2012年05月18日

釜山国際演劇祭 1

5月4~13日まで、「Hello, Asia!」 をテーマに 「第9回釜山国際演劇祭」 が開かれた。普段から演劇をよく観るというわけではないのだが、今回は 「青年団」 の 『Suddenly Married』(原題 『隣にいても一人』)が上演されるとのことで夫と観に行くことにした。 劇作家・演出家の平田オリザさんが書き、演出した作品だ。

当初、チケットは当日会場で買うつもりだったが、釜山銀行でBCカードを提示して購入すれば割引があると聞いたので、前日に購入。実際には 「BCカードを提示」 ではなく 「BCカードで購入」 だったが、15,000wが20%引で12,000wになった。

購入時、画面を見ながら座席を選ぶのだが、その時点での空席は最後列に13席ほどしか残っていなかった。同劇場は200席あるので、ほぼ9割がた埋まっているということになる。

もしかして、画面に表示されていた空席は釜山銀行に割り当てられた座席の中での空席で、実際にはもう少し空席があるのかもしれないと思いつつ会場に向かったが、やはりそうではなかった。ほぼ満席状態。こんなに人気だとは驚いた。大学生くらいの若い世代が多いようだ。

釜山国際演劇祭 1

私たちは最後列の席。小劇場なので、舞台が遠すぎて見づらいということはない。席につくと同時に夫が私にささやいた。「この列の端に座ってる人、平田オリザさんだよ」。

釜山国際演劇祭 1

驚いた。ご本人だ。まさか客席に座っているとは思いもよらなかったし、周囲にまぎれていたので私は全く気が付かなかった。韓国人の観客も、気づいている人はほとんどいなかったのではないだろうか。開演まで本を読んだりして待っていらっしゃった。

観客が続々と入ってき、開演まで間もなくという頃、会場の後ろの方でスタッフが何やら相談している。どうも、前列に座る予定の団体客が遅れてくるらしい。団体が遅れて入ってきてぞろぞろと前方の席まで移動するのは公演の妨げになるので、団体客には私たちの座っていた最後席に座ってもらうことになり、代わりに私たちがその前列の席に移動することになった。

何という幸運!! 最後列の席から、前から3列目の席へ移動。ステージは目の前だ。棚からぼた餅とはまさにこのこと。移動した後、スタッフが 「この席で大丈夫でしょうか」 と。都合で席を移動してもらったためそう聞いてくれたのだが、大丈夫も何も、いいに決まっている。むしろこちらがありがとうと言いたいくらいだった。

釜山国際演劇祭 1

さて、いよいよ開演の時間。まずは釜山国際演劇祭のマスコットボーイが前に出て歓迎の挨拶。韓国語に続いて英語でも。かなり緊張したはずだと思うが、表現力豊かに立派に挨拶していた。会場からも大きな拍手。

釜山国際演劇祭 1

つづく


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