2011年04月28日
ククスひと筋34年
「今日は국수(ククス=麺料理)」 を食べに行きましょう。上司の提案で、朝から降り続いていた雨の中向かったのは수정시장(水晶市場)。雨脚が強く人影まばらな市場内は、いつもよりひっそりしている。市場内の細い通路からある建物内に入ると、中にも小さな店が並んでいる。いかにも昔からある市場といった雰囲気だ。
上司がここだよと教えてくれたのは、そんな小さな店の1つ。店の名前は 「창녕식당(昌寧食堂)」 。ここは釜山なのに昌寧という地名がついているのは、実に34年間もこの店を守ってきたというアジュンマ(おばさん)が昌寧出身だからだそう。
店と言っても、アジュンマが調理をする場所と、テーブルが並ぶ小さな空間は別々になっており、それぞれ細い通路を挟んで向かい合っている。こちらはアジュンマの調理スペース(▼)。
ついこの前、テレビ会社SBS(本社・ソウル)が、番組の取材のためわざわざソウルから取材に来たそうだ。その番組が放送された模様が印刷された横断幕が、調理スペースの上に掲げられている。SBSだけでなく、他にもテレビ局や新聞社がいくつも取材に来たのだそうだ。

客が料理を食べるのはこちらの小部屋(▼)。

メニューは、국수(温かいスープのククス)、회국수(刺身がトッピングされたスープなしのククス)、김밥(キムパプ)、초밥(寿司)、회밥(刺身丼)など。上司の一押しは회국수(フェグクス=4,000w)。
以前、南浦洞の 「할매집(ハルメチプ)」 という店で食べた회국수が想像を絶するすさまじい辛さだったので、もしやここも激辛かと少々ためらった。しかし上司が 「温ククスもおいしいけど、この店は何といってもフェグクスがおいしい」 としきりにすすめてくれるので、いただいてみることにした。
こちらが上司おすすめの、そしてこの店の名物料理ともなっている회국수(フェグクス)(▼)。器の中には赤いソースを絡めたククスがたっぷり。その脇には白身魚の刺身・葉野菜・ニンニクのすりおろしなどが添えられている。刺身は季節ごとのおいしい魚を使っているのだそう。
この店の特徴は、刺身にうっすらとワサビがまぶしてあること。生臭さを消しさっぱりと食べるためのアジュンマの工夫だ。肉や魚に小麦粉や片栗粉をまぶすように、まんべんなくうっすらとワサビがまぶしてある。粉ワサビをまぶしているのだろうか。

全体をよく混ぜていただく。辛いのでは・・・との心配は無用だった。ククスに絡めてある赤いソースは全く辛くない。刺身にまぶしてあるワサビも適量で、時折鼻にツーンと抜ける程度。韓国で食べる握り寿司は、やけにワサビの量が多くて涙を流しながら食べることが多いのだが、このククスのワサビは実にちょうどいい加減だ。

ククスも茹で加減が絶妙でとてもおいしい。さすが34年間ククスひとすじでやってこられたアジュンマだ。またククスだけでは物足りなかろうと、キムパプ(1,000w)も1本注文。一見普通のキムパプに見えるが、珍しいのは具に油揚げが入っていること。噛むほどに油揚げの甘さとコクが口の中に広がる。

「(ククスの量が)足りなかったら言って下さいね」 と気さくに声をかけてくれるアジュンマ。34年間ただひたすらに、おいしいものを客に提供しようと努力してこられたのだろう。アジュンマが作る料理からは誠実そうなお人柄が感じられた。
창녕식당(昌寧食堂)
釜山市東区水晶2洞12-9 7統3班
(051) 465-8298
上司がここだよと教えてくれたのは、そんな小さな店の1つ。店の名前は 「창녕식당(昌寧食堂)」 。ここは釜山なのに昌寧という地名がついているのは、実に34年間もこの店を守ってきたというアジュンマ(おばさん)が昌寧出身だからだそう。
店と言っても、アジュンマが調理をする場所と、テーブルが並ぶ小さな空間は別々になっており、それぞれ細い通路を挟んで向かい合っている。こちらはアジュンマの調理スペース(▼)。
ついこの前、テレビ会社SBS(本社・ソウル)が、番組の取材のためわざわざソウルから取材に来たそうだ。その番組が放送された模様が印刷された横断幕が、調理スペースの上に掲げられている。SBSだけでなく、他にもテレビ局や新聞社がいくつも取材に来たのだそうだ。
客が料理を食べるのはこちらの小部屋(▼)。
メニューは、국수(温かいスープのククス)、회국수(刺身がトッピングされたスープなしのククス)、김밥(キムパプ)、초밥(寿司)、회밥(刺身丼)など。上司の一押しは회국수(フェグクス=4,000w)。
以前、南浦洞の 「할매집(ハルメチプ)」 という店で食べた회국수が想像を絶するすさまじい辛さだったので、もしやここも激辛かと少々ためらった。しかし上司が 「温ククスもおいしいけど、この店は何といってもフェグクスがおいしい」 としきりにすすめてくれるので、いただいてみることにした。
こちらが上司おすすめの、そしてこの店の名物料理ともなっている회국수(フェグクス)(▼)。器の中には赤いソースを絡めたククスがたっぷり。その脇には白身魚の刺身・葉野菜・ニンニクのすりおろしなどが添えられている。刺身は季節ごとのおいしい魚を使っているのだそう。
この店の特徴は、刺身にうっすらとワサビがまぶしてあること。生臭さを消しさっぱりと食べるためのアジュンマの工夫だ。肉や魚に小麦粉や片栗粉をまぶすように、まんべんなくうっすらとワサビがまぶしてある。粉ワサビをまぶしているのだろうか。
全体をよく混ぜていただく。辛いのでは・・・との心配は無用だった。ククスに絡めてある赤いソースは全く辛くない。刺身にまぶしてあるワサビも適量で、時折鼻にツーンと抜ける程度。韓国で食べる握り寿司は、やけにワサビの量が多くて涙を流しながら食べることが多いのだが、このククスのワサビは実にちょうどいい加減だ。
ククスも茹で加減が絶妙でとてもおいしい。さすが34年間ククスひとすじでやってこられたアジュンマだ。またククスだけでは物足りなかろうと、キムパプ(1,000w)も1本注文。一見普通のキムパプに見えるが、珍しいのは具に油揚げが入っていること。噛むほどに油揚げの甘さとコクが口の中に広がる。
「(ククスの量が)足りなかったら言って下さいね」 と気さくに声をかけてくれるアジュンマ。34年間ただひたすらに、おいしいものを客に提供しようと努力してこられたのだろう。アジュンマが作る料理からは誠実そうなお人柄が感じられた。
창녕식당(昌寧食堂)
釜山市東区水晶2洞12-9 7統3班
(051) 465-8298
Posted by dilbelau at 09:05│Comments(0)
│麺類