2011年03月16日
無念の帰国
お気に入りの(だった)カフェ 「나무(ナム)」 の店員・ユランさんが、1年間の予定で日本へと発ったのは昨年末のことだった。その後時々、電話やメールで近況を教えてくれていた。日本へ行くのは今回が初めてのユランさん。いきなり超がつくほどの繁華街・新宿で生活を始めることになり、当初はいろいろ戸惑いもあったようだが、最近ではカフェでバイトを始めたという頼もしいメールも来ていた。
そんな折、発生した大地震。
地震がほとんどない韓国で育ったユランさんにとって、東京で体験した揺れはさぞかし怖かっただろう。慣れない外国で暮らし始めてまだ3ヶ月も経っていないときに、交通が麻痺したり停電したり日常生活品が不足したり、さぞかし不安だっただろう。
そしてさらに追い討ちをかけるように、原発事故による放射線漏れのニュース・・・。どんなにか心細い思いをしているだろうと、もしかしたら停電などで見られないかもしれないと思いつつ、メールを送っておいた。
数日経って、一昨日夜遅くにやっと返事が来た。彼女の周りにいる日本に来たばかりの韓国人留学生は、みんなひとまず韓国に帰ることにしたこと、放射線の被害をとても心配していること、韓国に帰ろうにも飛行機のチケットがなかなか取れないことなどが書かれていた。
そして、ユランさん自身も数日後に韓国に戻ってくるのだそう。事態が落ち着いたら、また日本へ行くかどうか状況を見て決めるとのこと。泣きたいぐらい悔しいと・・・。
日本へ出発する前いろいろ不安はあると言いながらも、新しい生活に期待で胸をふくらませている様子だったユランさんの笑顔。戸惑いながらもようやく日本での生活にも少しずつ慣れてきたという頃に、思い半ばで帰国することになった無念さはいかほどだろう。
しかし、無事であったことは何よりだ。元気でいればきっとまた機会は訪れるだろう。大変だったね、ユランさん。帰ってきたら元気な顔を見せてね。

そんな折、発生した大地震。
地震がほとんどない韓国で育ったユランさんにとって、東京で体験した揺れはさぞかし怖かっただろう。慣れない外国で暮らし始めてまだ3ヶ月も経っていないときに、交通が麻痺したり停電したり日常生活品が不足したり、さぞかし不安だっただろう。
そしてさらに追い討ちをかけるように、原発事故による放射線漏れのニュース・・・。どんなにか心細い思いをしているだろうと、もしかしたら停電などで見られないかもしれないと思いつつ、メールを送っておいた。
数日経って、一昨日夜遅くにやっと返事が来た。彼女の周りにいる日本に来たばかりの韓国人留学生は、みんなひとまず韓国に帰ることにしたこと、放射線の被害をとても心配していること、韓国に帰ろうにも飛行機のチケットがなかなか取れないことなどが書かれていた。
そして、ユランさん自身も数日後に韓国に戻ってくるのだそう。事態が落ち着いたら、また日本へ行くかどうか状況を見て決めるとのこと。泣きたいぐらい悔しいと・・・。
日本へ出発する前いろいろ不安はあると言いながらも、新しい生活に期待で胸をふくらませている様子だったユランさんの笑顔。戸惑いながらもようやく日本での生活にも少しずつ慣れてきたという頃に、思い半ばで帰国することになった無念さはいかほどだろう。
しかし、無事であったことは何よりだ。元気でいればきっとまた機会は訪れるだろう。大変だったね、ユランさん。帰ってきたら元気な顔を見せてね。
Posted by dilbelau at 08:00│Comments(2)
│友達・知人
この記事へのコメント
そうですか。
巡回停電や電車の本数減でしばらく、勉強に集中できない、不自由な生活が続くでしょうから、賢明な判断かもしれませんね。よろしくお伝えください。
来週、訪釜予定です。
巡回停電や電車の本数減でしばらく、勉強に集中できない、不自由な生活が続くでしょうから、賢明な判断かもしれませんね。よろしくお伝えください。
来週、訪釜予定です。
Posted by tdavao at 2011年03月16日 08:34
tdavao さま
私もそう思います。
伝えておきますね。
私もそう思います。
伝えておきますね。
Posted by dilbelau
at 2011年03月16日 19:37
