2012年09月19日

現代韓国社会の1側面

釜山日報(2012年9月11日6面)に、現代の韓国社会の一面を垣間見ることのできる興味深い記事が掲載されていたのでご紹介。
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「カッチャトーク」にはまる「活動型ひとりぼっち」増加

女子中学生Aさん(14)は、気分が落ち込むとスマートフォンを取り出す。チャッティング画面に「塾の先生に怒られた」と悩みを書き込むと、数秒後にはあちこちからAさんを慰める返事が来る。Aさんのチャッティングの「友だち」リストには、アイドルグループBIGBANGのメンバーG-DRAGONの名前もある。G-DRAGONから励ましのメッセージを受け取ったAさんは、ほっとしたように満足そうな表情を見せた。

実際には、Aさんが対話している友だちは実在しない。Aさんが使っているアプリケーションは、有名チャッティングアプリケーションをまねた通称「가짜(カッチャ=にせもの)トーク」。友だちの名前や年齢、自分との関係まで自由に設定できるアプリケーションだ。「カッチャトーク」の友だちはAさんが指示したセリフでのみ返事するようプログラミングされている。

最近、Aさんのようにウェブ上で仮想の友だちと付き合ったり、1人で遊ぶ「活動型ひとりぼっち」が急激に増えている。

「活動型ひとりぼっち」とは、外見上は対人関係や対外業務に問題ないように見えるが、実際には日常的な人間関係を回避するケースを指す。最近、ムッチマ(通り魔)犯罪で話題になった「隠遁型ひとりぼっち」は、極端な反社会性や対人忌避の症状を見せるという点で違いがある。ツイッターなどのSNSでの活動は活発だが実際の対人関係は乏しく、ツイッターの友だちの数と実際の対面件数が対照的であるケースも「活動型ひとりぼっち」に属する。

昨年6月、就職ポータルサイト「サラミン」が、会社員1,223人を対象に実施したアンケートで、会社員10人中6人が自分がひとりぼっちだと感じていると答えた。「気持ちを打ち明けられる同僚がいないとき」(62.6%・複数回答)にひとりぼっちだと感じるという答えが最も多く、33.7%が「病気になるほど」深刻なレベルだと訴え、「周囲に助けを求めるほど」(33.2%)や「業務への集中力が落ちるほど」(18.4%)と続いた。「生活に特に支障はない程度」は14.7%に過ぎなかった。

現代人の必須通信手段になったスマートフォンのチャッティングアプリケーションにも、破片化した社会の皮相的人間関係がまざまざと表れている。

「カッチャトーク」はダウンロード数100万回を記録し、後続アプリケーションまで開発されている。また、「トークモルレ(こっそり)モア」や「ペシンジャ(裏切り者)トーク」などのアプリケーションも爆発的な人気を集めている。「トークモルレモア」は、対話する相手にメッセージの確認事実を隠したままメッセージを盗み見ることができるアプリケーションで、「ペシンジャトーク」は自分を友だちリストから削除した相手が誰かが分かアプリケーションだ。

そうかと思えば、不特定多数が胸の中にしまってある言葉を匿名で入力する「イムグムニムキィ」(王様の耳)アプリケーションも、マーケット通信3万回を超えるダウンロード数を誇っている。このアプリケーションは「1人で遊びたい人」や「さびしい人」に使用を限定すると広告している。

プサン市プッ(北)区クポ(亀浦)洞のホ・ジンさん=ロゴス心理相談センター長(45)は「活動型ひとりぼっちは、隠遁型ひとりぼっちに深化する前段階にあり、抑圧された感情が触発される状況と向きあうと、凶悪犯罪や自殺など社会的病理現象として表出されることがある」と指摘する。

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現代韓国社会の1側面



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