2011年09月14日

妖怪人間タヨマ

9月3・4日に釜山市民会館で、人形劇 『요괴인간 타요마(妖怪人間 打妖魔=ヨグェインガン タヨマ)』 が上演された。このものものしいタイトル、実は日本の 『ゲゲゲの鬼太郎』 のことだ。

この人形劇は、姉妹関係にある釜山市民会館と福岡市のエルガーラホールの交流事業の一環として行われた。人形を操ったのは、神奈川県川崎市に拠点を置く 「人形劇団ひとみ座」。創立は1948年という歴史ある劇団だ。

『ゲゲゲの鬼太郎』 は韓国のアニメ専用ケーブルテレビ 「TOONIVERSE」 で、 『요괴인간 타요마(妖怪人間 打妖魔=ヨグェインガン タヨマ)』 というタイトルで放映されていた(2007~2008年)。「鬼太郎」 の韓国での名前は 「타요마(打妖魔=タヨマ)」。“倒!! 怪・物!”ということだろうか。

この人形劇の招待券をいただいたので、夫と観に行ってみた。鬼太郎の人形劇ということで、当然観客は子供(と付き添っている親)ばかり。数年前に韓国のテレビで放送されていたこともあり、意外と鬼太郎(タヨマ)の知名度は高いのかもしれない。

上演に先立って、客席では注意事項が放送されるのだが、「妖怪人間 打妖魔」 という上演内容に合わせて、妖怪チックな口調で(?)の案内。その口調に反応して子どもたちの笑い声が起こる。

さていよいよ開演。セリフは全て韓国語で録音されて、人形は文楽のように黒子が操る。人形も全て 「ひとみ座」 の方々の手作りなのだそう。ストーリーは沖縄の無人島 「龍宮島」 で、世界制覇を夢見る妖怪たちとタヨマ(鬼太郎)たちが戦うというもの。

妖怪人間タヨマ

鬼太郎はアニメでは子どもの頃よく見ていたが、人形劇で見るのは私も初めて。芸が細かく、動きも実にリアルだ。特に、人形が海の中でふわふわと漂っている様子は、本当に水の中にいるように見えるほどリアルだった。

また人形の表情が一瞬にして変わるのも面白かった。「猫娘」 が普通の表情から怒った表情に一変するのが特に気に入った。1時間の上演が終わると、登場人物の人形が黒子に操られながら客席を回る。子どもたちは目の前で人形を見られて大喜びだった。

最後に人形を操っていた劇団員の方たちも顔を覆っていた黒い布を外し、人形とともに笑顔で挨拶。

妖怪人間タヨマ

さらに、人形と劇団員の方々はロビーで子どもたちと記念撮影のサービス。

妖怪人間タヨマ

妖怪人間タヨマ

自分の好きなキャラクターと写真を撮ってもらおうと、ロビーはかなり混雑していた。「妖怪人間 打妖魔」 の人気ぶりがうかがえた。

妖怪人間タヨマ



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