2011年07月18日

色とりどり石釜飯

先日、日本から友人が釜山に遊びに来た。近いので気軽に来られるし食べ物もおいしいと、釜山のことを気に入ってくれている。私たちが釜山で暮らし始めてからの数年間で、すでに7~8回ぐらいは来ているのではないだろうか。釜山のことを気に入ったと聞くと、まるで自分の故郷のことをほめられたような気がして、とても嬉しい。

この日は友人と私たち夫婦の3人で、西面で夕食。向かったのは、拡張移転して最近オープンした 「고향맛(コヒャンマッ)」。注文を済ませると、友人が 「そういえばこんなものがあるんだけど・・・」 と見せてくれたのは携帯電話。

どこにでもあるようなごく普通の携帯電話なのだが、何とそれは友人が宿泊しているロッテホテルの客室に備え付けられているものなのだそう。主に、韓国で使える携帯電話を持っていない海外からの観光客を想定してのサービスだろう。空港にも携帯電話のレンタルサービス(有料)はあるが、ロッテホテルのものは無料。もちろん発信電話には料金がかかるが、着信は無料で自由に使えるのだそうだ。

ケータイには小さなストラップがついており、そのケータイの電話番号が書かれている。また待ち受け画面には、ロッテホテルの代表番号と宿泊客の客室番号が表示される。

韓国は日本以上にケータイの普及率が高いため、街なかで公衆電話を見つけるのはなかなか難しい。旅行中もし何かあったときにはすぐケータイからホテルのフロント(日本語可能)にかけられるので安心だ。また、旅行中に韓国の友人などと連絡を取るときにも便利。これはなかなか痒いところに手が届いたサービスだ。

さてそんな話や日本の様子などをおしゃべりしていると、料理が運ばれてきた。例によっておばさんが次々とお皿を並べていく。この日注文したのは 「고향영양돌솥밥(栄養石釜ご飯)」(9,000w)。注文を受けてから釜飯を炊き上げるので20分ほどかかる。石釜の木のフタを開けると、各種豆類やカボチャなどが炊き込まれた色鮮やかなご飯が姿を現す。

色とりどり石釜飯

ご飯は全部お茶碗に移し、内側にご飯が焦げ付いた石釜に숭늉(スンニュン=おこげの飲み物)を入れて、またフタをしておく。そうすると食後には焦げ付いたご飯がふやけて石釜から簡単にはがれ、香ばしいスンニュンをいただくことができる。

色とりどり石釜飯

おいしい料理をいただきながら話に花が咲き、とても楽しいひとときとなった。

色とりどり石釜飯

食後には、友人が日本を出るときに空港で買って来てくれた神戸のおいしいシュークリームを。久しぶりに日本のスィーツをいただいたが、やはり大変おいしかった。Sさん、ご馳走さまでした!

色とりどり石釜飯

고향맛
(051) 803-1363
西面ロータリーを南へ、1つ目の角にあるHK저축은행(貯蓄銀行)の地下1階


同じカテゴリー(ご飯類)の記事
具なし一口海苔巻き
具なし一口海苔巻き(2013-12-25 09:06)

男女で違うご飯の量
男女で違うご飯の量(2013-11-21 08:54)

久々のプチプチご飯
久々のプチプチご飯(2013-09-15 09:32)

シジミづくしランチ
シジミづくしランチ(2013-08-21 08:55)

真心いっぱいの鶏粥
真心いっぱいの鶏粥(2013-08-14 08:32)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
色とりどり石釜飯
    コメント(0)