2011年05月25日

素花坊(ソファバン)

「부처님 오신날(釈迦の生誕日)」 に夫とチベット寺院を訪れた帰り、歩いて南浦洞へ。「あそこに行ってみようか」 と向かったのは、観光ガイドブックには必ずと言っていいほど紹介されている 「소화방(素花坊)」。その名もよく見聞きするしどこにあるかも知ってはいたのだが、南浦洞で伝統茶を飲むといえばお気に入りの 「용정다원(龍亭茶園)」 へ足が向き、素花坊へはまだ一度も行ったことがなかった。

さすがガイドブックにのっているだけあって日本人客は多いようだ。店へと上がる階段を私たちより一足先に上っていた女性2人組も日本人、その後来店した女性2人組もやはり日本人。店員さんも、客が日本人だと分かると日本語で話しかけてくれる。

店内は間接照明のため優しい雰囲気。机や椅子・床に使われている木材の深い色合いと、壁の白色がバランスよくマッチしている。

素花坊(ソファバン)

素花坊(ソファバン)

素花坊(ソファバン)

メニューは18種類。大きく 「茶」 と 「代用茶」 に分かれる。「茶」 は緑茶、抹茶、玄米茶、黄茶などお茶の木から作ったもの、「代用茶」 はそれ以外の韓国伝統の飲み物を指す。代用茶には대추차(ナツメ茶)、유자차(柚子茶)、오미자차(五味子茶)、계피차(桂皮茶)、국화차(菊花茶)、쌍화탕(雙和湯)、십전대보탕(十全大補湯)などがある。

私は오미자차(五味子茶=5,000w)を、夫は십전대보탕(十全大補湯=7,000w)を注文。五味子茶(▼)は文字通り 「五味子」 という実から作られている。「五味」 とは、甘味・酸味・苦味・辛味・塩味のことで、塩味と酸味の成分は肝臓を、甘味は子宮を、苦味と酸味は肺を強化すると言われているそうだ。

実際には甘酸っぱい味。苦味や辛味・塩味は私には感じられない。美しい色が印象的。温かい五味子茶もあるがこの日は冷たいものを。適度な甘酸っぱさで爽やかな飲み心地だ。浮かんでいるのはリンゴのスライス。

素花坊(ソファバン)

십전대보탕(十全大補湯)(▼)。「良薬口に苦し」 だ。

素花坊(ソファバン)

お会計をするときにも 「ありがとうございました」 と日本語で。自由に会話ができるということではないようだが、日本人客が大勢来るので簡単な挨拶程度は覚えたのだろう。入り口を入ってすぐのところには各種お茶(茶・代用茶)を販売している(▼)。

素花坊(ソファバン)

店の入り口脇には、2008年に大桃美代子さんと王理恵さんが来店したときの写真が飾られていた(▼)。当時は今とはレートが随分違い、5000wが約550円、6,000wが約660円と紹介されている。今ならそれぞれ約370円、450円だ。

素花坊(ソファバン)

素花坊(ソファバン)素花坊(ソファバン)



















소화방(素花房)
釜山市中区南浦洞2街12-1番地 3階
(051) 246-8818
営業時間:10:30~22:30


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