2010年03月10日

'10.3.10(水)病院内に葬礼会場

つづき

さて、ひと段落したところで昼食。病院からいただいたクーポン券を持って、地下2階にある食堂へ。一般のメニューももちろんあるのだが、私がいただいたクーポン券は本来、胃カメラの検査を受けた方用のお粥食の券。この券をくださった職員の方は、”お粥で申し訳ないですが・・・” とすまなさそうにされていたが、かなりおなかが空いていたので、お粥だろうがなんだろうが、いただけるだけでありがたい。食堂でクーポン券を渡し、出されたお粥は野菜とキノコ類の入ったもの。

10.3.10(水)病院内に葬礼会場

お粥だろうが、やはりキムチ類はついてくる。

10.3.10(水)病院内に葬礼会場

ちょうどこの日もかなり冷え込んでいたので、温かいお粥で身体もあたたまりおなかもいっぱいに。

そして午後は、日本のある病院からの訪問団への病院案内の通訳のお手伝いをする、というのがその日の第二の任務。訪問団の到着を、院長や看護部長をはじめとする関係者と一緒に、正面玄関前でお待ちする。やがて到着され、当初はすぐ院内をご案内する予定だったのが、急遽、日本とは随分違うから是非見学をということで、病院内にある 「葬礼場」 へとご案内。

日本の病院にも霊安室はあるが、それとは全く違う 「葬礼式場」 というものが韓国の大きな病院にはたいてい付設されている。もちろん、一般の外来や入院棟とは違う建物にしてあったり、同じ建物であっても入り口を別にしてあったりと、あまり目立たないような工夫はしてあるが、 「病院の中でお葬式」 と初めて聞いたときはかなり驚いた。

病院の中でお葬式をする理由としては、

① 韓国の葬式は、大声で号泣したりと騒々しいものなので、アパートなどで執り行うと近所に迷惑がかかる。病院で葬式を行えば、それを避けることができる。

② 遺体がきちんと管理され、複雑な葬式の儀礼を滞りなく執り行うことができる。

③ 葬式の参列者にとっても交通の便がよく、駐車場や食堂も整っているので、多くの参列者を楽におもてなしすることができる。

などだそうだ。

日本では葬儀の案内は、葬儀場の名前や場所をいちいち伝えねばならないが、韓国ではただ 「〇〇病院」 と伝えさえすればよいので、遺族側にとっても参列者側にとっても簡単なのだそうだ。

というようなことは、以前韓国語の授業で教えてもらっていたし、病院内に 「葬礼式場」 という表示があるのも見かけたことがあったのだが、実際の 「葬礼式場」 を見せてもらったのはこの日が初めてだった。

病院正面玄関横の通路を歩いて行くと、やがて地下へと続く長いスロープが。ご遺体を納めた棺を運び出すのに便利だからだろう。地下の会場は想像以上に広い。廊下を挟んで両側にお葬式を執り行う大きな部屋や売店・事務室が。大きな部屋には机がたくさん並べられ、そこで会食もしたりするのだろうか。

この日もお葬式が行われた(る?)ようで、ご遺族だろうと一目で分かる衣装を身に着けた方々が大きな部屋の片隅にいらっしゃた。さすがにじっと見るのもはばかられてちらっとしか見なかったが、淡い黄色の韓服(?)に頭には長細い三角頭巾のようなものをかぶっていらっしゃったように見えた。

つづく


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