2012年12月07日

オデンタン

今年3月頃に家の近所にオープンした食堂 「음식이야기」(ウムシギヤギ)は、料理の味・ボリューム・値段、そして店のおばさんの対応と、いろんな面で気に入っていて時々利用する。中でも特に気に入っているメニューは알밥(アルパッ)。冬にしか出せないメニューだとのことで夏の間はしばらく食べられなかったが、寒くなってきてまたメニューに上るようになった。

この日は、先日から気になっていた 「오뎅탕(オデンタン)」(12,000w・2人以上で食べる量)を注文してみた。浅めのトゥッペギ(土鍋)にたっぷり入ったオデンタン(▼)。

オデンタン

「オデン」 という言葉は、日本語がそのまま韓国語として定着した単語の1つ。ただし、表すものが少し日本とは違う。韓国でいう 「オデン」 は、魚肉練り製品そのもの、またはそれを使った料理の総称。屋台などで、薄いオデンを蛇腹折りにして長い串にさして煮込んでいるのをよく目にするが、あれが代表的なオデン料理。そして、数種類の魚肉練り製品を鍋で煮込んだのが 「オデンタン」 だ。

釜山は港町なので新鮮な魚が手に入りやすく、そのためオデンがおいしいことで有名なのだそう。「釜山オデン」 という言葉まであるほどだ。

ちなみに、水晶洞の 「명성횟집」(ミョンソンフェッチッ)や西面の 「마라톤」(マラトン)のオデンタンのように、日本風に具をいろいろ煮込んだものも人気だ。

この店のオデンタンは純韓国風。平たいオデンや棒状のオデンには、チーズやタンミョン(韓国の春雨)などが練りこまれているものもあり、味の変化が楽しめる。オデンは醤油ベースのタレにつけていただく。赤・青唐辛子のスライスが一緒に煮込まれているので、スープはほんのり辛さが感じられる。

オデンタン

これだけでもボリュームたっぷりだが、いつものようにおかずもたっぷり。

オデンタン

おなかいっぱいいただいて、アツアツのスープとオンドルで身体も温まり、仕上げに冷たい오미자차(オミジャチャ=五味子茶)で口の中もさっぱり。大満足で店を出た。

음식이야기
釜山市水営区南川洞6-15
(051) 628-5024
営業時間:11:30~23時(土・日は夜のみ営業)


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この記事へのコメント
釜山オデンですか?オデンは先日の釜山の屋台で一度食べた位でしたが、良く考えたら港町だから美味しいはずなんですよね。
熊本も寒くなりましたからこのメニューはかなりひかれます。日本的なおでんとどの位違うのか食べくらべてみたいですね。
『음식이야기』またまた行きたいお店が増えました。
先日の『소예』。お世話になっている韓国語の先生夫妻にお話したところかなり興味を持たれてました。奥様はご自宅で韓国料理のおうちカフェをされてます。同じように一人で切り盛りされてるんですが、そういった意味でも気になるのでどんな風にされているのかソウルに行く時に釜山まで足をのばして訪れたいと。料理の写真一つ一つじっくり見ておられました。韓国のブログをお気に入りにされてますが、こちらのブログも紹介させていただきました。さっそくいろんな記事を読まれていろんなことを書かれてるんですねと。かなりこまめにブログ更新されていていつも楽しみに読ませていただいてます。
Posted by イルマーレ at 2012年12月08日 08:55
イルマーレ さま

釜山も寒波のため、昨日は珍しく雪も降りました。
こういう寒いときにはアツアツのスープ系の料理が恋しくなりますよね。

韓国語の先生、おうちカフェを開いてらっしゃるのですか。きっと人気でしょうね。
同じような形態で店を経営していらっしゃる方同士、もし対面することがあれば話も弾むことでしょうね。

私のブログも紹介してくださったとのこと、ありがとうございます。
Posted by dilbelaudilbelau at 2012年12月08日 12:17
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    コメント(2)