2012年06月12日

梁山で飛行機飛ばし 1

日本で生まれ、青年期までを日本で過ごし、解放直前に韓国へ。韓国での小学校教師を皮切りに、日本派遣教師、日本留学、通訳ガイドなど、日韓を行ったり来たりの80年。現在は、シルバー日本語通翻訳奉仕会の会長を務め、両国間の文化の伝道師として活躍中の정무련(チョン・ムリョン=鄭戊錬)先生。(先生が書いた韓国語の自伝の日本語訳→「熱血教師の体当たり人生 ~ジョンムリョン自伝~」)

自作のラジコン模型飛行機を飛ばすという先生の趣味は、小学3年生のときから現在まで、実に75年近くも続いていることになる。75年間も1つのことに情熱を持ち続けるというのはなかなか容易ではない。それだけ、模型飛行機は鄭先生を引きつけているということだ。

先日、先生が自作の模型飛行機を飛ばすところを見せてもらう機会を得た。場所は양산(梁山=ヤンサン)。わざわざヤンサンまで行かずとも、広安里ビーチなど広いところでなら飛ばしてもよいのではないかと思ったが、そういうわけにはいかないのだそうだ。ビーチは広いことは広いが、人も多い。万一、飛ばしていた飛行機が落ちて誰かに当たったら大けがを負わせてしまう。広くて、かつ危険のない場所を選ばなければならない。

私たちと、友人ご家族の合わせて5人で先生とヤンサンで待ち合わせ。ヤンサンへ向かう地下鉄2号線の線路は、ヤンサン市に入るあたりから地上に上がり、車窓にはのどかな風景が広がる。

大きな川は낙동강(洛東江=ナクトンガン)へと流れ込む양산천(梁川川=ヤンサンチョン)。その手前に見えている線路は、ソウルと釜山をつなぐKORAIL(韓国鉄道公社)の경부선(京釜線=キョンブソン)の線路(▼)。

梁山で飛行機飛ばし 1

梁山で飛行機飛ばし 1

待ち合わせに少し手間取ったが、何とか先生と合流。早速、飛行機を飛ばす場所に案内してもらった。すでに先生の飛行機仲間が10人ほど集まって飛ばしていた。

飛行機を飛ばしに来る人以外、車両の通行もなく、もちろん人が通ることもなく、ここなら大丈夫という広い造成地のようなところだ。車道や歩道が整備されているところを見ると、ここにもいずれは高層アパートか何かが建てられるのだろうか。

梁山で飛行機飛ばし 1

梁山で飛行機飛ばし 1

真っすぐ伸びるこの道は、模型飛行機の 「滑走路」 になる(▼)。

梁山で飛行機飛ばし 1

梁山(ヤンサン)タワー(▼)。2004年11月に着工し2008年2月に完工したそうだ。資源回収施設の煙突を活用して作られたタワーには、展望台やブックカフェ、広報館が入っているそうだ。高さは160mで、ソウルのナムサン(南山)タワー(236.7m)と、テグのウバン(友邦)タワー(202m)に次いで、現在韓国で3番目に高いタワーだそう。ちなみに釜山のヨンドゥサン(龍頭山)タワーは120m。

当初、地上120mの高さのフロアーには、360度回転式のレストラン(96席)があり、音楽の生演奏を聴きながら食事が楽しめるようになっていたそうだが、現在そのレストランは閉鎖され、ブックカフェと広報館に変わったそうだ。

梁山で飛行機飛ばし 1

つづく


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