2013年06月14日

タバンのあるターミナル 4

つづき

ハプチョンのバスターミナルは小ぶりで素朴な感じだった。チケット売り場と、小さな食堂、売店、タバン、トイレがある。

タバンのあるターミナル 4

タバンのあるターミナル 4

タバン(다방=茶房)は昔の喫茶店。今ではすっかりカフェに取って代わられたが、まだ韓国にカフェなどというしゃれたものがなかった頃は、タバンが主流だったそうだ。その名も 「ターミナルタバン」(▼)。しぶい。

タバンのあるターミナル 4

釜山日報の記事によると、ハプチョンのバスターミナルから、すぐ前の 「農漁村バス停留所」 まで20m移動とのこと。農漁村バス停留所がどこにあるのかよく分からなかったので、ターミナルの売店のおじさんに尋ねると 「そこのタバンの手前を右に曲がるとあるよ」 と。

教えられた通りに行ってみると、何のことはない。先ほど降りた市外バスのすぐ隣に、地元のバスの乗り場があった。乗り場にはおじさんがいて、行き先を告げると 「一番向こうのバスね。12:30発車だよ」 と案内してくれた。

私たちは 「평학(ピョンハッ)・대병(大幷・テビョン)」 行きのバスに乗った(▼)。釜山の市内バスとマウルバスの中間くらいの規模の、少しレトロな感じのバス。

タバンのあるターミナル 4

料金は降車時に払う方式。記事によるとこのバスで約1時間の 「가호리(カホリ=佳湖里)」 停留所で下車とのこと(実はこれは誤情報だった)。バスには地元の高校生らしき女の子たちが賑やかに乗り込んできた。

バスは定刻の12:30に発車。発車後間もなく、大きな公園のそばを通り過ぎた。後で調べてみると 「日海(イルヘ)公園」 だそう。大きな 「3・1独立運動記念塔」(▼)が建っていた。

タバンのあるターミナル 4

バスは 「ハプチョンホスロ(湖水路)」 というなかなかいい道を走って行く。運転したくなるような走りやすそうな道だ。

このバスも停留所の案内放送はない。しかし新聞記事によると目指す 「カホリ」 停留所まで1時間くらいかかるようなので、そのうち運転手に聞けばいいと思っていたら、10分ほどで運転手が 「カホリですが・・・」 と乗客に向けて言った。記事の 「1時間」 は 「10分」 の書き間違い(?)だったようだ。

運転手は他の停留所では特に何も言わなかったが、私たちを含め、女子高生らしき集団など、いかにも 「映像テーマパーク」 に行くっぽい乗客がいたので、気を利かせて 「カオリですが・・・」 と知らせてくれたようだった。

1時間かかると思っていたのに10分で着いたので少し拍子抜けしたが、とにかく到着。バス停から映像テーマパークは目と鼻の先だ。バス停のそばには美しい風景が広がっていた。

タバンのあるターミナル 4

つづく


同じカテゴリー(陜川)の記事
ソウルの路地裏 12
ソウルの路地裏 12(2013-06-20 08:28)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
タバンのあるターミナル 4
    コメント(0)