2011年02月04日

テグの繁華街 6

つづき

チムカルビの店を出た私たちは、繁華街方面へと歩いた。途中、緑が美しく整備された公園を通りかかる。「2・28記念公園」 という公園だそう。木々の間を縫うように散歩できるよう遊歩道が整備されており、都会の中でほっと心落ち着ける場所だ。

テグの繁華街 6

照明つきの小さな屋外ステージもあり、公演なども行われるそうだ。

テグの繁華街 6

この 「2・28記念公園」 は、「2・28学生民主義挙」 を記念して2003年12月に整備された公園。「2・28学生民主義挙」 とは、1960年に李承晩(イ・スンマン)自由党政権の独裁が深刻になって、大邱地域の高校生たちが学生義挙を起こして反独裁闘争を展開したもの。この義挙はその後4・19義挙に繋がり民主主義の定着に大きく寄与したそうだ。

「2・28記念公園」 の中を通ってもう少し歩いていくと、やがて繁華街に出る。釜山の西面や南浦洞のような雰囲気だ。若い人たちが大勢行き交っている。

テグの繁華街 6

こちらは 「대구 백화점(テグペックヮジョム)」(テグ百貨店)、略して 「DEBEC」 の前あたり(▼)。ここにも野外ステージがあり、待ち合わせによく利用されるのだそうだ。

テグの繁華街 6

テグには全国的に有名な韓薬街があるとのことなので、私たちはそこを訪ねてみることにした。まず、テグ百貨店の前から細い道に入る(▼)。この通りにも飲食店や洋服屋などの店がぎっしり。活気のある街だ。

テグの繁華街 6

細い通りを過ぎると、大きな道路に行き当たる。テグはこのように真っ直ぐ伸びる道路が多くて印象的だった(▼)。街の雰囲気もどことなくすっきりしていて、あか抜けている感じがした。

テグの繁華街 6

やがて目指す 「대구약령시(大邱薬令市)」 と呼ばれる、韓薬剤を扱う店が建ち並ぶ通りに到着。辺りには韓方薬の独特の匂いが漂っている。

テグの繁華街 6

大邱薬令市とは、朝鮮王朝孝宗9年(1658年)から大邱邑城内の客舎(官吏の宿泊所)付近で、毎年春と秋の2回1ヶ月間ずつ定期的に韓方薬剤を取引したという、伝統的な韓方薬市場のことだ。

韓国全域は勿論のこと、満州・中国・モンゴル・アラビア・日本・ベトナム・ドイツ・イギリス・ロシア・アフリカなど、世界各国に韓方薬剤を供給したことから、国際的な韓方薬剤流通の拠点として名声をとどろかせていたのだそうだ。

約700mの大邱薬令市の通りの両側にびっしりと建ち並ぶ店は、ほぼ全て韓方薬剤を取り扱う店。並々ならぬ数だ。この日は日曜日のため休業の店が多かったが、これらが全て営業している様子は圧巻だろう。またこの辺りでは毎年5月に、대구약령시한방문화축제(大邱薬令市韓方文化祭り)が行われるのだそうだ。

テグの繁華街 6

この通りにある銀行の前には、円柱が何本か建っていてその上には약탕기(薬湯器)という、韓薬を煎じるのに用いられる急須のような形の素焼きの容器がデザインされている(▼)。

テグの繁華街 6

つづく


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