2011年12月02日

韓国大学生日本語ディベートプレ大会

11月26日に釜山大学で開かれた 「韓国大学生日本語ディベートプレ大会」 を夫と見に行った。その名の通り、韓国の大学生が日本語でディベートするもの。主催は 「韓国大学生日本語ディベート大会運営委員会」。会場は人文館206号室。

ディベートはある論題について異なる立場に分かれて討論することだが、一般的な討論とは違い、所定のルールにのっとって行われる一種の 「試合」 なのだそうだ。

各チーム4人のメンバーが、与えられた議題について 「立論」、「質疑」、「反駁(はんばく)」 という役割を担う。それぞれ時間も厳格に決められており、最終的には審判が審査する。

韓国でも英語ディベート大会は盛んに行われているが、日本語ディベート大会はこれが初めてのことだそう。台湾では、すでに日本語ディベート大会は盛んに行われているそうで、将来的には韓国・台湾・日本のチームが国際親善試合を行うことも視野に入れているとのことだ。

この日の参加チームは8チーム(慶星・新羅・東西・釜山情報・釜山・東義・釜山外国語・昌原の各大学)。午前中から昼休みをはさんで予選が行われ、午後に決勝戦が行われるという日程。

私たちは予選の最後の方から観戦させてもらった。この日の論題は 「韓国の全ての高等学校は、部活動を必修科目にするべきである」。

韓国大学生日本語ディベートプレ大会

各チーム全力を尽くして戦う。母国語でも難しそうな内容を、外国語でしかも皆が注目するなか発表するというのは、かなりのプレッシャーだろうと思うが、それぞれの学生さんが大健闘。

韓国大学生日本語ディベートプレ大会

8大学の中で決勝戦に進んだのは、東西大学と釜山大学(▲)。それぞれ全力を尽くし、審判5人の審査の結果、3対2という接戦で東西大学(▼)が優勝。

韓国大学生日本語ディベートプレ大会

準優勝の釜山大学(▼)。プレ大会は大盛況のうちに終了した。

韓国大学生日本語ディベートプレ大会

参加した学生にとってこの大会は、日本語学習に対するより大きなモチベーションになったようだ。また観戦した私も、同じく外国語を学ぶ立場の者として大いに刺激を受けた。

今回のプレ大会に続き、来年5月には 「第1回韓国大学生日本語ディベート大会」 が開催される予定だそうだ。釜山発・韓国で初めての日本語ディベート大会、これから全国的に発展していけばいいなと思った。


同じカテゴリー(日本語を学ぶ外国人)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
韓国大学生日本語ディベートプレ大会
    コメント(0)