2012年03月25日
国都&カラム芸術館にて
釜山文化会館のそばに、「국도&가람예술관」(国都&カラム芸術館)という小さな劇場がある。ほぼ毎日、平均6~7本の芸術映画を上映している劇場だ。
シネコンが主流の釜山で、こういうスタイルの劇場は少数派だ。(보수동(宝水洞=ポスドン)のカトリックセンター1階にある 「ART THEATER C&C」 も、その少数派の1つ)
「국도&가람예술관」(国都&カラム芸術館)の歴史など詳しくはこちら。
初めて 「国都&カラム芸術館」 に入ったのは、今年1月に 『奇跡』 を観にきたときだった。小さな劇場をほぼ埋め尽くすほど入っていた多くの観客は、映画を観終わってもエンドロールが終わるまで席を立たず、余韻を楽しんでいるようだった。
普段、シネコンで映画を観るときは、エンドロールが流れ始めるとほとんどの客は席を立って上映館から出ていく。その様子に慣れていたので、「国都&カラム芸術館」 での観客の様子は新鮮だった。
映画を観ているときも、おもしろい場面では声を上げて笑い、映画の世界に没頭しているようだった。本当に映画が好きな人が観にきているんだなと感じる、そんな劇場だ。
この日は夫と 『マイ・バック・ページ』 を観るべく 「国都&カラム芸術館」 を訪れた。2011年のBIFFでも上映された、山下敦弘監督、妻夫木聡・松山ケンイチ主演の映画だ。BIFF期間中も観てみたいと思ったが、チケットがとれず断念したのだった。
「国都&カラム芸術館」 は、釜山文化会館のそばにある洋食レストラン 「MOZART」 の隣にある。大通りから少し内側に入っているのであまり人目にはつかない。

蔦のからまるレンガ壁には、映画料金の書かれた小さな小窓がある。現在、チケット売り場は地下の入り口を入ったところにあるが、昔はこの小窓も使われていたのかもしれない。料金は一般6,000w、正会員5,000w(年会費10,000w、各種特典あり)。HPによると、一般の料金は3月1日から7,000wに値上げ予定とのことだったが、この日(3月18日)はまだ6,000wのままだった。

階段を下りたところにある地下1階のチケット売り場(▼)。


チケット売り場横にはミニ売店(▼)。コーヒーやクッキーが1,000wぐらいから買える。

チケット売り場の待合スペースは狭く、すぐ横が上映館入口となっている。上映中はもちろん扉は閉められているが、大声でのおしゃべりは控えるようにとの注意書きが。ここのスペースが狭いため、外の階段部分にも椅子が置いてある。
映画上映時間の10分前から入場可能。小劇場風だ。

前回観に来た 『奇跡』 はかなりたくさんの人が観にきていたが、この日は10人前後だっただろうか。1人で観に来ている人もけっこういる。劇場が小さいのでアットホームな感じで映画を楽しめる。連帯感とまではいかないが、観客同士、「この映画が是非観たくて来た」 という共通項でつながれているような気がする。
국도&가람예술관(国都&カラム芸術館)
(051)245-5441
釜山文化会館正面向かって右手の路地の中
カフェ:http://cafe.naver.com/gukdo
シネコンが主流の釜山で、こういうスタイルの劇場は少数派だ。(보수동(宝水洞=ポスドン)のカトリックセンター1階にある 「ART THEATER C&C」 も、その少数派の1つ)
「국도&가람예술관」(国都&カラム芸術館)の歴史など詳しくはこちら。
初めて 「国都&カラム芸術館」 に入ったのは、今年1月に 『奇跡』 を観にきたときだった。小さな劇場をほぼ埋め尽くすほど入っていた多くの観客は、映画を観終わってもエンドロールが終わるまで席を立たず、余韻を楽しんでいるようだった。
普段、シネコンで映画を観るときは、エンドロールが流れ始めるとほとんどの客は席を立って上映館から出ていく。その様子に慣れていたので、「国都&カラム芸術館」 での観客の様子は新鮮だった。
映画を観ているときも、おもしろい場面では声を上げて笑い、映画の世界に没頭しているようだった。本当に映画が好きな人が観にきているんだなと感じる、そんな劇場だ。
この日は夫と 『マイ・バック・ページ』 を観るべく 「国都&カラム芸術館」 を訪れた。2011年のBIFFでも上映された、山下敦弘監督、妻夫木聡・松山ケンイチ主演の映画だ。BIFF期間中も観てみたいと思ったが、チケットがとれず断念したのだった。
「国都&カラム芸術館」 は、釜山文化会館のそばにある洋食レストラン 「MOZART」 の隣にある。大通りから少し内側に入っているのであまり人目にはつかない。
蔦のからまるレンガ壁には、映画料金の書かれた小さな小窓がある。現在、チケット売り場は地下の入り口を入ったところにあるが、昔はこの小窓も使われていたのかもしれない。料金は一般6,000w、正会員5,000w(年会費10,000w、各種特典あり)。HPによると、一般の料金は3月1日から7,000wに値上げ予定とのことだったが、この日(3月18日)はまだ6,000wのままだった。
階段を下りたところにある地下1階のチケット売り場(▼)。
チケット売り場横にはミニ売店(▼)。コーヒーやクッキーが1,000wぐらいから買える。
チケット売り場の待合スペースは狭く、すぐ横が上映館入口となっている。上映中はもちろん扉は閉められているが、大声でのおしゃべりは控えるようにとの注意書きが。ここのスペースが狭いため、外の階段部分にも椅子が置いてある。
映画上映時間の10分前から入場可能。小劇場風だ。
前回観に来た 『奇跡』 はかなりたくさんの人が観にきていたが、この日は10人前後だっただろうか。1人で観に来ている人もけっこういる。劇場が小さいのでアットホームな感じで映画を楽しめる。連帯感とまではいかないが、観客同士、「この映画が是非観たくて来た」 という共通項でつながれているような気がする。
국도&가람예술관(国都&カラム芸術館)
(051)245-5441
釜山文化会館正面向かって右手の路地の中
カフェ:http://cafe.naver.com/gukdo
Posted by dilbelau at 08:58│Comments(0)
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