2013年04月20日

女人-鳥-変身

「映画の殿堂」 付近に、2011年開館当初にはなかったものがいくつか。こちらは高さ約10mの像(▼)。昨年の夏からCINE MOUNTAINの前あたりに立っている。

女人-鳥-変身

正面から見ると女性の像に見えるが、横から見るとこの通り(▼)。

女人-鳥-変身

この像のタイトルは 「Lady-Bird-Transformation(Mirage)」(女人-鳥- 変身<蜃気楼>)。ソウル大学美術学部彫塑科のRalf Sander教授の作品で、ステンレススチール素材にクロムめっきで仕上げてあり、高さ10.2m、幅2.6m、奥行き4.6m。制作費は3億9,200万ウォンだそう。

釜山広域市は、「映画の殿堂」 の象徴・芸術的象徴としての造形物をここに設置するため、国際公募を実施した。その結果、国内92点・海外14点の計106点の応募があり、審査の結果この作品が当選したのだそう。

正面から見ると歩いている女性の姿だが、横から見ると鳥が飛んでいるように見える。案内板によると、目に見えるすべてのものは、どこから見るかによって見え方が変わってくる。昔から鳥は空を自由に飛びたいという欲望の象徴だった。また鳥は空と地と海を結びつける動物でもあった。映画という媒体もまた、現実世界と人間の心を結びつけるという点で共通している、とのこと。

そして、開館当初にはなかったもう1つのものは、ギネスの碑(▼)。世界最長のカンチレバー屋根に対して。

女人-鳥-変身



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この記事へのコメント
こんばんは。

ちょっとビックリしたのですが、韓国の人たちは、芸術が結構好きだと言う事です。
ソウルでも(何処だか忘れましたが)若い芸術家たちを応援する意味で
ビル丸ごと色んなブースといいますか、作品があってもちろん買う事も出来るんです。いいな~とおもって見てたの思い出しました。

日本は芸術に対しては少し、気薄ですね。残念ですが。
Posted by あゆ at 2013年04月20日 19:43
あゆ さま

こんばんは。

ソウルは釜山より芸術活動が盛んのようですね。
立派な劇場はもちろん、小さな小劇場もたくさんあると聞きます。
催される公演の種類も豊富のようですし。
Posted by dilbelaudilbelau at 2013年04月20日 22:13
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    コメント(2)