2010年03月16日

'10.3.16(火)初体験!樹液を飲む

先日、Sオンニが珍しいものを持って来てくださった。
「これ、一緒に飲もうと思って」 とテーブルに置かれたのは、緑色のペットボトル。


10.3.16(火)初体験!樹液を飲む

よく見ずにてっきりジュースだと思ってグラスを用意していると、「コロスェの何とかかんとか・・・」 というオンニの声。

コロスェ???

ペットボトルのラベルを見てみると、「고로쇠」 とある。
オンニによると、このペットボトルに入っている液体は、ある木の樹液なのだそうだ。
早速辞書で調べると、「고로쇠(コロスェ)」 なるものは日本語では 「イタヤカエデ・トキワカエデ・ツタモミジ」 なのだそうだ。

このペットボトル、先日オンニが 現在開催中の하동(河東)の梅祭りに行かれたときに買って来られたもので、河東の北方30kmほどのところにある지리산(智異山)で採取したイタヤカエデの樹液(100%)なのだそうだ。

樹液というものを飲むのは生まれて初めての体験。
グラスに注いだ樹液はほぼ無色透明だが、よく見ると非常に細かい浮遊物が見える。透明なグラスに入れると、わずかだが白濁しているのが分かる。

10.3.16(火)初体験!樹液を飲む

味は、舌に神経を集中させればかすかに甘い味がするが、ほぼ無味無臭。
この樹液には、カリウム・カルシウム・マグネシウムなどのミネラルや蔗糖が含まれているのだそうだ。やや甘い味がするのは蔗糖のせいだろう。

オンニによると、最近はこの樹液を持ってチムジルバンへ行き、汗をたっぷりかいては樹液をたっぷり飲み、また汗をかいては飲み・・・を繰り返し、体内の老廃物を排出する、いわゆるデトックスが流行っているのだそうだ。

「イタヤカエデ」 とは、こういう木だそうだ。葉の形はまさにモミジ・カエデ。

10.3.16(火)初体験!樹液を飲む

NAVERのテーマ百科事典によると、

「고로쇠나무(イタヤカエデ )」 は、韓国に自生するカエデ類の中で最も太く背が高い植物である。「고로쇠나무」 の語源は、「골리수(骨利水) 나무」 からきており、文字通り骨によい樹液を含む木という意味である。(中略)イタヤカエデの樹液は無色無味でほのかな香りがあり、特にカルシウム・マグネシウムなどを多く含み、胃腸病・肺病・神経痛・関節炎を患う人が、「약수(薬水)」 として飲めば効果がある。樹液採取には、啓蟄をはさんだ前後1週間が一番よいとされている(陽暦2月20日~3月15日)。しかし、この期間内であってもいつでも樹液が出てくるわけではなく、気候条件によっても変わる。この理由は、幹の内部の圧力変化によって樹液が出てくるからである。すなわち、夜の気温が下がれば下がるほど、幹の内部にはより多くの樹液が発生するようになり、昼の気温が上がれば上がるほど、それだけたくさんの樹液を搾り取ることができる。樹液を採取したあとにできる傷は、自然にふさがれる。

なるほど。言うなれば ”神秘の薬水” というところだろうか。

ペットボトルに充填されたこの樹液、保存料などを何も加えていない天然の樹液そのもの。つまり ”生もの” なので保管は冷蔵庫で、また出荷後7日間で飲みきるようにという注意書きがしてある。値段もけっこう高いのだそうだ。

生まれて初めての樹液を飲み干した私のグラスに、オンニは 「もう少し飲みなさい」 と注ぎ足してくれ、また 「ご主人にも飲んでもらってね」 と夫の分までグラスになみなみ一杯置いていってくださった。
貴重な樹液をありがとう、オンニ!


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