2013年08月23日

『雪国列車』

ポン・ジュノ監督の最新作 『설국열차 / Snowpiercer』(雪国列車)を観た。初回の10:00上映回を見るつもりだったのだが、8月1日の公開後、最初の日曜日(4日)だったこともあり、映画館に到着した時にはすでに売り切れていた。その次の10:50の回はかろうじて席がとれたが、それでももう20数席しか残っていなかった。クーポンを使ったので今回も6,000wで。本当に安い。

『雪国列車』

この日は14:10からの上映終了後、ポン・ジュノ監督とソン・ガンホ、コ・アソンの舞台挨拶が行われたようだ(CGVテヨン店)。

映画は公開後2日で観客100万人、5日で観客300万、10日で500万、15日で700万を突破したという人気ぶり。確かにCGを活用した撮影は大がかりなもので、時間も費用もかけてつくられていることは分かるが、残忍な暴力シーンが多すぎて私にはちょっといま一つだった。人間社会の争いや階級間の対立など示唆するところはいろいろあるのだろうが、それよりとにかく人がこれでもかというほど死んでいくのが見るに耐えず。

一番印象に残ったのは、メイソン総理役を演じたティルダ・スウィントンの演技。見事な特殊メイクもさることながら、偉ぶっているがその実、卑屈な小心者という人物表現が実にすばらしかった。入れ歯を外すシーンでは、本当に入れ歯を外したようにしか見えなかったがあれはどうやって撮影したのだろう。帰宅後、素顔の彼女の写真を見てみると、あのメイソン総理と同一人物とはとても思えず、そのギャップに驚いた。


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