2012年10月20日
高麗アザミナムルご飯
いつの間にか家の近くに新しい食堂ができていた。店名は 「송백」(ソンベッ)、「톳밥(トッパッ)専門、곤드레(コンドゥレ)、전통차(伝統茶)」 と書いてある。톳밥(トッパッ)も곤드레(コンドゥレ)も初めて聞く名前だ。店は2階にあるが、1階から窓を通して見える店内の雰囲気もなかなかよさそう。どんな料理だろうかと、先日、夫と行ってみた。

店内は木材をたっぷり使ったインテリアで観葉植物もたくさん置いてあり、やさしい雰囲気だ。テーブル席と靴を脱いで上がる席がある。食事のメニューは、톳밥(トッパッ)と곤드레밥(コンドゥレパッ)(いずれも8,000w)、鴨肉の燻製(小25,000w・中35,000w)。톳밥(トッパッ)と곤드레밥(コンドゥレパッ)を1つずつ注文しようかと思ったが、明るく愛想のいい店員さん曰く、2人とも同じメニューに統一してほしいとのこと。
どちらもどんな料理か分からないので迷っていると、店員さんが説明してくれた。しかしいまひとつピンと来ない。「じゃあコンドゥレパッにされたらどうですか?今ちょうどできたところだから」 とすすめてくれたので、そうすることにした。
お茶は陶磁器の小ぶりのピッチャーのような容器に入って出てきた。湯のみも、味気ないステンレスではなく、同じく焼き物。同じものを飲むのでも、やはり食器によって印象や味わいも変わる気がする。
まず出てきたのはキムチジョン(▼)。辛くなく、軽くいただけておいしい。

おかず類(▼)。カレイの揚げ焼きや野菜のナムル、大豆の葉(?)の漬物、海藻の和え物など多彩。中央のテンジャンチゲもいい味だ。



そしてこちらがメインのコンドゥレパッ(▼)。ご飯の上にのっかっているのがコンドゥレ。調べてみると、「高麗アザミ」 なのだそう。米にコンドゥレをのせ、ごま油を少量たらして炊き上げるのだそう。

ヤンニョム(▼)を適量ご飯にかけて、よく混ぜていただく。醤油ベースにネギやコチュカル(唐辛子粉)、ゴマ、ニンニクなどをブレンドしてあるようだ。

コンドゥレそのものは、特にこれといって強い味はしない。ヤンニョムをかけて食べても、全体の味としてはあっさりしている。
高麗アザミは、昔、食糧が充分になかった頃、救荒作物として食べられたそう。特に、地理的に稲作に不向きな山里などでは米が大変貴重なため、山菜類で飢えをしのいだ。コンドゥレ(高麗アザミ)もその山菜の1つで、コンドゥレ(葉と茎)のナムルと少量の米で作ったお粥がよく食べられていたそうだ。米が少量でもコンドゥレが全体のかさを増し満腹になるためだ。また、炒めて食べたりスープの具としても用いられた。
古くは飢えをしのぐ食べ物だったコンドゥレだが、最近ではこの店のように 「곤드레밥(コンドゥレパッ)」 を出す店ができはじめた。特に、江原道(カンウォンド)の旌善(チョンソン)郡では、コンドゥレパッ(高麗アザミナムルご飯)やコンドゥレのナムルが有名で観光客にも人気なのだそう。
また面白いのはコンドゥレという名前の由来。コンドゥレの正式名称は 「고려엉겅퀴」(コリョオンゴンキィ=高麗アザミ)。山で自生する高麗アザミが風に吹かれてなびく姿が、酒に酔って 「곤드레만드레」(コンドゥレマンドゥレ=ぐでんぐでん)になった人のようだということから、「コンドゥレ」 と呼ばれるようになったそうだ。
高麗アザミはアザミの1種だが、トゲがなくタンパク質やカルシウム、ビタミンなどが含まれており、血液循環や利尿作用などを助けると言われているそう。また山菜の多くは、葉や茎が柔らかい春に摘むが、高麗アザミは5~6月ごろまで葉も茎も柔らかいのが特徴だそう。

송백
(051) 627-8007
定休日:日曜日
*地下鉄2号線「금련산(クムニョンサン=金蓮山)駅」 5番出口から地上に上がりそのままの方向に少し進むと左手の建物2階にある
店内は木材をたっぷり使ったインテリアで観葉植物もたくさん置いてあり、やさしい雰囲気だ。テーブル席と靴を脱いで上がる席がある。食事のメニューは、톳밥(トッパッ)と곤드레밥(コンドゥレパッ)(いずれも8,000w)、鴨肉の燻製(小25,000w・中35,000w)。톳밥(トッパッ)と곤드레밥(コンドゥレパッ)を1つずつ注文しようかと思ったが、明るく愛想のいい店員さん曰く、2人とも同じメニューに統一してほしいとのこと。
どちらもどんな料理か分からないので迷っていると、店員さんが説明してくれた。しかしいまひとつピンと来ない。「じゃあコンドゥレパッにされたらどうですか?今ちょうどできたところだから」 とすすめてくれたので、そうすることにした。
お茶は陶磁器の小ぶりのピッチャーのような容器に入って出てきた。湯のみも、味気ないステンレスではなく、同じく焼き物。同じものを飲むのでも、やはり食器によって印象や味わいも変わる気がする。
まず出てきたのはキムチジョン(▼)。辛くなく、軽くいただけておいしい。
おかず類(▼)。カレイの揚げ焼きや野菜のナムル、大豆の葉(?)の漬物、海藻の和え物など多彩。中央のテンジャンチゲもいい味だ。
そしてこちらがメインのコンドゥレパッ(▼)。ご飯の上にのっかっているのがコンドゥレ。調べてみると、「高麗アザミ」 なのだそう。米にコンドゥレをのせ、ごま油を少量たらして炊き上げるのだそう。
ヤンニョム(▼)を適量ご飯にかけて、よく混ぜていただく。醤油ベースにネギやコチュカル(唐辛子粉)、ゴマ、ニンニクなどをブレンドしてあるようだ。
コンドゥレそのものは、特にこれといって強い味はしない。ヤンニョムをかけて食べても、全体の味としてはあっさりしている。
高麗アザミは、昔、食糧が充分になかった頃、救荒作物として食べられたそう。特に、地理的に稲作に不向きな山里などでは米が大変貴重なため、山菜類で飢えをしのいだ。コンドゥレ(高麗アザミ)もその山菜の1つで、コンドゥレ(葉と茎)のナムルと少量の米で作ったお粥がよく食べられていたそうだ。米が少量でもコンドゥレが全体のかさを増し満腹になるためだ。また、炒めて食べたりスープの具としても用いられた。
古くは飢えをしのぐ食べ物だったコンドゥレだが、最近ではこの店のように 「곤드레밥(コンドゥレパッ)」 を出す店ができはじめた。特に、江原道(カンウォンド)の旌善(チョンソン)郡では、コンドゥレパッ(高麗アザミナムルご飯)やコンドゥレのナムルが有名で観光客にも人気なのだそう。
また面白いのはコンドゥレという名前の由来。コンドゥレの正式名称は 「고려엉겅퀴」(コリョオンゴンキィ=高麗アザミ)。山で自生する高麗アザミが風に吹かれてなびく姿が、酒に酔って 「곤드레만드레」(コンドゥレマンドゥレ=ぐでんぐでん)になった人のようだということから、「コンドゥレ」 と呼ばれるようになったそうだ。
高麗アザミはアザミの1種だが、トゲがなくタンパク質やカルシウム、ビタミンなどが含まれており、血液循環や利尿作用などを助けると言われているそう。また山菜の多くは、葉や茎が柔らかい春に摘むが、高麗アザミは5~6月ごろまで葉も茎も柔らかいのが特徴だそう。
송백
(051) 627-8007
定休日:日曜日
*地下鉄2号線「금련산(クムニョンサン=金蓮山)駅」 5番出口から地上に上がりそのままの方向に少し進むと左手の建物2階にある
Posted by dilbelau at 09:04│Comments(0)
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