日には行列必至だ。私たちは물밀면(ムルミルミョン=4,500w)を1つずつと、만두(マンドゥ)(3個3,000w)を注文。ミルミョンは、ミルもピビムも向かい側の 「본가밀면」 より1,000w高い。
まず、お決まりの육수(ユクス=肉の茹で汁)が小さなヤカンに入って出てくる。ステンレス製(?)のコップなので、熱々でしばらくは持つのも飲むのも大変。
やがてミルミョンが登場。


食べやすいようキッチンバサミで麺を切って、酢を入れていただく。酢とカラシはどの店でもテーブルに用意されているが、この店ではコチュカル(唐辛子粉)のボトルも置いてあった(右端▼)。辛いのが好みの人は追加してくださいということだ。

マンドゥ(▼)。まあまあおいしかったが、もう少し薄い皮に具がぎっしり詰まっているタイプの方が好みだ。


最近、いろんなところでミルミョン(とマンドゥ)を食べているが、どの店も大きな差はないように感じる。マニアの人なら、麺やスープの特徴を敏感に感じ取るのかもしれないが、私には(ヨモギミルミョン以外は)どの店のミルミョンもほぼ同じように感じられる。
値段も手軽でささっと食べられるためか、中学生や高校生同士のグループで食べに来る様子もよく見かける。

남천 가야밀면
釜山市水営区南川2洞6-11
(051) 621-7317
ほぼ向かい合って建つ 「본가밀면(本家ミルミョン)」 と人気を二分しているミルミョン専門店だ。
ミルミョンといえば釜山名物。その由来は3つほどあるようだ。
1.朝鮮戦争時代に釜山に押し寄せてきた避難民が、空腹をおさめるために作った。当時、北の方から避難してきた人が故郷でよく食べていた冷麺は、そば粉を入手するのが困難なために作ることができず、代わりに小麦粉やサツマイモ・ジャガイモなどのでんぷんを使って麺を打った。
2.北朝鮮の함흥시(咸興市)出身の母娘が、釜山で冷麺屋を開いた。しかし、冷麺の材料であるそば粉が入手困難であったことと、釜山の人にそば粉で作った冷麺が人気がなかったことから、小麦粉で代用して麺を作った。
3. 진주 밀국수 냉면(晋州ミルククス冷麺)が由来となっている。昔から晋州には、いりこでとっただしで作ったミルククス冷麺があった。1925年に慶尚南道の道庁が晋州から釜山に移ったとき、晋州のミルククス冷麺も釜山に移り、釜山ミルミョンとして創作された。
釜山の夏と言えばミルミョンというほど、釜山の人々に愛されてる料理だ。有名専門店も数多くあるようだが、「カヤ(伽倻)ミルミョン」、「ケグム(開琴)ミルミョン」、「チョリャン(草梁)ミルミョン」、「トンネ(東莱)ミルミョン」 など、店名に地名がついている店も多い。
さて、この日もミルミョン店は大賑わい。比較的涼しい日だったのですぐ席に座れたが、暑い日には行列必至だ。私たちは물밀면(ムルミルミョン=4,500w)を1つずつと、만두(マンドゥ)(3個3,000w)を注文。ミルミョンは、ミルもピビムも向かい側の 「본가밀면」 より1,000w高い。
まず、お決まりの육수(ユクス=肉の茹で汁)が小さなヤカンに入って出てくる。ステンレス製(?)のコップなので、熱々でしばらくは持つのも飲むのも大変。
やがてミルミョンが登場。
食べやすいようキッチンバサミで麺を切って、酢を入れていただく。酢とカラシはどの店でもテーブルに用意されているが、この店ではコチュカル(唐辛子粉)のボトルも置いてあった(右端▼)。辛いのが好みの人は追加してくださいということだ。
マンドゥ(▼)。まあまあおいしかったが、もう少し薄い皮に具がぎっしり詰まっているタイプの方が好みだ。
最近、いろんなところでミルミョン(とマンドゥ)を食べているが、どの店も大きな差はないように感じる。マニアの人なら、麺やスープの特徴を敏感に感じ取るのかもしれないが、私には(ヨモギミルミョン以外は)どの店のミルミョンもほぼ同じように感じられる。
値段も手軽でささっと食べられるためか、中学生や高校生同士のグループで食べに来る様子もよく見かける。
남천 가야밀면
釜山市水営区南川2洞6-11
(051) 621-7317
Posted by dilbelau at 09:18│Comments(0)
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