2012年06月06日

まるで 『千と千尋の神隠し』 8

つづき

私たちは 「地蔵殿」 から再び坂道を下り、「大雄寶殿」 や 「止観殿」 のあるところへと戻ってきた。「止観殿」 と相対するように建つ 「法華三昧堂」(▼)に行ってみることにした。その姿は、まるで 『千と千尋の神隠し』 に出てくる建物のようだ。

まるで 『千と千尋の神隠し』 8

無数の燃燈の下を歩いて行く。

まるで 『千と千尋の神隠し』 8

燃燈の下では、各支会ごとに献燈の受付を行っている(▼)。

まるで 『千と千尋の神隠し』 8

「法華三昧堂」 は、僧侶と信徒教育のための文化室や、貴賓用客舎、会議室、事務室、各信徒会事務室、食堂(香積堂=1,000人収容可能)などが入っている建物。約1,700坪の5階建て鉄筋コンクリートの建物で、1987年に完工したそうだ。

建物は 「コの字」 型になっている。階段を上がって廊下部分に出ると、先ほどまでは頭上にあった燃燈が、眼下一面に広がって見える。圧巻だ。向こうに見えている建物が1万人を同時に収容できるという 「止観殿」(▼)。

まるで 『千と千尋の神隠し』 8

「止観殿」 の瓦屋根部分や外壁部分には 「봉축」(奉祝)というハングルや 「佛」 という漢字が小さい燃燈で描かれている。夜になるとこれらの文字にも灯りがともされる(▲)。

まるで燃燈のじゅうたんの中からにょきっと建っているように見える 「梵鐘閣」と、その向こうには53体の仏像が彫刻されている 「8面9重大石塔」 が見えている(▼)。

まるで 『千と千尋の神隠し』 8

「大雄寶殿」 正面に設置された1対の용등(龍燈)(▼)。夜になると龍燈にも灯りがともされる。

まるで 『千と千尋の神隠し』 8

眼下には燃燈のじゅうたん。

まるで 『千と千尋の神隠し』 8

つづく


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