2011年10月06日
ブログのご縁
Fさん・Yさんと 「소예(ソイェ)」 で昼食をいただいた日の夕方、夫と私は別の方との約束があった。Fさんと同じく、このブログを通して知り合ったOさんと、私たちのお気に入りのお茶屋さんでお会いすることになっていたのだ。
ところが、Fさん・Yさんもお茶屋さんのぜんざいやパッピンスを食べてみたいということで、急遽一緒にお茶屋に行くことになった。店にはOさんとの約束の時間より少し早めに着いた。いまや店のトレードマークになった、店頭のたくさんの丸太(▼)。
よく見ると、ところどころの丸太の断面に 「팥」、「빙」、「수」、「단」、「죽」 と、 「팥빙수(パッピンス)」 や 「단팥죽(タンパッチュッ=ぜんざい)」 に使われるハングルが1文字ずつプリントされている。

店内はあいかわらずたくさんの客で賑わっていた。夏にはパッピンスしかないが、真夏以外の時期にはぜんざいも販売している。この時期は両方販売しており、パッピンスを食べている人もいればぜんざいを食べている人もいる。
約束の時間になりOさんと合流。私たちはぜんざい(2,000w)を注文。この店のぜんざいはシナモンパウダーがトッピングされている。夫も私もシナモンより抹茶パウダーの方が好きなので、ぜんざいを注文するときはいつも抹茶パウダーに替えてもらうよう頼むのだが、この日はうっかり頼み忘れてしまった。

福岡にお住まいのOさんは、釜山にもう10回以上来られており、ガイドブックにはのっていないような穴場のおいしい店などもよくご存知だ。今回の訪韓の目的の1つは、Fさんと同じく映画祭。ほかにもいろいろなご予定があるそうだ。
お茶屋のテーブルを囲んで、この日初めてお会いするFさんとYさん、そしてゆっくりお話するのは初めてのOさん、私たち夫婦の5人が並ぶ。ブログがなかったらきっとこういう席はなかったことだろう。ブログを通してのご縁に感謝だ。
大きなテーブルには韓国人のおばさん3人も相席していたのだが、やがてそのうちの1人がFさんとYさんの前に置かれたパッピンスとぜんざいをじっと見始めた。
そのうち、FさんやYさんのお顔を交互にじっと見始めた。日本語で話していたので、私たちが日本人であるということは分かっている。もしかしたらそのおばさんも日本語ができ、日本語で何か話しかけようとしてくれているのだろうかと思っていたら、やがてパッピンスとぜんざいを指さした。
「しゃべってばかりいないで、早く食べなさい」 と言いたげな様子。FさんとYさんはそれぞれ、ぜんざいは熱々すぎて食べられないので少し冷めるまで待っている状態で、パッピンスも冷たすぎるので少し溶けるのを待っている状態だったのだが、おばさんの視線は明らかに早く食べなさいと言っている。
おばさんに 「熱いから冷めるのを待っているんです」 と言うと、おばさんはパッピンスに視線を移す。「パッピンスは熱くないんだからすぐ食べられるでしょ」 と言いたげだ。
そのうち 「日本にはこういうパッピンスがないんだってね」 とか 「日本って太刀魚がものすごい安いんだってね。韓国の半額ぐらいだって聞いたわ」 などといろいろ話しかけてこられる。
知らない人でも知り合いかのように気軽に話しかけてくるおばさんを見ると、やはり釜山は大阪に似ていると感じる。
私たち5人はそれぞれパッピンスやぜんざいをいただきながら、楽しくおしゃべり。話題は自然と映画祭や韓流スターの話に。Oさんもかなりお詳しいので、Fさんとも話がよく通じるようだった。
ひとしきりおしゃべりを楽しんで、私たちは店を出た。この日パッピンス屋には、太極旗が揚げられていた。この店だけでなく、1週間ほど前から街じゅうあちこちに掲揚されていた。10月3日の개천절(開天節=ケチョンジョル)のためだ。

보성녹차(宝城緑茶=ポソンノクチャ)釜山支社
釜山市水営区南川洞363-3
(051) 625-5544
営業時間:10~22時
定休日:なし
ところが、Fさん・Yさんもお茶屋さんのぜんざいやパッピンスを食べてみたいということで、急遽一緒にお茶屋に行くことになった。店にはOさんとの約束の時間より少し早めに着いた。いまや店のトレードマークになった、店頭のたくさんの丸太(▼)。
よく見ると、ところどころの丸太の断面に 「팥」、「빙」、「수」、「단」、「죽」 と、 「팥빙수(パッピンス)」 や 「단팥죽(タンパッチュッ=ぜんざい)」 に使われるハングルが1文字ずつプリントされている。
店内はあいかわらずたくさんの客で賑わっていた。夏にはパッピンスしかないが、真夏以外の時期にはぜんざいも販売している。この時期は両方販売しており、パッピンスを食べている人もいればぜんざいを食べている人もいる。
約束の時間になりOさんと合流。私たちはぜんざい(2,000w)を注文。この店のぜんざいはシナモンパウダーがトッピングされている。夫も私もシナモンより抹茶パウダーの方が好きなので、ぜんざいを注文するときはいつも抹茶パウダーに替えてもらうよう頼むのだが、この日はうっかり頼み忘れてしまった。
福岡にお住まいのOさんは、釜山にもう10回以上来られており、ガイドブックにはのっていないような穴場のおいしい店などもよくご存知だ。今回の訪韓の目的の1つは、Fさんと同じく映画祭。ほかにもいろいろなご予定があるそうだ。
お茶屋のテーブルを囲んで、この日初めてお会いするFさんとYさん、そしてゆっくりお話するのは初めてのOさん、私たち夫婦の5人が並ぶ。ブログがなかったらきっとこういう席はなかったことだろう。ブログを通してのご縁に感謝だ。
大きなテーブルには韓国人のおばさん3人も相席していたのだが、やがてそのうちの1人がFさんとYさんの前に置かれたパッピンスとぜんざいをじっと見始めた。
そのうち、FさんやYさんのお顔を交互にじっと見始めた。日本語で話していたので、私たちが日本人であるということは分かっている。もしかしたらそのおばさんも日本語ができ、日本語で何か話しかけようとしてくれているのだろうかと思っていたら、やがてパッピンスとぜんざいを指さした。
「しゃべってばかりいないで、早く食べなさい」 と言いたげな様子。FさんとYさんはそれぞれ、ぜんざいは熱々すぎて食べられないので少し冷めるまで待っている状態で、パッピンスも冷たすぎるので少し溶けるのを待っている状態だったのだが、おばさんの視線は明らかに早く食べなさいと言っている。
おばさんに 「熱いから冷めるのを待っているんです」 と言うと、おばさんはパッピンスに視線を移す。「パッピンスは熱くないんだからすぐ食べられるでしょ」 と言いたげだ。
そのうち 「日本にはこういうパッピンスがないんだってね」 とか 「日本って太刀魚がものすごい安いんだってね。韓国の半額ぐらいだって聞いたわ」 などといろいろ話しかけてこられる。
知らない人でも知り合いかのように気軽に話しかけてくるおばさんを見ると、やはり釜山は大阪に似ていると感じる。
私たち5人はそれぞれパッピンスやぜんざいをいただきながら、楽しくおしゃべり。話題は自然と映画祭や韓流スターの話に。Oさんもかなりお詳しいので、Fさんとも話がよく通じるようだった。
ひとしきりおしゃべりを楽しんで、私たちは店を出た。この日パッピンス屋には、太極旗が揚げられていた。この店だけでなく、1週間ほど前から街じゅうあちこちに掲揚されていた。10月3日の개천절(開天節=ケチョンジョル)のためだ。
보성녹차(宝城緑茶=ポソンノクチャ)釜山支社
釜山市水営区南川洞363-3
(051) 625-5544
営業時間:10~22時
定休日:なし
Posted by dilbelau at 09:09│Comments(0)
│伝統茶・パッピンス・ぜんざい