2012年12月23日
福岡到着 3
つづき
さて、展望ラウンジでくつろいでいたが、22時になると係員が来てラウンジを閉めるので出てくださいとのこと。大部屋は23時消灯だそう。私もそろそろ部屋に戻って休む準備を。
この部屋の定員は11人。部屋の突き当たりには窓があり外の風景が見られる。左右にはマットレスとかけ布団・枕が並べられている。上の棚は荷物置きで、その下には仕切りがある。布団は狭く、隣の人と布団をくっつけるように敷くことになるが、仕切りの部分を頭側にして横になると、顔と顔をつきあわせないで済むようになっている。ただ、マットレスにもかけ布団にも枕にもカバーがなく、衛生管理面では少々気になった。気になる人は、シーツを貸し出してくれるそうだ。

やがてエンジンの振動が大きくなってきたと思ったら、出港していた。窓の外の景色がゆっくり流れていた。定刻の22:30に出港したようだ。
この時間、7人の乗客のうち部屋にいたのは私を含めて2人だけ。残りの人はお風呂か、はたまたラウンジなどで飲食・おしゃべりを楽しんでいるのか。船内の乗客の大部分もまだまだ活動中のようだ。開けはなったドアを通して、時折、笑い声や話し声、拍手、子どもが走り回る音などがにぎやかに聞こえてきていた。
そのうち消灯時間の23時になり、同室の人たちも戻ってきた。それでも部屋の外から聞こえてくる話し声や笑い声がすぐに止むはずもなく、ようやく静かになったのは23:30頃だっただろうか。
街の居酒屋などで飲み食いすると最終的には家まで帰らなければならないが、フェリーだとみんなで楽しく飲んで食べてそのまま眠ればいいのだから、これ以上楽なことはないだろう。まさに 「宴会フェリー」 だ。
静かになってからも、この日は波が比較的高く船がけっこう揺れたため、なかなか寝付けなかった。高速船のような激しい揺れではないし、気分が悪くなるようなこともないのだが、とにかく揺れた。
やがて朝5:30頃に部屋の灯りがついた。福岡港には6:30頃着岸する予定とのことだったが、6時頃にデッキに出てみるともう着岸していた。まだまっくら。天気もあまりよくないようだ。

下船は7:30。多くの人が早めからエントランスフロアに荷物を持って待機していた。
「個人」・「〇〇旅行会社」・「大韓ライオンズ」・「宮崎マラソン選手団」 などと書かれた札が天井から吊り下げられおり、それぞれその下に並ぶようになっている。そのとき気がついたのだが、前夜、お風呂で言葉を交わした水着のあとがくっきり残っていたおばさんは、宮崎マラソンのエリアにいた。あれは水着のあとではなく、ランニングウェアのあとだったのかもしれない。
乗客の大半は団体客・ツアー客だった。下船はまず個人の乗客から。定刻に下船。
高速船に比べて所要時間は長いが、高速船より船の揺れは比較的穏やかで、手足を伸ばして過ごせることや、自由に歩き回れることなどがフェリーのいいところだろう。また団体客や大人数の客は、大部屋でおしゃべりしたり飲んだり食べたりしながら親睦を深める場にもなる。お風呂に浸かれば疲れもとれる。
特に、冬場は波が高いことが多いため、ジェットフォイルだとは言え高速船だとかなり揺れる。時間に余裕があって船旅をする場合は、のんびりとフェリーで移動するのもいいと思った。
つづく
さて、展望ラウンジでくつろいでいたが、22時になると係員が来てラウンジを閉めるので出てくださいとのこと。大部屋は23時消灯だそう。私もそろそろ部屋に戻って休む準備を。
この部屋の定員は11人。部屋の突き当たりには窓があり外の風景が見られる。左右にはマットレスとかけ布団・枕が並べられている。上の棚は荷物置きで、その下には仕切りがある。布団は狭く、隣の人と布団をくっつけるように敷くことになるが、仕切りの部分を頭側にして横になると、顔と顔をつきあわせないで済むようになっている。ただ、マットレスにもかけ布団にも枕にもカバーがなく、衛生管理面では少々気になった。気になる人は、シーツを貸し出してくれるそうだ。
やがてエンジンの振動が大きくなってきたと思ったら、出港していた。窓の外の景色がゆっくり流れていた。定刻の22:30に出港したようだ。
この時間、7人の乗客のうち部屋にいたのは私を含めて2人だけ。残りの人はお風呂か、はたまたラウンジなどで飲食・おしゃべりを楽しんでいるのか。船内の乗客の大部分もまだまだ活動中のようだ。開けはなったドアを通して、時折、笑い声や話し声、拍手、子どもが走り回る音などがにぎやかに聞こえてきていた。
そのうち消灯時間の23時になり、同室の人たちも戻ってきた。それでも部屋の外から聞こえてくる話し声や笑い声がすぐに止むはずもなく、ようやく静かになったのは23:30頃だっただろうか。
街の居酒屋などで飲み食いすると最終的には家まで帰らなければならないが、フェリーだとみんなで楽しく飲んで食べてそのまま眠ればいいのだから、これ以上楽なことはないだろう。まさに 「宴会フェリー」 だ。
静かになってからも、この日は波が比較的高く船がけっこう揺れたため、なかなか寝付けなかった。高速船のような激しい揺れではないし、気分が悪くなるようなこともないのだが、とにかく揺れた。
やがて朝5:30頃に部屋の灯りがついた。福岡港には6:30頃着岸する予定とのことだったが、6時頃にデッキに出てみるともう着岸していた。まだまっくら。天気もあまりよくないようだ。
下船は7:30。多くの人が早めからエントランスフロアに荷物を持って待機していた。
「個人」・「〇〇旅行会社」・「大韓ライオンズ」・「宮崎マラソン選手団」 などと書かれた札が天井から吊り下げられおり、それぞれその下に並ぶようになっている。そのとき気がついたのだが、前夜、お風呂で言葉を交わした水着のあとがくっきり残っていたおばさんは、宮崎マラソンのエリアにいた。あれは水着のあとではなく、ランニングウェアのあとだったのかもしれない。
乗客の大半は団体客・ツアー客だった。下船はまず個人の乗客から。定刻に下船。
高速船に比べて所要時間は長いが、高速船より船の揺れは比較的穏やかで、手足を伸ばして過ごせることや、自由に歩き回れることなどがフェリーのいいところだろう。また団体客や大人数の客は、大部屋でおしゃべりしたり飲んだり食べたりしながら親睦を深める場にもなる。お風呂に浸かれば疲れもとれる。
特に、冬場は波が高いことが多いため、ジェットフォイルだとは言え高速船だとかなり揺れる。時間に余裕があって船旅をする場合は、のんびりとフェリーで移動するのもいいと思った。
つづく
Posted by dilbelau at 09:11│Comments(2)
│日本
この記事へのコメント
カメリアは乗ったことがないのですが、こうして読むと友人達と皆でワイワイ行くには良いかもしれないと思いました。
ビートルより揺れが少ないなら、船酔いする友人にも勧められるかもしれませんね。
移動は短時間でと考えてしまいがちなんですが、移動時間もいろんな楽しみができそうなので次回の候補にしたいと思います。
ビートルより揺れが少ないなら、船酔いする友人にも勧められるかもしれませんね。
移動は短時間でと考えてしまいがちなんですが、移動時間もいろんな楽しみができそうなので次回の候補にしたいと思います。
Posted by イルマーレ at 2012年12月23日 11:07
イルマーレ さま
そうですね。大人数でワイワイにはぴったりだと思います。
ただ、ビートルよりはマシとはいえ、やはり冬は波が高いときが多いので、船酔いしやすい人は避けた方がいいかも、です。冬以外の、海が荒れることが少ない時期なら大丈夫だと思います。
韓国人の宴会の様子も垣間見ることができますしね^^
そうですね。大人数でワイワイにはぴったりだと思います。
ただ、ビートルよりはマシとはいえ、やはり冬は波が高いときが多いので、船酔いしやすい人は避けた方がいいかも、です。冬以外の、海が荒れることが少ない時期なら大丈夫だと思います。
韓国人の宴会の様子も垣間見ることができますしね^^
Posted by dilbelau
at 2012年12月23日 16:28
