2013年04月10日

プジョン・マーケットタウン 1

つづき

おいしい昼食をいただいた後、釜田(プジョン)市場の中を散策しながら釜田駅へ向かう。プジョン市場は国際市場と同じく、朝鮮戦争以降に形成された釜山の代表的な市場だ。

当時、機張(キジャン)からKORAIL(韓国鉄道公社)東海南部線の夜行列車で農畜産物を運んできて、現在のプジョン駅でおろして路地で露店を開いて販売していた。それが市場の始まりだったので、当初は市場の名前も 「機張コルモク(路地)市場」 と呼ばれていたそうだ。

その後、何度かの市場活性化事業を経て、プジョン駅前一帯に現在の統合市場 「プジョン・マーケットタウン」 が形成された。

プジョン・マーケットタウンは全国最大規模を誇る伝統市場とも言われ、いくつかの区域に分かれている。アーケードのない 「プジョン市場(シジャン)」 、アーケードのある 「プジョン商街(サンガ)」、プジョン市場の2階にある 「人参(インサム)市場」、釜山最大の食資材納品市場 「プジョン総合商街」、釜山最大の電子楽器・青果卸売商街 「ソミョン(西面)総合市場」、釜山・慶南最大の電子製品卸売商街 「釜山総合電子商街」 の6つのエリアからなる。これらを総合して 「プジョン・マーケットタウン」 と呼ぶそうだ。

市場を利用する客は1日平均約3万人。魚、野菜、青果、雑貨、衣類、電子製品・・・。「ここにないものはない」 というほど、販売品目も豊富だ。

ここプジョン・マーケットタウンはその施設の現代化と清潔さでも有名で、最近は全国の市場関係者がベンチマーキングのために訪れるほどだそうだ。2006年の施設現代化事業以降、毎年、売上げが前年より増加しているそう。

さて、いざプジョン・マーケットタウンを散策。カルグクスを食べた 「영자면옥 손 칼국수」 の近くには、雑貨などを売る店が並ぶ。この店では帽子や手袋、顔面を広く覆うマスクなど、登山するときや日常歩くときに役立つものが売られている(▼)。いかにも韓国らしい商品だ。

プジョン・マーケットタウン 1

こういう店の前を通り過ぎ、少し歩くとすぐそこが 「プジョン商街」。たくさんの店が軒を連ねており、あれこれ見物しながら歩くだけでも楽しい。乾物屋さん(▼)。唐辛子や魚の干物、干し柿などがずらりと。

プジョン・マーケットタウン 1

のれんのように魚がきれいに干された干物屋さん(▼)。オレンジ色の裸電球も味がある。

プジョン・マーケットタウン 1

干物屋さんの隣には、昔ながらのパン屋さん(▼)。パン屋さんの前あたりで、日本人女性2人組とすれ違った。「あれ、このパン屋、さっきも通ったよね」 と言って立ち止まっていた。市場の中で方向を失ったらしい。かなり広いので迷子になるのも無理はない。

プジョン・マーケットタウン 1

アーケードが整備されているのが 「プジョン商街」 エリアの特徴(▼)。

プジョン・マーケットタウン 1

つづく


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