2012年12月22日
タオルを頭にのせるのは 2
つづき
船内はあちこちにソファが設置してある。窓の外の景色を眺めながらおしゃべりしたり、飲んだり食べたりと賑やかに過ごしている。



12月初旬だったので、エントランスフロアにはクリスマスの飾りつけが。


レストラン(▼)。メニューはハンバーグや焼肉定食、スパゲティなど日本風のものが多い。けっこう広いが、多くの客はレストランを利用せず、客室(大部屋)やラウンジなどで各自持ち込んだ飲み物やつまみを並べているようだった。

お風呂の前を通りかかると比較的空いているようだったので、早速入浴を済ませた。大きな窓からは外が見え、手足を伸ばしてのんびり湯に浸かることができる。出港前なのでまったく揺れもなく、船内のお風呂だということを忘れてしまいそうになるほどだ。リンスインシャンプーと石鹸は備え付けられている。脱衣室には貴重品用のロッカーもある。
タオルを頭にのせて湯に浸かっていると、後から入ってきた大柄な韓国人のおばさんが、連れのおばさんにやや小声で 「日本人みたいね」 と。私がそちらの方を見ると 「日本人ですか」 と言うので、「そうです。このタオルでしょ」 と答えると 「そうそう。日本で温泉に行ったら、みんなそうやってタオルを頭にのせてたの。それに、日本人は靴を脱いだらこうやって向きを変えて揃えるでしょ。靴をどうやって脱ぐかで、韓国人か日本人かすぐ分かるわ」 と陽気に話してくれた。
後で、50代とおぼしきそのおばさんを脱衣室で見かけると、背中にくっきりと水着のあとが残っていた。12月になってあれだけまだ残っているということは、夏に相当焼けていたのか、または最近海外旅行にでも行ったのだろうか。はたまた仕事?? しかし海女さんなら水着ではないだろうし・・・。ジムのプールで泳ぐおばさんはたくさんいるが、あの年代で水着のあとがくっきりというのは珍しいなと思った。
私が入浴を終えた頃には、船内のあちこちから 「위하여~!!(ウィハヨー)」(乾杯!!)という声が聞かれ、いろいろなにおいが混ざった何とも言えないにおいが漂ってきた。大部屋の中では宴会が始まっているようだった。
コビーやビートル、ドリーム号などの高速船は、少人数の乗客と団体客、どちらが特に多いという感じはしないが、ニューかめりあ号やパンスター、関釜フェリーなどのフェリーは団体客が圧倒的に多い気がする。高速船は運航中、必要時以外は着席を求められるし時間も約3時間と短いため、自由に宴会というわけにはいかないが、フェリーなら時間もたっぷりあるし手足をのばしてくつろげるので、思う存分にぎやかに楽しめる。酔っ払ったらそのまま横になればよい。フェリーは、船旅そのものも旅の楽しみの1つなのだろう。
また自販機コーナーには、ビールやスナック類も並んでいるので、宴会途中、足りなくなればいくらでも補充することができる。
この日は昼前から降り始めた雨がすぐに雪に変わり、釜山では珍しく雪がしばらく降っていた。釜山では初雪だ。金海(キメ)空港でも欠航便が出たそうだ。そういえばこの日(12月7日)は24節季の 「大雪」 だった。雪は夕方にはやんでいたが、夜9時30頃、一時的にざっと一雨降ったようだった。
つづく
船内はあちこちにソファが設置してある。窓の外の景色を眺めながらおしゃべりしたり、飲んだり食べたりと賑やかに過ごしている。
12月初旬だったので、エントランスフロアにはクリスマスの飾りつけが。
レストラン(▼)。メニューはハンバーグや焼肉定食、スパゲティなど日本風のものが多い。けっこう広いが、多くの客はレストランを利用せず、客室(大部屋)やラウンジなどで各自持ち込んだ飲み物やつまみを並べているようだった。
お風呂の前を通りかかると比較的空いているようだったので、早速入浴を済ませた。大きな窓からは外が見え、手足を伸ばしてのんびり湯に浸かることができる。出港前なのでまったく揺れもなく、船内のお風呂だということを忘れてしまいそうになるほどだ。リンスインシャンプーと石鹸は備え付けられている。脱衣室には貴重品用のロッカーもある。
タオルを頭にのせて湯に浸かっていると、後から入ってきた大柄な韓国人のおばさんが、連れのおばさんにやや小声で 「日本人みたいね」 と。私がそちらの方を見ると 「日本人ですか」 と言うので、「そうです。このタオルでしょ」 と答えると 「そうそう。日本で温泉に行ったら、みんなそうやってタオルを頭にのせてたの。それに、日本人は靴を脱いだらこうやって向きを変えて揃えるでしょ。靴をどうやって脱ぐかで、韓国人か日本人かすぐ分かるわ」 と陽気に話してくれた。
後で、50代とおぼしきそのおばさんを脱衣室で見かけると、背中にくっきりと水着のあとが残っていた。12月になってあれだけまだ残っているということは、夏に相当焼けていたのか、または最近海外旅行にでも行ったのだろうか。はたまた仕事?? しかし海女さんなら水着ではないだろうし・・・。ジムのプールで泳ぐおばさんはたくさんいるが、あの年代で水着のあとがくっきりというのは珍しいなと思った。
私が入浴を終えた頃には、船内のあちこちから 「위하여~!!(ウィハヨー)」(乾杯!!)という声が聞かれ、いろいろなにおいが混ざった何とも言えないにおいが漂ってきた。大部屋の中では宴会が始まっているようだった。
コビーやビートル、ドリーム号などの高速船は、少人数の乗客と団体客、どちらが特に多いという感じはしないが、ニューかめりあ号やパンスター、関釜フェリーなどのフェリーは団体客が圧倒的に多い気がする。高速船は運航中、必要時以外は着席を求められるし時間も約3時間と短いため、自由に宴会というわけにはいかないが、フェリーなら時間もたっぷりあるし手足をのばしてくつろげるので、思う存分にぎやかに楽しめる。酔っ払ったらそのまま横になればよい。フェリーは、船旅そのものも旅の楽しみの1つなのだろう。
また自販機コーナーには、ビールやスナック類も並んでいるので、宴会途中、足りなくなればいくらでも補充することができる。
この日は昼前から降り始めた雨がすぐに雪に変わり、釜山では珍しく雪がしばらく降っていた。釜山では初雪だ。金海(キメ)空港でも欠航便が出たそうだ。そういえばこの日(12月7日)は24節季の 「大雪」 だった。雪は夕方にはやんでいたが、夜9時30頃、一時的にざっと一雨降ったようだった。
つづく
Posted by dilbelau at 09:34│Comments(0)
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