2012年04月15日

一見の価値あり!! 12발상모 9

つづき

장구(チャング)6人の演奏(▼)。チャングは右手に열채(ヨルチェ)という竹でできた薄いバチを、左手には궁채(クンチェ)/궁편(クンピョン)というバチを持って演奏する。クンチェ(クンピョン)の軸の部分は竹の根で、先の丸い部分はオノオレカンバでできている。

太鼓に張られているのは羊、馬、牛、犬などの皮。右側の皮はヨルチェで、左側はクンチェ(クンピョン)で叩くか平手で叩く。クンチェは主に左側を叩くが、右側と往復しながら叩いて演奏することもある。私も文化体験で一度チャングを叩いてみたことがあるが、これがなかなか難しい。



続いて채상모(チェサンモ)の単独演技。いとも簡単そうに長いチェを操っているが、これも実際には相当難しいのだろう。身体を傾けて回転する最後の部分は特にお見事(▼)。



そして부산농악(釜山農楽)のトリを飾るのは、열두(12)발상모(ヨルトゥーバルサンモ)(▼)。발(パル)は昔の長さの単位 「尋(ひろ)」。文字通り12尋(約18~20m)の長い채(チェ)のついた전립(ジョンリッ)をかぶって舞う。実際には18~20mもの長さはないが、こんなに長いチェを巧みに操る姿は一見の価値あり。



以上で釜山農楽(釜山広域市指定無形文化財第6号)は終了。続いて、この日のメイン公演 「수영야류(水営野遊)」(重要無形文化財第43号)が披露される。

つづく


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