2012年10月04日
バスばなし
先日、市内バスに乗り込んだときのこと。韓国では乗客のほとんどが、バスの運賃(大人現金1,200w)をICカードなどで支払う(ICカードでは大人1,080w)。運転席横あるセンサーにICカードを軽く接触させると、正常に作動した場合は 「감사합니다.」(ありがとうございます)などと機械が “しゃべって” くれる。
ICカードの認識に失敗した場合などは 「カードをもう1度あててください」、「このカードは認識できません」 、またICカードの残額がバス運賃より少ない場合は 「残額が足りません」 などとしゃべる。
「残額が足りません」 と機械に指摘されたら、かばんの中から他のICカードを探し出してそれを使うか、現金で支払うことになる。いずれにしても、その場で立ち止まってかばんの中をガサゴソしていると後続の客がつかえるので、後ろの人が通れるように脇に寄って。
先日バスに乗ろうとしたときも、私の2人ほど前で 「残額が足りません」 という音声が聞こえた。普通なら、私が乗り込んでICカードをピッとするときには、「残額が足りません」 と言われた人はまだ立ち止まってかばんの中の財布を探しているか、財布からお金を取り出している、というくらいのタイミングだ。しかしそのときは、そういう様子の人はいなかった。
アレ? とは思ったが、運転手も何も言わないので、私も気にせずそのままバスの後部へ。バスは間もなく発車した。
そしてほどなく信号で停車したとき、誰かがバス後部にずんずん歩み寄ってきたと思ったら、ある男性に向かって 「残額が足りなかったようなので、(支払いを)お願いします」 と言っている。運転手だった。言われた男性も、残額不足の音声に気づいていなかったようで、あ、そうですかと一緒に運転席へ。
驚いた。客が残額不足の音声に気づかないことはたまにあるが、普通は運転席から大声で 「アジュンマ~!! 残額が足りないって言ってますよ!!」 とか 「カードをもう1回あててください!!」 などと叫んで知らせる。
わざわざ運転席から出て、バス後方に立っているその客のところまで歩いてきて言うなど、今まで1度も見たことがなかったし(たまたま、運転席を離れても大丈夫な状況だったということもあるが)、もっと驚いたのは口調がとても丁寧だったこと。
男性が運賃箱に運賃(現金)を入れると、運転手は和やかな口調で 「気づいていらっしゃらないようだったので。はい、どうもありがとうございました」 と。
残額不足の音声に気づかなかったのは客のうっかりミスなのに、それを責めるどころか、そういうこともありますよねというような優しい口調で対応していた。こんな運転手もいるんだと、かなり驚いた。
運転が荒いことで有名な釜山の市内バス。この運転手さんほど丁寧にしてくれとは言わないが、もう少し安全運転、丁寧な対応をお願いしたい。
しかし、運転席の近くから前方を見ていると、無理な割り込みをしてくる車や、後続のことを全く考えず客を乗り降りさせるタクシー、車の流れを妨げるように平気で路駐する車などなど、運転手のストレスが並大抵でないことも理解できる。そういうストレスに常にさらされていれば、運転や客への対応が荒くなるのも無理もないことなのかなと思えてくるほどだ。みんなで気持ちよい交通マナーを・・・なんて、まだまだ望めそうもないようだ。

ICカードの認識に失敗した場合などは 「カードをもう1度あててください」、「このカードは認識できません」 、またICカードの残額がバス運賃より少ない場合は 「残額が足りません」 などとしゃべる。
「残額が足りません」 と機械に指摘されたら、かばんの中から他のICカードを探し出してそれを使うか、現金で支払うことになる。いずれにしても、その場で立ち止まってかばんの中をガサゴソしていると後続の客がつかえるので、後ろの人が通れるように脇に寄って。
先日バスに乗ろうとしたときも、私の2人ほど前で 「残額が足りません」 という音声が聞こえた。普通なら、私が乗り込んでICカードをピッとするときには、「残額が足りません」 と言われた人はまだ立ち止まってかばんの中の財布を探しているか、財布からお金を取り出している、というくらいのタイミングだ。しかしそのときは、そういう様子の人はいなかった。
アレ? とは思ったが、運転手も何も言わないので、私も気にせずそのままバスの後部へ。バスは間もなく発車した。
そしてほどなく信号で停車したとき、誰かがバス後部にずんずん歩み寄ってきたと思ったら、ある男性に向かって 「残額が足りなかったようなので、(支払いを)お願いします」 と言っている。運転手だった。言われた男性も、残額不足の音声に気づいていなかったようで、あ、そうですかと一緒に運転席へ。
驚いた。客が残額不足の音声に気づかないことはたまにあるが、普通は運転席から大声で 「アジュンマ~!! 残額が足りないって言ってますよ!!」 とか 「カードをもう1回あててください!!」 などと叫んで知らせる。
わざわざ運転席から出て、バス後方に立っているその客のところまで歩いてきて言うなど、今まで1度も見たことがなかったし(たまたま、運転席を離れても大丈夫な状況だったということもあるが)、もっと驚いたのは口調がとても丁寧だったこと。
男性が運賃箱に運賃(現金)を入れると、運転手は和やかな口調で 「気づいていらっしゃらないようだったので。はい、どうもありがとうございました」 と。
残額不足の音声に気づかなかったのは客のうっかりミスなのに、それを責めるどころか、そういうこともありますよねというような優しい口調で対応していた。こんな運転手もいるんだと、かなり驚いた。
運転が荒いことで有名な釜山の市内バス。この運転手さんほど丁寧にしてくれとは言わないが、もう少し安全運転、丁寧な対応をお願いしたい。
しかし、運転席の近くから前方を見ていると、無理な割り込みをしてくる車や、後続のことを全く考えず客を乗り降りさせるタクシー、車の流れを妨げるように平気で路駐する車などなど、運転手のストレスが並大抵でないことも理解できる。そういうストレスに常にさらされていれば、運転や客への対応が荒くなるのも無理もないことなのかなと思えてくるほどだ。みんなで気持ちよい交通マナーを・・・なんて、まだまだ望めそうもないようだ。

Posted by dilbelau at 08:48│Comments(0)
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