2009年12月12日
'09.12.12(土)甘ったるい炭ニワトリ?!
少し前に大学街にできた、おにぎり屋さん。
韓国の軽食の定番の1つである 「김밥」 (キムパッ=海苔巻き)を売る店は、街のいたるところにあるが、日本式のおにぎりの専門店はまだあまり見かけない。
(おにぎりは韓国では、「주먹밥」 や 「삼각김밥(三角海苔巻き)」 と呼ばれる。)
韓国でも食べられる日本食は、お寿司(握り寿司・おいなりさん)やラーメン・うどん・そば・たこ焼き・お好み焼きなどいろいろあり、日本で食べる味とほぼ同じの食べ物もあれば、日本のものとは随分違ってガッカリするものもある。
さて、このおにぎりはどうだろうかと気にはなっていたのだが、先日韓国人の知人とこのおにぎり専門店の前を通りかかったとき、「おいしいですよ」 と言っていたのを思い出し、試してみることにした。
「오니기라와 이규동」 という名前の店。
テーブルもあるので店内で食べることもできるのだが、あまり広くないのでテイクアウトする人も多いようだ。
店に入ってすぐのところにカウンター。レジ台と、その横には熱々のおにぎりを握る作業台もある。カウンター横の、店の外からも見えるようになっているショーケースには、すでに握ってあるおにぎりと飲料水。
メニューは大きく分けて、おにぎりと牛丼・うどん。新メニューとして、カレーも登場したそうだ。
おにぎりの種類はたくさんあり、大きく3つに分類されている。「맛나는 오니기리(おいしいおにぎり)」、「열나는 오니기리(熱いおにぎり)」、「탐나는 오니기리(欲張りおにぎり)」 の3種類。すでに握って並べられてあるおにぎりと、注文を受けてから握る熱々のおにぎりがあるようだ。

どれにしようかとメニュー板を上から順番に見ていて、一番下まで来たとき思わずふきだした。
この店は日本人客も対象にしているようで、韓国語で書かれたメニューの隣にそれぞれ日本語も書かれているのだが、その中の一つ 「달콤솣닭」 の隣に 「甘ったるい炭ニワトリ」 という日本語が・・・。
甘ったるい炭ニワトリ・・・。
「炭火で焼いて甘辛く味付けした鶏肉」 という意味だろうというのは分かるのだが、「甘ったるい」 も 「炭ニワトリ」 も、日本人には決して食欲をそそる表現とは言えない・・・。私の辞書にも 「달콤하다」 という単語は 「甘い、甘ったるい」 と出てくるので、おそらくその表現をそのまま使ったのだろう。
(私も学校で出された作文の課題など、辞書で引いた韓国語の単語を使って書いても、先生に 「こんな単語見たことない」 とか 「こんな言い方はしません」 などと何度か言われたことがある。それと同じことだろう)
しかし、その日本語訳を別にすればなかなかおいしそうなので、私はこの 「甘ったるい炭ニワトリ(1,600ウォン)」 と、そしてその上の 「香ばしいいわし(1,500ウォン)」 を買ってみることにした。
ちなみにこの 「香ばしいいわし」 という日本語もちょっと違う・・・。もとの韓国語は 「고소한멸치」。「멸치(ミョルチ)」 は普通ジャコのことを指すので、日本語で書くとすれば 「香ばしいジャコ」 が妥当だろう。「ジャコ」 も 「イワシの稚魚」 なので、まあ 「イワシ」 の一種だという意味では間違っていないのだが・・・。
店員さんの応対は丁寧で、気持ちのいい笑顔。
見た目は日本のおにぎりと同じ。そう言えばこのおにぎり、以前食べたことがあった。そのときの具は、1つは炒りつけたジャコで、もう1つはキムチ。このキムチおにぎりがかなり辛かったのを思い出した。

気になるお味の方は・・・。
「香ばしいいわし」 は、ごま油で炒りつけてあるジャコがかなりたっぷり入っていて、その名の通り香ばしくておいしい。

そして、くだんの 「甘ったるい炭ニワトリ」 は・・・。

こちらは 「甘ったるい」 どころか、けっこうピリ辛。スパイシーな感じだ。照り焼きのような甘辛い味を想像していたのだが、それとも随分違う。
どちらも表面には、ゴマのふりかけがたっぷり。ゴマ好きな韓国人の口に合わせた工夫だろう。
どちらもおいしくいただいて満足したのだが、私にはおにぎりの味と同じか、またはそれ以上に気になっていたことがあった。
それは、このおにぎり屋の店名 「오니기라와 이규동」 だった。
つづく
韓国の軽食の定番の1つである 「김밥」 (キムパッ=海苔巻き)を売る店は、街のいたるところにあるが、日本式のおにぎりの専門店はまだあまり見かけない。
(おにぎりは韓国では、「주먹밥」 や 「삼각김밥(三角海苔巻き)」 と呼ばれる。)
韓国でも食べられる日本食は、お寿司(握り寿司・おいなりさん)やラーメン・うどん・そば・たこ焼き・お好み焼きなどいろいろあり、日本で食べる味とほぼ同じの食べ物もあれば、日本のものとは随分違ってガッカリするものもある。
さて、このおにぎりはどうだろうかと気にはなっていたのだが、先日韓国人の知人とこのおにぎり専門店の前を通りかかったとき、「おいしいですよ」 と言っていたのを思い出し、試してみることにした。
「오니기라와 이규동」 という名前の店。
テーブルもあるので店内で食べることもできるのだが、あまり広くないのでテイクアウトする人も多いようだ。
店に入ってすぐのところにカウンター。レジ台と、その横には熱々のおにぎりを握る作業台もある。カウンター横の、店の外からも見えるようになっているショーケースには、すでに握ってあるおにぎりと飲料水。
メニューは大きく分けて、おにぎりと牛丼・うどん。新メニューとして、カレーも登場したそうだ。
おにぎりの種類はたくさんあり、大きく3つに分類されている。「맛나는 오니기리(おいしいおにぎり)」、「열나는 오니기리(熱いおにぎり)」、「탐나는 오니기리(欲張りおにぎり)」 の3種類。すでに握って並べられてあるおにぎりと、注文を受けてから握る熱々のおにぎりがあるようだ。
どれにしようかとメニュー板を上から順番に見ていて、一番下まで来たとき思わずふきだした。
この店は日本人客も対象にしているようで、韓国語で書かれたメニューの隣にそれぞれ日本語も書かれているのだが、その中の一つ 「달콤솣닭」 の隣に 「甘ったるい炭ニワトリ」 という日本語が・・・。
甘ったるい炭ニワトリ・・・。
「炭火で焼いて甘辛く味付けした鶏肉」 という意味だろうというのは分かるのだが、「甘ったるい」 も 「炭ニワトリ」 も、日本人には決して食欲をそそる表現とは言えない・・・。私の辞書にも 「달콤하다」 という単語は 「甘い、甘ったるい」 と出てくるので、おそらくその表現をそのまま使ったのだろう。
(私も学校で出された作文の課題など、辞書で引いた韓国語の単語を使って書いても、先生に 「こんな単語見たことない」 とか 「こんな言い方はしません」 などと何度か言われたことがある。それと同じことだろう)
しかし、その日本語訳を別にすればなかなかおいしそうなので、私はこの 「甘ったるい炭ニワトリ(1,600ウォン)」 と、そしてその上の 「香ばしいいわし(1,500ウォン)」 を買ってみることにした。
ちなみにこの 「香ばしいいわし」 という日本語もちょっと違う・・・。もとの韓国語は 「고소한멸치」。「멸치(ミョルチ)」 は普通ジャコのことを指すので、日本語で書くとすれば 「香ばしいジャコ」 が妥当だろう。「ジャコ」 も 「イワシの稚魚」 なので、まあ 「イワシ」 の一種だという意味では間違っていないのだが・・・。
店員さんの応対は丁寧で、気持ちのいい笑顔。
見た目は日本のおにぎりと同じ。そう言えばこのおにぎり、以前食べたことがあった。そのときの具は、1つは炒りつけたジャコで、もう1つはキムチ。このキムチおにぎりがかなり辛かったのを思い出した。
気になるお味の方は・・・。
「香ばしいいわし」 は、ごま油で炒りつけてあるジャコがかなりたっぷり入っていて、その名の通り香ばしくておいしい。
そして、くだんの 「甘ったるい炭ニワトリ」 は・・・。
こちらは 「甘ったるい」 どころか、けっこうピリ辛。スパイシーな感じだ。照り焼きのような甘辛い味を想像していたのだが、それとも随分違う。
どちらも表面には、ゴマのふりかけがたっぷり。ゴマ好きな韓国人の口に合わせた工夫だろう。
どちらもおいしくいただいて満足したのだが、私にはおにぎりの味と同じか、またはそれ以上に気になっていたことがあった。
それは、このおにぎり屋の店名 「오니기라와 이규동」 だった。
つづく
Posted by dilbelau at 12:10│Comments(0)
│その他日本料理