2012年03月16日

釜山生まれの写真作家 2

つづき

釜山市立美術館で2月29日~4月15日開かれている 『임응식과 한국현대미술전』(イム・ウンシクと韓国現代美術展)は、釜山生まれの写真作家イム・ウンシク氏(▼)の生誕100周年を記念したもの。

釜山生まれの写真作家 2

2階の大展示室に入るとすぐのところには、イム・ウンシク氏の一生(上段)と韓国写真史(下段)を対応させて、年表形式で展示してある(▼)。

釜山生まれの写真作家 2

面白い展示方法ではあったが、写真の説明文などがガラス板に小さめの黒字で書かれているため、非常に読みづらかったのが残念だった。

釜山生まれの写真作家 2

さて展示は4部から成る。1部はイム氏の初期の作品から60年代までの芸術写真を展示した 「記録の芸術、芸術の記録」。

2部 「イム・ウンシクと釜山」 では、1945年の解放以降から1952年の韓国写真作家協会創立前まで、彼が主に活動してきた釜山地域を中心に、彼の初期作品と、彼とともに活動してきたジョン・インソンなど、釜山地域の写真家らの作品が展示されている。

3部 「イム・ウンシクと人々」 では、1969年に彼が建築雑誌 『공간』(空間)の主幹となり、新しく始まった連載にのせるために撮った芸術人の人物、作業写真などが展示してある。

4部 「イム・ウンシクと韓国現代美術」 では、彼が生前交流を深めていた美術人との関係に焦点を当てている。画家の顔と、その画家が描いた絵を同時に鑑賞できる。

有名な 「아침(朝)」(1946▼)や、

釜山生まれの写真作家 2

「구직(求職)」(1953▼)をはじめ、数多くの作品が展示されている。

釜山生まれの写真作家 2

釜山生まれの写真作家 2

釜山生まれの写真作家 2

いずれもまるで自分がその場面にいるかのように思えるほどの臨場感で、こちらに迫ってくる。人物はその人の鼓動や息づかいまで、風景はその場の匂いや音まで感じられるかのようだ。

中でも、朝鮮戦争(1950~53)当時の様子を収めた写真は、特に印象的だった。「피난길(避難の道)」(1950▼)。

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「명동 거리(明洞の通り)」(1950▼)。北の攻撃で建物が破壊されている。

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「전쟁고아(戦争孤児)」(1950▼)。当時イム・ウンシク氏は38歳。戦争で破壊された街並みを前に、どういう思いでシャッターを切っていたのだろう。

釜山生まれの写真作家 2

つづく


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