2011年04月04日

鳳雛チムタッ

夫はこの3月から空き時間を利用して、以前通っていた韓国語の学校に再び通い始めた。私も以前通っていた学校で、月・水・金の午前中2時間ずつという授業だ。

大学で日本語で授業をしている夫は、教え子とは日本語で話し、同僚の日本人教師とももちろん日本語で話し、また日本語学部の韓国人教師も日本語が堪能なのでやはり日本語で・・・、と日本語を使うことが多い。そのため、韓国語の学校に通うと集中的に韓国語に触れることができ、また先生の教え方も参考になるのだと、熱心に取り組んでいる。

今回の夫のクラスメイトは全部で8人。学生の国籍は多様で日本人は夫1人だけだそう。他には、イギリス人・カナダ人・チベット人・ロシア人・在ロシア韓国人・中国人・モンゴル人となかなか個性豊かな顔ぶれなのだそうだ。その中のイギリス人が食事に誘ってくれたとのことで、私も同席させてもらうことにした。

初めてお会いするA氏は、夫から聞いていた通り韓国語をかなり流暢に話される。イギリスの大学で哲学や韓国語を学び、交換留学生としてソウルの大学でも勉強していた経験があるのだそう。

漢字語が多いことや語順が同じであることなどから日本人にとっては学びやすい言語である韓国語だが、英語圏など他の国々の人にとってはさぞ難しいだろうと思う。A氏がここまで流暢に韓国語を使いこなせるようになるまでには、かなりの努力をしたのだろうと容易に想像できる。

そんな話をしながら私たちがいただいたのは、찜닭(チムタッ)。鶏肉と野菜、タンミョン(ジャガイモのデンプンで作った乾麺)などを、ピリ辛のタレで煮込んだ、안동(安東=アンドン)の名物料理だ。韓国料理の中でも辛さが強い部類に入るので、「辛さ控えめで」 と注文。写真は 「中」サイズ=3人分(24,000w)。

鳳雛チムタッ

私には辛さ控えめでちょうどいいぐらいの適度な辛さだ。ご飯が進む。A氏と私たち、どちらも韓国に住む外国人という点では同じだが、イギリス人のA氏はやはり一目見るだけで外国人だということが分かる。英語教育熱が高い韓国では、欧米人とみるや英語で話しかけてくる人が本当に多いそう。

韓国語を熱心に勉強し、韓国に住んでいるからには韓国語で生活したいと努力しているA氏にとっては、ことあるごとに英語で話しかけられるのが時には負担に感じるのだそう。欧米人ならではの悩みだろう。いろいろな話をしながら楽しいひと時を過ごした。

鳳雛(봉추)찜닭 慶星大(경성대)店
釜山市南区大淵洞74-1 (「OUTBACK」の裏側の建物2階)
(051) 628-9381
http://www.bongchu.co.kr/


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