2009年12月03日

'09.12.3(木)120キロじゃないと

9月下旬から始まった市民世界文化教室。9カ国の国の講師が、その国の言語や文化を韓国人受講生に紹介するというプログラムだ。
全12回(1回/週)のこの教室も、早いもので残すところ来週が最終回となった。

前に立って誰かに何かを教えるという経験も、韓国語で教えるという経験も初めてで、冷や汗をかき通しだったが、受講生の皆さんが楽しい雰囲気を作ってくれたおかげで、最近はようやく緊張せずに教えることができるようになっていた。授業の準備も含めて、私にとっては簡単なことではなかったが、それでも来週が最終回となると、やはり寂しくもある。

さて昨日の授業の後のこと。
エレベーター前で受講生のお一人と一緒になった。
ちょっとコーヒーでも飲みましょうと、自販機の甘いミルクコーヒーを。

韓国ではたいていの食堂に設置してある、食後用のコーヒー自販機。自販機といっても、小さな紙コップに半分ほどだけ出てくるもの。食堂ではほとんどが無料だが、学校や公共施設などに設置してあるものは、たいてい200ウォン程度。日本円でいうと20円もしない。

そのミルクコーヒーを飲みながら、年末年始の話に。
どこかへ行かれるのですかと尋ねる私に、ソウルに住む息子さんや娘さんたちの家を訪ねる予定だとおっしゃる。ご自身で運転され、渋滞がなければ釜山からソウルまで高速道路で3時間半ほどで到着するのだそうだ(休憩時間を除く)。

その方は60代後半の、いかにも温厚そうな上品な感じの男性。定年退職するまではソウルでお勤めだったそうで、言葉も一般的な釜山のおじさんたちとは違い、穏やかな口調だ。

その方が・・・

「高速道路で時速100キロだと、自分にとってはストレスだ」 とおっしゃる。

それを聞いて一瞬、意味がつかめず続きを聞いてみると、

「高速道路だと、時速120キロぐらいで走るのが私にはちょうどいい。100キロだと遅いと感じてストレスだ」 とのこと。

驚いて軽くのけぞり、さすが韓国だと内心うなってしまった。

運転の好みと年齢は必ずしも相関関係があるわけではないが、60代後半の、とても穏やかなお人柄だとうかがえる方が、時速120キロぐらい出さないと遅いと感じるとは・・・。

私たちも家から金海空港へ向かうとき、よくタクシーを利用するのだが、高速道路ではたいてい100キロを軽く超えている。韓国の高速道路の制限速度は時速100キロか110キロ。しかし、高速道路の実際の平均走行速度は時速120キロを超えているため、現在この制限速度を120キロに引き上げることを検討しているそうだ。(KBS WORLD 2009.9.21記事より)

この実情を見ると、あながち時速100キロで遅く感じるというのも韓国ではそう珍しいことではない、というより普通のことなのかもしれない。私はまだその速度感覚にはなかなか慣れないが・・・。

*****

09.12.3(木)120キロじゃないと

今日の広安里。ここ数日、暖かく穏やかな日が続いている。


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この記事へのコメント
韓国でのバスでタクシーもそうですが、どうしてあんなに飛ばすのでしょうかね?

旅行者としては短い時間でお安く移動できるのは良いのですが

振り飛ばされそうなスピードと事故になりそうな接触スレスレの運転

やはり熱い韓国のお国柄何でしょうか・・・。
Posted by う~にゃん at 2009年12月03日 19:32
う~にゃん さま

やっぱりお国柄・・・なのでしょうねー。
釜山で暮らし始めて1年と9ヶ月。日常的によくバスに乗りますが、立っているといまだにヨロヨロしてしまいます・・・。
あの荒い運転で、今まで一度も事故に遭ったことがないのが不思議なぐらいです。
Posted by dilbelaudilbelau at 2009年12月03日 20:26
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