2009年06月14日
'09.6.14(日)恐れ入りました!!
以前、新聞記者である甲木正子さんが、おいしいと絶賛しておられた中華料理屋さんのうどんを食べてみたくなり、夫とバスに乗って出かけた。
釜山鎮駅からほど近いところにある、「徳和園」 という中華料理屋。「韓国風にアレンジした、具だくさんの日本のうどん」 は、海産物の具の味を生かすため、大根でスープをとっているのだとか。
甲木さんに教えてもらった通りに行くと、目指す 「徳和園」 は難なく見つかった…。
のだが…。
なんと、残念なことに日曜は定休日らしく、無情にもシャッターが下りている。
仕方がないので、近くの食堂街を少々見て回り、たくさん並ぶ食堂の中から目星をつけた店に入ることにした。
いかにも、もう長くここで営業していそうな食堂 「옛골」。道路から少し奥まったところに入り口があるようだ。

「낙지볶음(タコのピリ辛炒め)」や「육개장(牛肉の辛いスープ)」 専門と看板には書いてあるが、メニューはその他にもいろいろあるようだ。
看板の下をくぐって、路地をつきあたりまで進むと、左手に座敷が見える。
そこに上がっていいのかと靴を脱ぎかけていると、店の主人が 「あ、そこじゃなくてこちらにお願いします」 と。
後でよく見ると、その座敷の入り口横には 「結婚式食堂」 と書かれてあり、結婚式用の食事の写真が貼ってあった。
近くに結婚式場があるので、そこで式を挙げ、食事は団体客にも対応できるこの食堂で、というケースも多いようだ。なんと、150席まで対応可能なのだそうだ。
座敷の中には美しい韓服姿の人がたくさん座っているのが見えた。

この座敷を通り過ぎ、通された奥の部屋でも初老の女性たちが10人ほどで賑やかに食事していたし、また別の部屋にも20人ほどの団体客。店員たちは忙しそうにあちこちを飛び回って給仕している。
私たちが注文したのは、「재첩정식(シジミ汁定食)」(5000ウォン)。

韓国でシジミ汁といえばどこもそうであるように、ここもシジミのむき身がゴロゴロとたっぷり入っている。
一緒に出てくるソーメンをスープの中に入れていただく。

また、私たちには不要だったが、辛いのが好きな人は唐辛子の粉を入れて、味を調節してくださいということのようだ。

ここのシジミ汁は、スープの味が濃厚でとてもおいしい。シジミのダシや栄養分がスープによく出ていて、メニューに書いてある通り 「웰빙(well-being)」 で、いかにも身体に良さそうだ。
さて、私たちより先にこの部屋で食事していた初老の女性たち。15人ほどで囲むテーブルの上の食器はほとんどもう空になっていて、見るからに食事はもう終わった感じ。
私たちが席に通されたときから、彼女たちは非常に盛り上がっていて、大きな声で勢いよくおしゃべりしていた。
大きな声で勢いよくしゃべる人は釜山では珍しくないので、私たちも慣れているが、それにしても並々ならぬ大音量で話している。
しかも、複数の人が同時にそのボリュームでしゃべるので、なかなかすさまじいことになっていた。
でも、もう食事も終わっているようだし、すぐ店を出て行くのだろうと思っていたが、甘かった…。
その後、店員さんにご飯と味噌汁を追加注文し、また賑やかに食べ始める。
嫁がどうだとかこうだとか話している声が、部屋中に響き渡る。
その女性たちには、私たちの存在などまるで意識に入っていないのだろうと思うぐらい、賑やかにおしゃべりしていたのだが、やがてその中のある女性が席を立って、私たちの横を通り過ぎていくときに 「うるさいでしょう?ごめんなさいね。久しぶりに会ったもんだから」 と声をかけてくれた。
傍若無人というわけではなく、うるさいかもしれないと思いながらも、久しぶりの再会に盛り上がらずにはいられなかったようだ。
やがて追加注文したご飯と味噌汁も食べ終えて店を出て行くときにも、また 「うるさかったでしょう?」 と私たちのことを気遣う声をかけて出て行かれた。
それにしても、あのパワー、あのエネルギー。
平均年齢60歳後半かと思われる彼女たちは、食事の後、「まだ早いから、カラオケ行きましょう!」 と賑やかに去っていった。
きっとカラオケに行って、ガンガン歌ったのだろう。
恐れ入りました!!
釜山鎮駅からほど近いところにある、「徳和園」 という中華料理屋。「韓国風にアレンジした、具だくさんの日本のうどん」 は、海産物の具の味を生かすため、大根でスープをとっているのだとか。
甲木さんに教えてもらった通りに行くと、目指す 「徳和園」 は難なく見つかった…。
のだが…。
なんと、残念なことに日曜は定休日らしく、無情にもシャッターが下りている。
仕方がないので、近くの食堂街を少々見て回り、たくさん並ぶ食堂の中から目星をつけた店に入ることにした。
いかにも、もう長くここで営業していそうな食堂 「옛골」。道路から少し奥まったところに入り口があるようだ。
「낙지볶음(タコのピリ辛炒め)」や「육개장(牛肉の辛いスープ)」 専門と看板には書いてあるが、メニューはその他にもいろいろあるようだ。
看板の下をくぐって、路地をつきあたりまで進むと、左手に座敷が見える。
そこに上がっていいのかと靴を脱ぎかけていると、店の主人が 「あ、そこじゃなくてこちらにお願いします」 と。
後でよく見ると、その座敷の入り口横には 「結婚式食堂」 と書かれてあり、結婚式用の食事の写真が貼ってあった。
近くに結婚式場があるので、そこで式を挙げ、食事は団体客にも対応できるこの食堂で、というケースも多いようだ。なんと、150席まで対応可能なのだそうだ。
座敷の中には美しい韓服姿の人がたくさん座っているのが見えた。
この座敷を通り過ぎ、通された奥の部屋でも初老の女性たちが10人ほどで賑やかに食事していたし、また別の部屋にも20人ほどの団体客。店員たちは忙しそうにあちこちを飛び回って給仕している。
私たちが注文したのは、「재첩정식(シジミ汁定食)」(5000ウォン)。
韓国でシジミ汁といえばどこもそうであるように、ここもシジミのむき身がゴロゴロとたっぷり入っている。
一緒に出てくるソーメンをスープの中に入れていただく。
また、私たちには不要だったが、辛いのが好きな人は唐辛子の粉を入れて、味を調節してくださいということのようだ。
ここのシジミ汁は、スープの味が濃厚でとてもおいしい。シジミのダシや栄養分がスープによく出ていて、メニューに書いてある通り 「웰빙(well-being)」 で、いかにも身体に良さそうだ。
さて、私たちより先にこの部屋で食事していた初老の女性たち。15人ほどで囲むテーブルの上の食器はほとんどもう空になっていて、見るからに食事はもう終わった感じ。
私たちが席に通されたときから、彼女たちは非常に盛り上がっていて、大きな声で勢いよくおしゃべりしていた。
大きな声で勢いよくしゃべる人は釜山では珍しくないので、私たちも慣れているが、それにしても並々ならぬ大音量で話している。
しかも、複数の人が同時にそのボリュームでしゃべるので、なかなかすさまじいことになっていた。
でも、もう食事も終わっているようだし、すぐ店を出て行くのだろうと思っていたが、甘かった…。
その後、店員さんにご飯と味噌汁を追加注文し、また賑やかに食べ始める。
嫁がどうだとかこうだとか話している声が、部屋中に響き渡る。
その女性たちには、私たちの存在などまるで意識に入っていないのだろうと思うぐらい、賑やかにおしゃべりしていたのだが、やがてその中のある女性が席を立って、私たちの横を通り過ぎていくときに 「うるさいでしょう?ごめんなさいね。久しぶりに会ったもんだから」 と声をかけてくれた。
傍若無人というわけではなく、うるさいかもしれないと思いながらも、久しぶりの再会に盛り上がらずにはいられなかったようだ。
やがて追加注文したご飯と味噌汁も食べ終えて店を出て行くときにも、また 「うるさかったでしょう?」 と私たちのことを気遣う声をかけて出て行かれた。
それにしても、あのパワー、あのエネルギー。
平均年齢60歳後半かと思われる彼女たちは、食事の後、「まだ早いから、カラオケ行きましょう!」 と賑やかに去っていった。
きっとカラオケに行って、ガンガン歌ったのだろう。
恐れ入りました!!
Posted by dilbelau at 20:54│Comments(0)
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