Busan nikki 1 (2008～2013)

日本に一時帰国している間だけ使うためのレンタカーを、先日名古屋で手配した。わざわざ名古屋まで行かずとも、地元にももちろんレンタカー店はあるのだが、名古屋まで出向いた理由はその安さ。

地元では１ヶ月借りると5万から8万円ほどかかる軽自動車も、名古屋のその店ではたったの3万円ほど。1日あたり1,000円という計算になる。プリウスを借りても1ヶ月5万円。こんなに安く借りられる店があるとは、今回初めて知った。

さて、行きは電車で名古屋まで向かった私たちだが、帰りは早速そのレンタカーに乗って地元まで戻ってきた。地元近くまで来たときにはもう夕食どきになっていたので、久しぶりに 「王将」 へ。日本で住んでいると取り立てて珍しくもないこういう飲食店が、釜山から日本に戻ってきた直後には非常に新鮮に感じる。

店内は満席。圧倒的に家族連れが多い。順番待ちリストに名前を書いてしばし待つ。やがて通されたカウンター席は、ガラス張りになった厨房の目の前。ガラスの向こうでは、白い上っ張りを着た男性調理師たちが、まるで戦場のように動き回っている。

ひたすらギョーザを焼き続けている人、麺類をゆでる人、お持ち帰り用のパッキングをする人･･･。
中でも私の目を引いたのは、コンロの前に立って重そうな中華鍋を振って、次から次へと手際よく炒め物を担当している男性。

客席はエアコンがきいていて快適な温度だが、厨房の中、しかもコンロの火の前に立って作業している彼は、どれほど暑いことだろう･･･。

そんな彼が炒めてくれた野菜類がたっぷりのっかった 「皿うどん（525円）」（▼）。



パリパリの揚げ麺の上に、野菜と海鮮のあんかけがたっぷり。見た目よりもボリュームがある。

夫はニラ肉炒め（472円）とライス。ご飯が進む味だ。



一時帰国のたびに、何でもないこんな ”日本の味” が大変おいしく感じる。ご馳走さまでした。