Busan nikki 1 (2008～2013)

今日は、韓国語のクラスメイトである I さんにお誘いいただいて、伽耶山 海印寺へ行くことになった。I さんご夫妻と小学1年せいの娘さん、それに私たち夫婦というメンバーで。

慶尚南道の伽耶山に位置する海印寺は、梵魚寺・通度寺と並んで慶尚南道三大寺刹と称される。周囲の伽耶山国立公園の紅葉も見ごろだろうし、中でも海印寺内にある 『八万大蔵経』 （世界文化遺産）が有名だとのこと。

朝7時に待ち合わせて、I さんのご主人の運転する車で一路 海印寺を目指す。高速道路を進む車の窓からは、紅葉で彩られた雄大な山々が見渡せる。高層アパート群に囲まれて生活しているので、遠くまで見渡せるこういう風景はほっとする。天気もよく、絶好の行楽日和。

やがて目的地、海印寺に到着。駐車場に車を停めようとすると、すぐさま一人のおじさんが近寄ってくる。「今から食事？先にお寺に行って来る？」と親しげに話しかけてくる。私たちが、先にお寺に行って来ると言うと、「じゃあ、戻ってきたらここに食事しに来て」と近くの食堂の名刺を手渡される。駐車場から少し歩いたところに食堂がいくつかあるようだが、それぞれの食堂からこうして積極的に客を呼び込みにきているようだ。

車から降りると、非常にすがすがしい空気。朝はけっこう冷え込んでいたが、到着した頃には気温も上がって風もなく、穏やかないい天気。

いざお寺の方へ向かおうと歩いていると、またまた呼び込み。今度は、道端でゆでたトウモロコシや漢方の材料らしきものを売っているおばさんたち。ただ声をかけるだけでなく、私たちの方に歩み寄ってきて、かなり積極的に売り込む。私たちが買うそぶりを見せているわけでもないのに、本当にかなり強くすすめてくる。こりゃ～釜山のおばさんたちより、押しが強い！

海印寺に到着するまでの道も、景色が美しく目を楽しませてくれる。非常に澄んだ冷たい水。



モミジの紅葉も目に鮮やか。





参道の途中にある、海印寺碑林。海印寺の歴代高僧の碑や塔をまつるところ。



やがて、海印寺一柱門に到着。きれいな心で仏法の世界に入る門とされているそうだ。







つづく