Busan nikki 1 (2008～2013)

先日、時々通訳のお手伝いをしている近くの総合病院に、九州にある姉妹病院から職員の方が見学にいらっしゃった。近くの総合病院同様、九州にある姉妹病院もグループ病院がいくつかあり、グループ病院の他の見学団がいらしたことは今までにも何度かある。

今回も今まで同様、まず空港でお出迎え。飛行機を降りた人たちが出てくる場所で待っていると、そろそろ出てくるかなという頃に、10人以上の女性がわらわらと出口付近に並び始めた。

それぞれ手には 「〇〇旅行」 とか 「ＸＸツアー」 と日本語で書かれた紙を持っている。日本からの観光客を迎えに来ている通訳ガイドさんたちだ。

出口付近で誰かの到着を待っている人は大勢いたが、日本人観光客の到着を待っているその通訳ガイドさんたちは、その中でもひときわ目を引いていた。それほど日本人観光客が多いのかとあらためて驚いた。（後日、韓国人の通訳ガイドさんに聞いたところ、ソウルは10人どころか30人ぐらいの通訳ガイドがお迎えのところにずらりと並ぶのだそうだ）

さて、無事空港で姉妹病院からの訪問団をお迎えした後は、そのままこちらのグループ病院数ヶ所を順番に見学して回る。途中、ある病院で病院が訪問団のために準備してくれた昼食をいただく。

ピビンパとおかず類。





昼食後も続いてグループ病院の見学をし、夕食は民楽洞にある횟집（刺身屋）で。日本で食べる刺身とは随分違った食べ方をする ”韓国式刺身” を堪能。タイやヒラメなど白身魚中心の韓国式刺身だが、中でも目玉は、釜山では 「범 도다리（春のメイタガレイ）」 と並んで人気のある 「가을 전어（秋のコノシロ）」。



幅7ミリぐらいに細切りにしたコノシロの刺身を、ニンニクや青唐辛子・味噌などで作ったヤンニョムと一緒にエゴマの葉などで巻いていただく。美味。他にも、멍게（ホヤ）や焼きたての立派な秋刀魚も登場し、テーブルの上はとても賑やか。

食事の締めには매운탕（メウンタン）。魚や野菜などを辛めに味付けしたスープだが、この店のメウンタンは辛さの中にもダシが感じられ、実においしかった。

つづく